【敵は生島ヒロシ】私、生島ヒロシが嫌いです!

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私たちが生島ヒロシを嫌いなわけ

 

昭和49年生まれは間違いなく生島ヒロシが嫌いである。

なぜなら私たちが高校生の頃、1991年頃。

 

今でもやっている長寿番組のミュージックステーション。

MCはもちろんタモさんだが、当時、アシスタント司会者だったのが生島ヒロシだった。

 

 

生島は番組中、ことあるごとに

 

「タモさーん!」

 

と大声を張り上げる。

 

張り上げるというより、張り上げるだけ。

ただもうそれだけ。

 

タモさんがボケれば

 

「タモさーん!」

 

タモさんがツッコめば

 

「タモさーん!」

 

生島が進行を忘れたら

 

「タモさーん!」

 

ミュージシャンが喋らねば

 

「タモさーん!」

 

と、のべつ幕なく、タモさん連呼。

 

タモさんと叫ぶだけで金を受け取っていたのである。

 

そのため、当時の高校生のほとんどは、口に出しては言わないが街で生島を見かけたら殴ろうと思っていたのである。

 

福澤アナの「ジャストミート!」

EXテレビの金曜日、森脇健児の

 

「ルーさーん!」

 

と、ただ吠えていただけの状況に似ている。

 

生島許すまじ

 

当時、これまた未だに続く長寿番組のアッコにおまかせ。

 

副司会者は、にっくき生島ヒロシ。

 

 

この番組で、生島は何をしておったか?

 

タモさん不在で、タモさんと叫ぶわけにはいかない。

 

その時、悩みに悩んだ生島ヒロシはどうしたか?

 

タモさんを、アッコさんに置き換えたのである。

 

アッコがボケれば

 

「アッコさーん!」

 

アッコがツッコめば

 

「アッコさーん!」

 

吉村がスベっても

 

「アッコさーん!」

 

なんでもかんでも

 

「アッコさーん!」

 

で押し通したのである。

 

メイン司会者の名前を叫んで金に変える。

 

ここにもバブル時代の錬金術の縮図が見られるのである。

 

ちなみに改めて調べてみると、ミュージックステーション、アッコにおまかせ、両方とも生島は、1991~2年頃には降板しているので、当時の私の意見は世間の意見と同じであったと思われる。

 

再びやってきたIKUSHIMA

 

しかし最近は、めっきり生島ヒロシを見かけなくなってやれやれと思っていたにもかかわらず、ライザップのCMで、久方ぶりに生島が私の目の前に登場したのである。

 

ライザップのCMがテレビから流れる

 

画面には、おどろおどろしい音楽にのせて、腹が出ているのを気に病んでか、パンツ一丁でうつむきながら、拗ねたような顔をしている生島が映し出される。

 

※こんな感じである。

 

『別にいい』と思う。

『放っとけばいい』とも思う。

『俺にとっては過去の人間だ』と自分に言い聞かせる。

 

CMは続く

 

おどろおどろしい音楽が続き、生島はその出っ張った腹をさすったり、つまんだりする。

 

『別にいい』

『放っておけばいい』

『私ももういい大人だ』

『高校生ではないし腹が立つこともない』

 

CMは転調する

CMは、おどろおどろしい音楽から一転、明るいファンファーレじみた音が響き、痩せて、且つ必要以上に日焼けした生島が満面の笑みでガッツポーズをとる。

 

 

『べ、別に、いい』

 

『ほ、放っておけば、いい。ぐぐぐ。』

 

と思った直後、生島は両腕を、てのひらを上に向ける形でつきだし、画面の向こうからこちらを挑発的な視線をおくり、あまつさえ、その10本の指をクネクネと動かしながら、

 

「こっちへ来いよ」

 

と言わんばかりに、何か口を動かしながら、大きく手招きするのである。

 

 

「カモーン!カモーン!」

 

もしくは

 

「トラーイ!トラーイ!」

 

と言っているように見える。

 

『ほ、ほ、っほ、放っとけばいい。。。。』

 

『俺の人生に、生島のことを考える時間は一切無い』

 

ってここまでなめられて、放っとけるかー!

生島コラーーーッ!

生島てめえ!

何年経ってもてめえだけはー!!!

 

あ、しまった。私は大人だった。

はあ、はあ。

取り乱しましてすみません。

生島ヒロシさん、大好きです。
ウソですけど。

 

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つりばんど 岡村

「健やかなるときも、病めるときもアホなことだけを書くことを誓いますか?」 はい、誓います。 1974年生まれ。愛知県出身、紆余曲折の末、新潟県在住。 詳細プロフィールはこちら

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