もくじ
日常的に命令を下される人々
ボクシングのセコンドは、ボクサーに対して激しく命令をくだす。
どういう命令かというと
「ハイ、ワン・ツー!」
「足使え足を!」
「フットワークフットワーク!」
「ガードが下がってる!」
「もっと手を出せ」
「手数だ手数だ!」
「よーし効いてる効いてる!」
「ジャブだジャブ!」
などと次から次へひっきりなしに命令を下す。
ボクサーにとってもセコンドは第二の目であり、信頼関係でつながっており、その命令を無視することは許されない。
ああいう命令を我々一般人は日常生活で下されることは無い。
そのため、私は
「ああ、ボクサーはあんなに命令を出されて嫌だな」
「激しく命令を下されることのない一般人で良かったな」
と思っていたのである。
35歳以上が経験する日常生活の中に潜む命令
だが、そう思っていたのは35歳までである。
何故かと言うと、人は誰しも35歳を超えると、一般人も日常生活の中で激しく命令されることがあることを知るからである。
などというと
「なんのことだ?」
「いったい35歳以上では何が起こるんだ?」
と、若者は恐れおののき、35歳以上の者は
「ああ、アレのこと言ってんでしょ?」
「あれは年に一回とは言え、確かに過酷な状況だよねえ」
と納得するのである。
まとめ
ということで、何のことだか分らぬ若者読者は
『〝一般人も35歳を超えると年に一回激しく命令されることになる〟は何のことなのか?』
と周りの35歳以上の人に聞いてみれば答えがわかるので聞いてみてくださーい!
おわり。
などと本当は終わらないので安心して欲しい。
と私は、ブログ史上初となるであろう読者に対するドッキリを仕掛けてみたのだが、別段ドッキリもしなかったことと思う。
スマヌ。
答え
さて、恐れおののく35歳未満の若者読者に答えを教えよう。
『〝一般人も35歳を超えると年に一回激しく命令されることになる〟は何のことか?』
それは、健康診断に於けるバリウム検査のことである。
バリウム検査受診時に、大人たちは医師から嫌と言うほど命令を下され、その命令に従っているのである。
では、どのような命令を下されているかは次回で説明する。
(つづく)
つりばんど 岡村
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