もくじ
ハロルド作石先生作品の影響
漫画家のハロルド作石先生とは全く面識はないが、同郷で、中学校の6年先輩であることもあって、勝手に親近感をもち、もちろん作品がとてつもなく面白いのが前提だがデビュー作の『ゴリラーマン』から全作読んでいる。
彼の、映画化もされた『BECK』というバンドを描いた作品の連載が開始されたころ、この作品の中に夜、学校のプールに忍び込んで憧れの女性と泳ぐ美しいシーンがある。
そんな経験は自分にはないのだが、周りの友人に聞いてみるとみんな嘘か本当かしらないが、夜の学校のプールに忍び込んで泳ぐことは一回ぐらいは経験があるという。
私がアホであることをこのブログを読んでいる人は全員しっていると思うが
(知っています)
アホ故、何事にも影響を受けやすく、
「俺は工業高校で、学生生活にはそんな思い出はなかった!」
「俺も夜のプールで泳ぎたい!」
「青春を取り戻す!!」
と、思っていたところ、夜に散歩をしていたら、ちょうど季節が夏であり、当時住んでいた都内某市の屋外市民プールがあったので絶対にやってはならないことなのだが、くれぐれも、絶対にやってはならぬことなのだが、衝動的に忍び込むことにした。
(アホ)
一応、誰か見ていないか周りを見渡す。
人はいなかったが、プールを取り囲むフェンスに
〝このプールは24時間機械監視されています〟
とプラスチック製の注意書き看板が掲げられている。
プールに忍び込んではいけません!
改めて辺りを見渡すが、機械で監視しているようにはとても見えない。
「機械監視?」
「面白い」
「ロボコップ呼んで来い!」
などと訳のわからんことを思い決心を固めたが、フェンスの上には案の定、鉄条網が張り巡らされている。
フェンスを掴んで一歩一歩登っていきながら
「ノーロープ」
「有刺鉄線」
「電流爆破」
「デスマッチ」
などと恥ずかしながら大仁田厚直撃世代として、口にしつつ頂上へ到達。
多少の鉄条網での傷には目をつむり、フェンス頂上からプールサイドへ
「飛翔天女!」
などと言って、飛び下り、足を負傷しながらも着地したのであった。
(つづく)
つりばんど 岡村
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