【SG-1000II】家庭用ゲーム機がセガマーク2だったのは君だけじゃない!

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ファミコンがブームだった頃

 

2017年11月現在、ミニスーパーファミコンが品切れ中だそうである。

 

スーパーファミコン世代が大人になって改めて当時のゲームをしたいのだろう。

 

ファミコンが発売されたのは、私が小学校3年の1983年。

初めは一部の金持ちの家にしかなかったが、徐々に人気が出始めて学校でも持っていないヤツの方が少なくなってきた。

 

私は、母親から

 

「うちはゲームなんか買わん!」

「勉強しろ!」

 

と言われ買ってもらえなかったのである。

 

うちにもゲームが来る!

 

が、1984年、本格的なファミコンブームが到来。

本当はそんなことはないのだが、ファミコンを持っていないと話題についていけない的な状況ともなった。

父親に泣きついたところ、珍しく「正月に買ってやる」と言い、年末に近所にある大き目のおもちゃ屋に行った。

 

が、現在のミニスーパーファミコンと同様、品切れである。

今でもハッキリ覚えているが、担当してくれたメガネのお兄さん店員も

 

「入荷時期も未定」

 

と言う。

 

それでも私は予約をし、いつくるかわからぬ入荷を楽しみに待ちたいと思っていたが、その店員が

 

「こっちも人気ですよ」

 

と言って、山積みにされたいた、SEGA社製のセガマーク2を指さす。

 

※写真はセガマーク2

 

値段もファミコンと同じ一万五千円程度。

 

本当は、そんな機種は人気でもなんでもなかったので、こっちとしてはそんな機種があることを知らない。

 

『いるか、そんなもん』

 

と思っていたが、なおも店員は

 

「こっちの方がいいですよ」

「ソフトもファミコンに劣らない数が出てますし」

 

と言う。

 

めんどくさがりの親父は

 

「おい、こっちでいいだろ?」

 

と言って、その店員が勧める、ハッスルチューミーという、ネズミが主人公のゲームと一緒に買ってしまった。

 

私も私で、早く家でゲームはやりたいし、まあ、ファミコンに勝るとも劣らないならいいだろ、という気持ちになりゲーム機を持って帰宅。

 

さっそくTVに接続してゲームをするが、なんとも面白くない。

ハマれない。

 

 

 

 

私がゲームを買ってもらった旨を聞きつけた近所の友達が遊びに来て、件のハッスルチューミーをプレイしたりしたが、特に感想をいうこともなく帰っていく。

 

『つまんなかったんだな』

 

と落ち込んでおった。

 

※写真はハッスルチューミー。 左下のネズミが主人公。

 主人公が白一色!他のキャラクターも一色!というところが、私はくやしい。

 

※同時代のゲームはこんなに色鮮やかだったのに!

って、今時のゲーマーにはわかるまい。

 

かといって、店員の言うのとは裏腹に、他に欲しいようなソフトも発売されていない。

 

そんな日々が続くと、

 

『俺んち、ファミコンじゃない』

 

との劣等感が募り、セガマーク2の私は、吸い寄せられるように、傷口を舐めあうように、自宅のビデオデッキが、VHSではなくβのヤツと仲良くなったりしたのである。

 

で、セガマーク2も、購入数日で一切しなくなり、遊びはもっぱら外で、川口浩探検隊ごっこなどをするようになったのである。

まあ、今から思えば貴重な少年時代にゲームばかりに熱中せんでよかったと思う。

 

カセットビジョンのヤツとは意味が違う

 

こんなことを書くと、

 

「いやいや、俺んちなんでカセットビジョンだったよー」

 

「だから悲観するな」

 

と言ってくれる人もいるが、ファミコン発売前のカセットビジョンを持っていたのではなく、とっくにファミコンがブームになってからの、セガマーク2に手を出してしまった我々親子の勢いでなんでもやってしまうタチが悔やまれるのである。

 

 

セガマーク3の登場

 

それから数か月後の、1985年10月、SEGA社はセガマーク2の後継機のセガマーク3を発売。

 

その機種では割といいソフトが発売されており、子供ながらに、ふざけるんじゃねえ!と憤りを感じたのである。

この機種はわりと有名である。

調べてみると、セガマーク2は1984年7月に発売とのことで、我がセガマーク2は一年も持たなかった模様。

そんな短いタイミングで購入させられたことがクヤシイ。

あのメガネの店員が憎い。

 

今、同世代の、当時からずっとゲーマーだった者にたずねてみても、セガマーク2のことをしっている者はほとんどいない。

 

ネットで調べてみても、知っている人ややったことのある人はいても、この機種を持っていた者は稀有な存在である。

 

そのため今回は、セガマーク2を私と同じような経緯で持つハメになり、泣きをみていた同士に

 

「セガマーク2だったのは君だけじゃない!」

 

の気持ちを込めて書いてみたのだが、よく考えたら、セガマーク2だったのは、俺だけなのかもしれない。

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つりばんど 岡村

「健やかなるときも、病めるときもアホなことだけを書くことを誓いますか?」 はい、誓います。 1974年生まれ。愛知県出身、紆余曲折の末、新潟県在住。 詳細プロフィールはこちら

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