もくじ
テレビのウソ
薄々感づいている方も大勢いらっしゃると思うが、テレビの世界にはウソが蔓延しておる。
もう、ウソで塗り固められておる。
ので、今回はそういったウソのいくつかを暴いていくことにする。
テレビ関係者は震えて読んでいただきたい。
第一のウソ「このあとすぐ!」
ある番組が終わり、次に始まる番組の予告が始まる。
予告の最後で、だいたい
「このあとすぐ!」
と言うのだが、必ずすぐには始まらずCMが始まる。
数本のCMが終わって、ようやく予告していた番組が始まるも、アバンなどと呼ばれる今回のラインナップ的な内容が放送されたあと、またCMに入ったりして本編はなかなか始まらない。
どこが、このあとすぐ!なんだ!と思うことになる。
そのため、テレビで
「このあとすぐ!」
と言ったら、
「始まるまでまだだいぶ時間があるな」
と思っていただいて差し支えない。
第二のウソ「CMのあともまだまだ続きまーす!」
生放送の番組に多い。
その番組のメインのコーナーなども終わって終盤に差し掛かり、CMに入る段になって司会者が
「CMのあともまだまだ続きまーす!」
と言う。
でCMがあけると
「ではまた来週のこの時間をお楽しみに!」
程度の軽いエンディングがあるだけである。
どこがまだまだ続くんだ!すぐに終わったじゃねえか!と言いたくなる。
そのため、テレビで
「CMのあともまだまだ続きまーす!」
と言ったら
「もう間もなく終わるんだな」
と思っていただいて差し支えない。
第三のウソ「鶴瓶の家族に乾杯」
NHKの長寿番組、〝鶴瓶の家族に乾杯〟にもウソがある。
「え!だって、あの番組は、鶴瓶師匠と週ごとに変わるゲストがぶっつけ本番で旅をして」
「出会う人たちと触れ合うっていう完全なロケ番組じゃないの!」
「その模様を後日スタジオで出演者一同で観て、感想などを語り合うって番組でしょ!」
「それのどこにウソがあるの!」
「全部演出通りだっていうの!」
という方もいらっしゃるが、そうではない。
番組自体は何の仕込みもない、本当にぶっつけ本番で旅をして、人ん家に土足で上がりこんだりしているわけである。
(土足ではありません)
では、番組のどこにウソがあるかというと、鶴瓶師匠が箸で何かを食べるシーンにある。
というか箸で食べるシーンをスタジオでみている鶴瓶師匠の発言にウソがある。
自身が旅先で箸で食事をするシーンを、スタジオで観た鶴瓶師匠は、視聴者に対して必ず
「箸の持ち方ヘタですいませんネ」
と自分自身の箸の持ち方の悪さをお詫びするのである。
「箸の持ち方ヘタですいませんネ」
※写真は「箸の持ち方ヘタですいませんネ」と言っている師匠。
これがウソである。
「箸の持ち方ヘタですいませんネ」
と口では言っているが、何も心から詫びている訳では無い。
というか、微塵も悪いとは思っていない。
ただ、恐らく過去にこの番組での鶴瓶師匠の箸の持ち方に対して苦情が多数寄せられたのだろう、それを回避するために
「おい、コラ」
「箸の持ち方が悪いからっていちいち苦情の電話を入れてくるんじゃねえぞ」
「ガタガタ抜かすと東シナ海に沈めるぞ」
と思っているが、そうは言えないので、クレーム回避の苦肉の策として、あくまで表向きは笑顔で、苦情がくる前に
「箸の持ち方ヘタですいませんネ」
「箸の持ち方ヘタですんまへんナ」
「箸の持ち方ヘタですんまねへんデ」
〝ギロリッ〟
と、あらかじめ念を押して睨みを利かせているのである。
※写真は、「箸の持ち方ヘタですんまへんな」と言っている時の師匠の心象風景。
鶴瓶の気持ち
鶴瓶の家族に乾杯のテーマソングはさだまさしの「Birthday」である。
この曲の歌詞はこう来る。
幸せをありがとう、ぬくもり届きました
なによりあなたが元気でよかった
宝物をありがとう、思い出届きました
生まれてきてよかった
だが、鶴瓶師匠は箸の持ち方に苦情を寄せる視聴者に対しては
「生まれてきたことを後悔させたろかい」
と思っていることが判明したのである。
(してません)
本日は、12月23日、鶴瓶師匠、お誕生日おめでとうございます。
私も箸の持ち方は悪いです。
つりばんど 岡村
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