こうなったらバイトだ!
異性と交遊するには、こっちから攻めてくしかない!
バイトだバイト!!
とまず始めたのがコンサートの設営及び警備員。
担当したのが杏里のコンサートであり、しっとり聞かせるものなのでライブ中は楽なのだがライブ前後の愛知県体育館とかのでっかいホールにとてつもない大きさの鉄骨を組み、ステージを作ったり、撤収したりはかなりの肉体労働で当然ながら男しかいない。
「おら新人!」
「弁当もってこい!」
と、このバイトを紹介してくれた仲間がケツを蹴られているのを見て退職。
次にみつけたのは女性がいるに決まっている近所のコンビニ。
今でもたまにある、チェーンではないそこにしかない独自のコンビニ。
その店は、もう無いので書くがアイスクリームの「31」を模して「35」という名のトホホコンビニ。
期待とは別に女性はおばちゃんしかおらず。
且つ、オーナーがドケチで、私がタイムカードを切ったのを見てから残業の指示をだし、残業代は廃棄の菓子パンで払うという横暴さに辟易して退職。
続いて見つけたのが若手の女子がいるという噂の近所の靴下の箱詰め工場。
入ってみると、若手女性はまったくおらず。
いるのは当時日本にたくさん居たアフリカ系の不法入国者と思しき、アポロ、ムキビ、カヤンジャの三人の男性外国人。
彼らと交流を深め、彼らが梅ガムが好物であることを教えてくれたりして、なかなかに楽しかったがやはり女性との出会いがないので退職。
高校生でできるバイトは限られており、もうバイトに夢をみるのはやめた。
ラーメン屋にて
「俺たちの生活どーにかなんねーかなー?」
「工業高校で彼女が出来るなんて夢のまた夢だよねー?」
と相談したのは同じクラスの高校生にして週4日、18:00~22:00でチェーンのラーメン屋を任され、たったの一人で切り盛りしているTという男。
いつも、ほとんどお客はいないが、その日もおらず。
そのラーメン屋で相談したのである。
「好きなだけトッピングさせてやる」
というので、
「俺、一回、メンマを腹いっぱいたべたい」
といって、麺よりも多いメンマを入れたラーメンを作ってくれた。
そのラーメンを食べてたら、メンマの多さに気持ちが悪くなってしまったのをみて
「なんでも手に入れちゃうとつまらんよね」
「どうにかなんねえかなあと思ってるぐらいでいいんじゃない?」
と言った。
さすが、高校生ラーメン屋店長!
達観している。
一方私は、相変わらず、どうにかならんもんかを日々模索。
後日、麺より多いチャーシューをトッピングしたラーメンを所望し、やはり途中で気持ちが悪くなる相変わらずのアホぶりなのであった。
追伸:もちろん、高校三年間、彼女は出来ませんでした。
つりばんど 岡村
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