【懐かしの戸締まり用心火の用心のCM】日本船舶振興会、日本防火協会のCMを書き起こす!①

1980年代に小学生だった人の条件反射

世の中に条件反射は数あれど、我々世代は

〝チャンッ!チャンッ!〟

と二回拍子木を打つ音がすると

「戸締り用心♪火の用心♪」

と脳内で歌いだしてしまうという条件反射が植え付けられている。

等と書いても若者読者には何のことだがサッパリわからんと思うので、この戸締り用心、火の用心について説明することにします。

戸締まり用心、火の用心のCMの記憶。

この戸締り用心火の用心とは、夕方にテレビで毎日放送されていたCMソングである。

なんのCMかというと実の所、我々世代でもよくわからない。

とにかく夕方にアニメの再放送を観終わった直後、だいたい夕飯直前ぐらいのタイミングでテレビから

〝チャンッ!チャンッ!〟

と拍子木を打つ音が聞こえ

「閉じまーり用~心♪火の用~心♪」

「閉じまーり用~心♪火の用~心♪」

と曲が始まり最終的には白髪のお爺さんが出てきて

「街をキレイにしよう!」

などと言い大勢で

「一日一善ーーーーッ!!!!」

と叫んで終わるというCMというよりは道徳のミニ番組みたいな感じで眺めておったのだ。

あのCMはいつの間にか観なくなったのだが、未だによくわかっておらん上、それを読まされる人はよっぽど何のことだがわからんと思うので、とりあえず書き起こしてみる。

戸締まり用心、火の用心のCMを書き起こす(月曜日編)

まずドドンと画面にどアップで〝防火〟とこう来る。続いて

と、ここで

〝チャンッ!チャンッ!〟

お拍子木がリズムよく二回鳴る。

続いてその日の曜日がテロップで表示。火の用心の最後尾に大太鼓を抱えて並ぶ、高見山大五郎。

どうでもいいけどモミアゲがすごい。

で子供の声で合唱が始まる。

「戸締り用心♪火の用心!」

隊の先頭で狂ったように纏を振っているのはこの曲の作曲者、天才、山本直純。

拍子木を持った白髪のオジイさん登場。この人は日本船舶協会の笹川会長。

高見山ジェシー、嬉しそうに大太鼓を打ち鳴らしている。

で、

「戸締り用心♪火の用心!」

と二回歌う。

山本直純、元気一杯である。

ここまでは最初の曜日のテロップ以外は毎日同じ。

ここからが毎日、曜日によって歌詞が違う。この日は月曜日なので

「月に一度は大そうじ♪」

と、ごみ拾いをするチンパンジーコンビ登場。

このコンビは毎日登場し、次回からはチンパンコーナーとして紹介します。

子供たちも一緒にゴミ拾い。

で、

「げんげん げん気な月曜日♪」

月曜の〝げ〟と元気の〝げ〟で、げんげん げん気な月曜日とは、無理があるのも甚だしいが、まあいいのである。

最後に笹川会長の曜日ごとに決まったセリフが入る。この日は月曜日の歌詞である

「月に一度は大掃除♪」

にかけて

「街をキレイにしよう!!」

と言う。

これは毎回、CMの締めとして笹川会長が言う言葉である。

次回からは笹川会長の締めの一言コーナーとして紹介します。

これ以降はまた毎日同じなのだが、〝一日一善〟とテロップが表示され、全員で

「一日、いちぜええええええええええん!!!!」

と叫ぶ。

すると突然

ブブウウウウンと、六台の競艇のボートが登場し、男性のナレーションで

「モーターボートの収益金は、防犯、防火のために役だっています!」

と言い

「戸じまり用心 火の用心 日本防火協会」

と出て、拍子木は

チャンチャンチャンチャンチャンと鳴って終了。

 

書き起こしてみたはいいが、なんだこれ?

続編では、各曜日の歌詞と、さらなる謎に迫ります。

(続く)

 

 

 

 

 

 

投稿者:

つりばんど 岡村

「健やかなるときも、病めるときもアホなことだけを書くことを誓いますか?」 はい、誓います。 1974年生まれ。愛知県出身、紆余曲折の末、新潟県在住。 詳細プロフィールはこちら