【欽ちゃん自叙伝ダメなやつほどダメじゃない!】についてのフェイクインタビュー。

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萩本欽一自叙伝

“ダメなやつほど、ダメじゃない”

とは、コメディアンの萩本欽一氏が日本経済新聞で連載していた〝私の履歴書〟を一冊にまとめて出来た自叙伝である。

 

説明文によると

僕はダメな子だった。

だから僕の信条は「二歩下がって」。

下がった場所で自分なりに人のやらない努力をして、必死でがんばり、運をつかむ。

コメディアン一筋55年。視聴率100%男として一世を風靡した、欽ちゃんの心あたたまる抱腹絶倒の一代記!

これを読んで私はいたく感動したのである。

「ダメなやつほどダメじゃない!」

ああ、ダメ人間の私にはとても心にしみるのである。

ダメなやつほどダメじゃない!フェイクインタビュー

「いい言葉だなあ」

と思いつつも、私の頭の中で、なんだか疑問が湧き出ていた所へ、運の良い事に、たまたま萩本欽一氏と対談する機会が有ったので、その辺の疑問をぶつけてみた。

(以下、萩本氏との会話)

私「萩本さん、ダメなやつほどダメじゃない拝読いたしました!感動しました!」

欽一(以下、欽)「やめてよ~、照れちゃうヨゥ」

私「いやいや、なんかヤッパリ、ダメなヤツ代表の自分としては、あのメッセージは、すごい励まされたって言うか」

欽「うん、ダメなやつほど、ダメじゃないッ!」
(と、胸をドンと叩く)

私「所で萩本さん、”ダメなやつほどダメじゃない”と言うと、裏を返せば、”ダメじゃないやつほど、ダメだ”とも言えませんか?」

欽「(?)ま、まあ、そうね」

私「つまり萩本さんは、ダメなやつほど、良いヤツだと?」

欽「そうとも言えるネ」

私「では、ダメじゃないやつの代表とも言える、親孝行の苦労人よりも、ダメなやつの最たる者としてのニートで親殺しみたいなやつの方がダメじゃないやつだと?」

欽「君、中々、話が極端だねえ」

私「いや、ダメなやつ程ダメじゃないと仰るから」

欽「ボクはねぇ、あくまでダメなやつだって、ダメじゃないと言いたかった訳で、良いやつほどダメだなんて言ったつもりは無いのッ!」

私「つまりは世の中にダメなやつなんて居ないと言う事ですか?」

欽「そうよ、そう言う事よ~」

私「だったら、ダメなやつほどダメじゃない、と言うよりも”みんなダメじゃない”と言った方が誤解が少ないのでは?」

欽「あのねえ、日本経済新聞に連載した自叙伝をよ?書籍化するにいたってよ?〝みんなダメじゃない〟なんてタイトルつけたらバカかと思われるじゃないの!」

私「いや、簡潔だろ思うのですが」

欽「もうダメだ。アンタとは話してらんないよ!帰る!」

私「ちょっと待って下さい」

欽「ダメなヤツ相手にしてると、こっちまでダメなヤツになっちゃうんだよバカヤロ」

私「おい、萩本ッ!もう一辺抜かしてみろ!」

欽「結論としてはね、ダメなヤツ程、ダメ!おい、清六~!帰るぞー!」

私「ちょっと待ってくれ!まだ話は終わってねえんだよ!」

清六「いや、もう時間だから!」

私「なんの時間だよ」

清六「いや、村の時間の時間がやってまいりましただから」

私「欽どこの1コーナーかよ!」

清六「バイナラ」

と足元にすがりつく私にスロンピングを何発もくらわして萩本さんご一行は引き上げて言ったのだった。

(全部ウソです。本も読んでません)

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つりばんど 岡村

「健やかなるときも、病めるときもアホなことだけを書くことを誓いますか?」 はい、誓います。 1974年生まれ。愛知県出身、紆余曲折の末、新潟県在住。 詳細プロフィールはこちら

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