【困った人々】アドバイスしたい病

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家族喧嘩にありがちな風景

 

物を修理している時に、家族に横やりを入れられると揉め事になる。

 

例えばテレビ番組の録画機器が急に映らなくなって、コードの接続を確認したり
本体の設定をあれこれ確認していたとする。

そんな時、途中からその様子をみていた家族が

 

「そのコードを入力にさすべきじゃないの?」

 

「一回電源を落としてしばらく様子をみるべきじゃないか?」

 

などと横やりを入れだすと

 

「もうそれさっきやった!」

 

と憮然とした態度で答えることになる。

 

言われた方も苛立って

 

「じゃあ、ちょっと貸して!」

 

と言ってドライバーなど手にして、自分を押しのけるようにして録画機器を格闘しだす。

 

しかしどう考えても的外れなことをしているので

 

「だからそんなの関係ないって!」

 

と、その家族を押しのけ再び修理に取り掛かかるが

 

「だからそれは違うだろ!」

 

と録画機器をふんだくられるが、負けてなるものかと、、
再びふんだくり返したりしているうちに床に落ち、
録画機器は、どんどん壊れていくのである。

 

「もう自分で直すから!」

 

と言うと

 

「なんだお前、さっきから生意気だぞ!」

 

と言い返され家族喧嘩に陥ってしまい頭の二三発も殴られ、

 

「もう勝手にして!」

 

などと言い放ち

バーーーーンッ!!

と、出来うる限りの大きな音を鳴らしてドアを締め

 

ドンッ!

ドンッ!

ドンッ!

ドンッ!

ドンッ!

ドンッ!

ドンッ!

 

とこれまた出来うる限りの大きな音を鳴らして階段を上り、
再び自室のドアを

 

バーーーーンッ!!

 

と、出来うる限りの大きな音を鳴らして締めるのである。

 

それでも怒りが収まらぬ場合は、自室で高くジャンプして

 

ドッッシーーーーーーンッ!!

 

と、音を鳴らして階下の家族に

 

「俺は怒っているぞ!」

 

の意思表示をすることになる。

 

そして数時間後、夕食の時間は気まずくせっかくの料理もまずく感じることになるのである。

 

 

 

もしも、これが職場だったら?

 

これ家族だから、すぐ仲直りできるし、思い返せばなんとなく微笑ましくもあるのだが、
職場でこれをされると目も当てられないことになる。

 

例えば、ある部下が一生懸命仕事をしているのに、たまたまのタイミングで業績が悪化したとする。

その後輩は少しでも状況をよくしようとあれこれ思案しながら工夫しているが、
それをみていたバカ上司が

 

「ここんとこ、もっとこうすればいーんじゃないか?」

 

とよく知りもしないで適当なアドバイスをすると、上司にそんなことを言われるもんだから
余計にプレッシャーを感じて、冷静な判断ができなくなり、
せっかくの思案もどこへやらで、ますます状況が悪化するようなことになるのである。

 

で、そのバカ上司は自分のことを棚に上げて

 

「まったくあいつは判断が甘いな」

 

などと言うことになる。

 

状況を悪くさせたのはこのバカ上司であるにもかかわらず。

 

放課後のOB

 

昔、放課後の部活の時にOBがやってきて、やたらとアドバイスしたしてきて鬱陶しかった経験はないか?

 

そういうOBって、だいたいが現役時代、ぜんぜんだった者である。

現役時代ダメだった、訳の分からないものほど口出したがりの、アドバイスしたい病の、まあバカなんである。

 

憧れられる先輩は、わざわざ卒業後にやってきてアドバイスするようなことはしない。
なぜなら現役時代に十分に自らの行動で教えてくれたからである。

小学生のころ、野球をしていると近づいてきて、なんやかんや言って最終的にはノックをしたがるおっさんがいたがアレである。

 

あなたにバカ上司がいたら、そう思って気にしないでおきましょう!

 

 

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つりばんど 岡村

「健やかなるときも、病めるときもアホなことだけを書くことを誓いますか?」 はい、誓います。 1974年生まれ。愛知県出身、紆余曲折の末、新潟県在住。 詳細プロフィールはこちら

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