【都道府県名が県庁所在地と不一致な都市】  春日井市について考える

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あなたの出身地は

 

「どちら出身ですか?」

 

と聞かれると

 

「名古屋です」

 

と答える。

 

するとだいたいの土地を理解してもらえる。

しかし正しくは、名古屋市ではなく愛知県の春日井市というまちであり、そのことを知った人からは

 

「名古屋じゃないじゃん」

 

と言われる。

 

大阪の枚方市出身のやつとかから言われがちである。

 

「春日井ですって答えーや」

 

と、こちらが出身地詐欺を行っているぐらいの言いぐさである。

 

しかし

 

では冒頭の質問に対して正しく

 

「春日井市です」

 

と答えても

 

「え?」

 

「春日部?埼玉の?」

 

といわれてしまう。

 

「いや〝愛知県です〟と答えればいいでしょ」

 

と、これまた大阪の枚方のやつから言われがちだが、愛知県と答えたら答えたで

 

「ああ、みかんの~」

「瀬戸内海ですよねえ」

 

などとだいたい愛媛県と間違われる。

 

「いや、愛知県、ほら名古屋のあるシャチホコや味噌カツの」

 

などと説明してようやくわかってもらえる状況である。

 

「かすがい・・・?」

「ああ、飴のね」

   

となんだか不名誉な覚えられ方をするのである。

仙台とならび県庁所在地が県名になってしまった悪い例である。

いっそ 「尾張です」 と廃藩置県がなかったことにして答えたくなる。

 

醜い争い

 

逆に枚方のやつに対して

 

「どこ出身?」

 

と聞くと

 

「大阪やで」

 

と答えるので

 

「いや枚方だろ?」

 

というと

 

「いや、大阪やん大阪で間違いないやん」

 

と都道府県名が県庁所在地であることを笠に着て平然と居直るように出身地詐欺を行うのである。

 

「大阪市と枚方市は離れてるが、名古屋市と春日井市は本当に密接してて電車で二駅で名古屋市なんだよ!」

「でも、名古屋市じゃないやん」

 

  という言い合いになり、最終的には

 

「春日井はイチローの出身地だぞ!」

「枚方はハイヒール・リンゴの出身地だ!」

 

などと、春日井市民と枚方市民はいがみ合うのである。

 

(いがみ合ってません)

 

そういういがみ合いを防ぐため、私は新たなルールを提唱したい。

それは、

もうこの際、出身地は自分の県庁所在地のある土地名を言ってもいいことにしよう!

 

というものだ。

そうすればこういう問題は解決される。

例えば、相模原のやつが横浜出身と言っても、勘弁してやってくれ! 気仙沼のやつが仙台出身といっても勘弁してやってくれ!

 

実は

 

ここだけの話、イチローさんは春日井市出身ではなくて、隣の西春日井郡ってところなんだが、俺にとっては春日井だからそれでよし!

 

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つりばんど 岡村

「健やかなるときも、病めるときもアホなことだけを書くことを誓いますか?」 はい、誓います。 1974年生まれ。愛知県出身、紆余曲折の末、新潟県在住。 詳細プロフィールはこちら

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