舞いあがれ!片づけいらずの紙ふぶき

紙ふぶきは、祝われている人も祝っている人もみんな幸せそうだ。

だからもっとあちこちで頻繁にやればいいのにと思うが、めったにみかけることはない。

きっと片づけが面倒だからだろう。

だったらと、片づけいらずで紙ふぶきを楽しむ方法を発見したので報告したい。

紙ふぶきに対する意識調査

紙ふぶきをしている場面をめったにみかけないのは、あと片づけがどうこうではなく、もしかしたら紙ふぶき自体が嫌いな人が多いためなのかもしれないと思い、念のためTwitterで調査を行ったところ、以下の結果となった。

お祝いされたいひと、つまりは根っからの紙ふぶき大好き人間は全体の66.7%という大多数にのぼった。

そして「なぜあなたは紙ふぶきを行わないか」についての調査結果は

やはり、あと片づけが大変そうだからという理由がほとんどであった。

つまり人々は、紙ふぶきでお祝いされたいと常日頃から願いながらも、あと片づけが大変だからという理由で実行していないということがわかったのである。

ということで、アンケートの回答数が3票だという事実は置いておいて、やや強引ではあるが、自信をもって片づけいらずの紙ふぶきをつくることにしたのである。

 

片づけいらずの紙ふぶきの作り方

私が片づけいらずの紙ふぶき作成のヒントにしたのがエアー式の抽選機である。

この中に入ることができれば、片づけいらずの紙ふぶきが楽しめる!

紙片が舞いながらも、周りに散乱しないものといえば、これをおいてほかにない。

なかのクジをカラフルな紙片にして、人間がはいることができれば完成である。

ではさっそく抽選機を購入しようと、調べてみるとお値段驚きの25万円。二泊三日のレンタルでも3万円。

というか、あれに人間が入れるのか?仮に入れたとしても壊れるのではないか?もしも壊れたら弁償させられるに違いないので自分でつくることにした。

サンデーPETというペットボトルの素材に似た透明の樹脂板に、腕を通すための穴をあけ、太いセロテープで接着して円柱型にする。穴には切断面で腕が傷つかないように塩ビUパッキンというものをはさみ込む。

 

セロテープで円柱型に加工したサンデーPETと、塩ビUパッキンを挟んだ腕用の穴
筒の底に紙片が飛び出さないようにするためのビニールとゴムを巻き付ける
上部にフタをつければ完成

さあ、これに上半身と紙片を入れて、下からドライヤーで風を送り込めば片づけいらずの紙ふぶきが完成である。

ではさっそくやってみよう。

 

片づけがいらずの紙ふぶき 1号

ぜんぜんダメ

風力が弱すぎて思ったよりも紙片が舞いあがらない。また、ドライヤーの出し入れの際に紙片がこぼれる。

誤ってドライヤーをホットに切りかえてしまい熱い思いもする

いっそのことドライヤーをつかわず遠心力だけで紙片が舞いあがらないかと頭を振ってみる。

世界一ゆるいヘッドバンキング

が、ご覧のありさまだった。

ブロワーとエリザベスカラーを導入する

ドライヤーの風力不足解消のためブロワーという電動の送風機と、下から紙片がこぼれるのを防ぐためケガをしたペットが首にまくエリザベスカラーを導入することにした。

 

ブロワーの風を送り込むための挿入口をあけ、紙片の飛び出し防止のためのシンク用のフタをつける

再びやってみよう

 

 

片づけいらずの紙ふぶき 2号

イイ感じにできたので思わずニンマリしてしまう。

うおー!!紙ふぶきがまいあがった!

やった!これでいろいろと楽しむことができるぞ!

たとえば

外出自粛中のスポーツ観戦の強い味方

スポーツ中継で応援するチームの勝利をこうして一緒に祝って盛り上がれる。

また「パーッといこうぜ!」的な気分のときは

見た目はただの俗物だが、本人としては楽しい

 

100均で売ってるおもちゃの小さい紙幣で、お金の雨を降らせることだってできる。

(本物サイズのお札のおもちゃでは重すぎて舞いあがりませんでした)

そして、往々にしてひとりカラオケはあじけないものだが

ひとり演歌の花道

この紙ふぶきがあれば北島のサブちゃん気分で最高潮に盛り上がることができるのだ。

でも、あと片づけが必要

などとここまで書いてきたが、あなたも気がついていらっしゃると思うが、実は紙片がけっこうこぼれている。

背中のすきまからこぼれるのである。

動くととくにこぼれる。

そのため撮影するたびに部屋中あと片づけが大変。

撮影後の床。あと片づけが大変。

これなら道具などつくらず、ただ一人で部屋で紙片をまいてればよかったのではないか?

ここまでホームセンター何往復したか。

ブロワーも8,300円で買っちゃったし(充電器とバッテリー別売り)。

最初からこれでよかったんじゃない?

やはり片づけいらずの紙ふぶきはつくれないのか。あきらめようか。

とも思うが、これまでついやした時間と費用を考えると、やっぱり引き下がれない。

うすうす詐欺とは感づきながらも、これまでつぎ込んだ分を取り戻そうと怪しい投資話から手をひけず深みにはまっていくひとは、こんな気持ちなんだろうなあと思う。

 

 

救世主は「パンツ」だった

実をいうとあと片づけが必要なことを隠して記事を締めくくろうかとも思った。

でも読者にウソをついてはいけない。

なんとか解決策はないかと考えているとき、たまたまテレビから赤ちゃんのおむつのコマーシャルが流れ、「絶対もらさない宣言」「その後ろもれゼロへ」などと言っていた。

そして私はそこから着想を得てこれをつくった。

救世主である

厚手のビニール袋とパジャマゴムで作ったパンツである。

これを履いて、腰の部分を、本体下部まるごとがっつり包みこめば紙片はこぼれないはずだ。

ということでさっそく履いて試してみると

片づけのいらずの紙ふぶき完成!

よっしゃーーー!

今度こそできた!本当の片づけいらずの紙ふぶきだ!

さあ、これで場所を選ばず紙ふぶきを楽しむことができるぞ!

わー!やったー!

さあ外へ出よう!

場所を選ばないんだからさっそく外へ出よう!

そうだ、大自然を背景にして演歌を歌おう!

北島三郎のつもりだったが、見た目は俺ら東京さいくだ

と思ったが撮影日はあいにくの暴風雪であり、本物の雪が降っており紙ふぶきはなくてもいい結果となってしまった。

これではいかーん!

記事が終われーん!

どーしよー?

そうだ、せっかくなんで一足早い桜の光景を読者諸氏のお目に入れよう!

よくわからないが、令和の花咲かじいさんは俺だ!

ってことにしよう。

 

撮影時、カラスが二羽すごく鳴きました

と、公園の木の前で撮影にのぞんだが、この日は暴風警報発令中につき三脚は倒れ、紙片ははるか彼方へ飛んで行ってしまった。

そしてようやく天気が落ち着いた日に改めて撮影したのがコチラ

気持ちは遠山の金さん

ほら、平和な気分になってきたでしょう?

できるだけたくさんの方々がこの記事に読んでくれて、この道具をつくり、日本の各地で紙ふぶきをひろめてくれたらうれしい。

ので、よろしく。

 

まとめ

こうして世界に、片づけいらずの紙ふぶきは誕生した。というか爆誕したのである。
だからもう誰にも遠慮することなく、みなさんにはあっちこっちで思うぞんぶん紙ふぶきを楽しんでほしい。

なぜなら紙ふぶきには自分だけじゃなくて、周りのみんなも巻き込んで楽しい気分にしていく力があるから!

そして、これをきっかけとして紙ふぶきは、人々から平和をひろげ幸福をもたらす存在として、いつしか〝神ふぶき〟と呼ばれるようになっていくのです!

あ、酒はのんでません。

 

コサックダンスが踊れるマシーン!

ダンスが苦手だ。

小学生のころ運動会のダンスの合同練習のとき、指導の先生からマイクを通して「お前のダンスは猿のようだ」と叱責されたことが心にひっかかっているからだ。

くやしい!

いまさらだが、ダンスをうまく踊れるようになりたい!

とはいえ本格的にやると大変なので、かたちだけでもうまく踊っているように見せたい!

コサックダンスが踊りたい!

まずはこちらの動画をご覧ください。

超絶技巧のコサックダンス

かっこよさをアピールできるダンスについて調べていたら、この動画にたどり着いた。

コレができたらかなりかっこいい!

しかも10秒程度でしっかりアピールできる!

そうだ、私がやるのはコサックダンスにしよう!

コサックダンスが踊れるマシーンをつくろう!

地面すれすれにしゃがんだ体勢で、両足を左右交互に前方へ蹴りだすこのダンスは、並外れたバランス感覚と、鍛え上げられた体幹および背筋が必要になる。

しかし、私にそれらはぜんぶない。

なので冒頭で宣言したとおり、かたちだけ踊っているように見せるため道具を用いることにする。

※コサックダンスが踊れるマシーンの仕組み

こういうマシーンを服の中にしのばせて動かせば、コサックダンスを超高速で踊っているようにみえるはずだ。

しかし、そういうマシーンは売っていないので自分で作ることにした。

作り方はまず、太さのことなる塩ビ管の一方に切れ込みを入れ、画像のように組み合わせる。

塩ビ管はボルトとナットで接続する

できたものを台座に固定して靴を履かせる。

靴をはかせる。これを両足つくります。
このように動かす。これにズボンをはかせて目隠しすればバッチリ!

これにズボンをかぶせれば完成!

コサックダンスが踊れるマシーンをプレイ中のイメージ図

マシーンができあがったのでさっそく、誰もいなそうな公園に踊りにいこう!

公園へ行く

できあがったマシーンを持って近所の公園へ行く。

公園のベンチに設置されたコサックダンスが踊れるマシーン
マシーンにズボンを履かせる
ズボンで目隠し完了

いよいよマシーンの後ろにしゃがみ、準備OK。

有名人が「僕、冬って好きなんですよね」などとインタビューに答えているところに見えるでしょうが、そうではありません。

もしかしたら少し違和感があるのではないかと心配していたが、ご覧のとおり不自然なところは微塵もなく雪をみながらベンチでくつろぐ紳士にしか見えないので安心した。

マシーンをつかってコサックダンスを踊ろう!

さて、いよいよダンス本番。はりきって踊ろう!

TAKE①
えっ?なにこれ?

と、踊りはじめてみたが、ベンチがマシーンの可動域を狭くしているのか、コサックダンスどころかバタ足をしているようにも見えなかった。

一旦、自室に戻ります。

公園のベンチから地面までの高さが足りないと判断し、自室にもどり十分な高さのある机のうえで実演することにした。

自室にマシーンを設置

机のうえにあらためてマシーンを設置する。

さて、いよいよTAKE2。

TAKE②

だからなにこれ??????!!!

TAKE1同様、まったく踊れていない。

というかコレ、多少足が速く動いたところで単純に足をバタつかせているだけに見えるんじゃないか?

 

一瞬驚かれた方もおられるでしょうが、これは自分の足です

だったらと、自分で足をバタつかせてみるとうまくバタついて見えた。

って、え!?

私が作ったのはコサックダンスが踊れるマシーンではなく、足をバタつかせて見えるマシーンであり、しかもその失敗作であり、成功したとしてもそもそもそんなもの自分でやればいいだけであるという全く無用のマシーンだったのである。

実力で10秒以上踊ってみる

いつも道具に頼って失敗するのび太のような私。

見た目だけ踊って見えればいいなどと、ズルをしようとしていた私。

そうだ、下手でもいい、道具を使わず実力で踊ってやろうと再び公園にやってきた。

ここでご面倒をおかけしますが、再度お手本の動画をご覧ください。

なんども申し訳ないがこれが目標の動画です

お手本としているこの動画が10秒。

私も道具をつかわず実力で10秒以上コサックダンスを踊ってみよう。

その姿を読者諸氏の目の当たりにして見せよう。

ということで10秒以上コサックダンスを踊ることができれば達成とし、それにむかって猛練習することにした。

準備運動をして実力で踊る

ではマシーンなしで踊ってみる。

TAKE③

「おまえのダンスは猿のようだ」と言った先生の顔が思いだされる。

TAKE④

踊っているうちに首回りが筋肉痛になった。

TAKE⑤

練習時間も一時間をこえ、吹雪でもあったので身体の芯まで冷えてきた。

このままやみくもに練習しても体力を消耗するばかりでコサックダンスは上達しそうにない。

 

ここで一度、これまでの失敗を振り返ってみることにした。

ここまでの失敗の原因を振りかえる

考えてみると倒れるときはいつも後ろに倒れていることに気が付いた。

重心が後ろに寄り過ぎているのではないか?

もしかして前に重心をおけばうまくいうくのではないか?

それをふまえて更に練習をつづける。

なるべく重心を前にもってきて踊る
つま先に力を入れると倒れにくいことがわかった

と思ってさらに練習を続けた結果がコレである

TAKE⑥
練習のかいあって目標の10秒に近づいてきた

だいぶ、長く踊れるようになった。

目標の10秒が射程距離に入ってきた。

しかし練習時間も二時間近くなり、日も暮れかけてきた。

また寒さで手足がかじかみ体力も限界に近づいてきたため、次の一回を最後にすると決めた。

 

最後の挑戦・・・

ラストをまえに気合を入れなおす
落ち着いてイメージトレーニング

ここで、あらためてこの動画をみた。この動画は10秒。実力でこれを超えたい。

この動画のように10秒をめざす
集中
祈り

それでは最後の一回いってみる!

ラストチャレンジ!
できた!

ラストで奇跡が起こった!

動画をはるかに上回る15秒達成だ!!!

というのはお察しのとおりウソで、結局道具にたよってしまう結果となった。

 

まとめ

やってみてわかったことは、コサックダンスが踊れるマシーンとは、100均で売っている折り畳み式の踏み台ということだった。

ただし使えるのは、雪がつもった日限定。

 

 

 

 

 

リアルなケンカのフリ画像が撮りたい!

古今東西ケンカのフリ画像にはリアリティーがない。

演じる側に「ガチのケンカにみせてやる」といった気迫や気概といったものがないからだ。

そんなことではいかーん!

私、本気のケンカのフリ画像がみたい!ねえ、みたいの!

と思っているが誰もみせてくれない。

だから自分でやってみた!

ケンカのフリ画像とはコレ!

ケンカのフリ画像と聞いてもピンと来ない方もいらっしゃると思うので、まずはこちらをご覧いただきたい。

リアリテイーのない、最悪なケンカのフリ画像の例
武器を持って殴ったフリをしているのも多いです

ケンカのフリ画像とは、あたかもケンカの瞬間を偶然とらえてしまったかのように見せようとしている写真のことである。

ビートルズとモハメド・アリもやっている
首しめのフリの代名詞となった西川のりおによる首しめ

このようにあちこちにあふれているケンカのフリ画像は、パッとみ劇的瞬間をとらえた写真に見せてやろうという演じ手の意図とは裏腹に、まったくリアリティーがない。

もっと真剣にやれと言いたくなる。

が、ひとに言う前にまずは自分でやってみようと思ったのである。

かといってリアリティーを出すために出来上がった画像に加工や修正をするのは本来の目的に反するので、今回は、撮影、即、完成となるように一発撮りの方法を用いることにする。

リアルなケンカのフリ画像を撮ろう!
撮影、即、完成とするべくケンカのフリ画像を画像の加工・修正なしで撮影し、第三者に五段階評価で審査してもらう

 

リアルかどうかを自己評価だけで済まさないために、撮影したものを第三者に審査してもらうことにする。

 

撮影のために使った小道具紹介

本気でケンカのフリ画像を撮影するにあたり、以下の小道具を用いた。

ベビーパウダー、湾曲させたプラスチック製のバット、針金とグルーガンで作成した鼻血や血管、チーク、などなど。

審査員は、漫才コンビの「しろっぷ」
札幌で活躍中の漫才コンビ、しろっぷ。向かって左がボケのじゅんぺい、右がツッコミのひろし。

今回、審査に協力してくれるのは昔のバイト先の後輩、現在札幌を中心に活躍中の漫才コンビ「しろっぷ」である。面倒な先輩をもってしまった可哀想な漫才コンビとしておぼえておいていただきたい。

そんな二人に、冷徹な目で審査してもらいます。

審査中のしろっぷ

今回はわかりやすく作品ごとに星の数で五段階評価と寸評をつけてもらうことにする。

撮影したケンカのフリ画像を見てもらおう!

それではさっそく撮影してきた画像を、しろっぷの二人にみてもらいリアルなケンカ画像に見えるかどうか審査してもらおう。

まずはケンカのフリ画像の王道、『殴ったフリ部門』である。

※画像の下のピンクの文字の「 」内がしろっぷの評価です。

作品No.1
手始めに疑似鼻血とバットで撮影。「寸止め感がでてしまっており、リアルさに欠ける」「躍動感がない」と、星ひとつの低評価だった。

躍動感を出すにはどうすればいいのかとお手本としてボクシングの画像をみると殴られる側から汗が飛び散っているものがあり、かなりの躍動を感じられた。

汗が飛び散っている本物の殴り合いの例

そこでこの飛び散る汗の効果を出すためキリフキで水を撒いて撮影したのがこちら。

作品No.2
「キリフキの水はほとんど見えない」「よく見ると見えるが小雨にみえる」「小雨のなかで清原が後輩の野村を脅しているところに見える」とのことで、思ったような効果がえられず星ひとつ半評価であった。
作品No.3
「煙が効果的で躍動感がある」「ボイラー室に忍び込んだデバガメを撃退した銭湯の人」「動機が浅い湯けむり殺人事件」とのことだが、星は四つを獲得。殴られて汗がとびちっているようには見えないが、写真に動きが加わったようだ。

作品No.4
「中学生日記の封印回」「カッとなってデキの悪い教え子をやってしまった家庭教師」との評価ながら星四つ半の高評価。前作に引き続き煙は静止画に躍動感を出すには最適であるとわかった。

この煙の写真はどうやって撮っているのかというと以下のように自分でベビーパウダーを撒いています。

 

 

ベビーパウダーはこうして撒いています。

ここで「殴ったフリ部門」は終了である。意外にも小道具の中でベビーパウダーがもっとも効果的であるとわかった。

みなさんも撮影の際にはベビーパウダーの活用をぜひご活用ください。

完全な余談だが

まずはこのGIFをご覧いただきたい。殴る演技をしているのは今回の協力者の吉田君。

 

あくまで今回の企画は静止した状態でリアルに殴られているように見える画像を撮るのが目的であり、撮影協力者の吉田君にもその旨説明し、理解もしてくれているはずだが、彼ははじめから殴っているところのポーズだけすればいいものを、いちいち殴る前の動きからするのだ。

で、それを指摘するのも空気が悪くなるし放っておいたのだが、撮影のためこのような動きを何度もしていると、吉田君のことが少しムカついてしまった。

自分から協力してもらっといてなんだが。

 

撮影した首を絞めるフリの写真をみてもらおう!

さて、つづいてはもうひとつのケンカのフリ画像の代表格、『首をしめたフリ部門』についてみていこう。

首をしめるフリ画像とは、コレである。

首をしめるフリ画像の最悪の例

この部門では、真剣に首をしめているように見えるかどうかで審査をしてもらいます。

作品No.5
「額の青スジが逆効果」「二重アゴ矯正のためのリンパマッサージに見える」との、ケンカのフリ画像の審査とは関係のうすい筆者の容姿への個人攻撃に近い評価が寄せられた。私のなかで審査員への不信感が募る結果となった。

つづいてはリアリティー追及のため、首しめシーンが満載の映画、「復讐するは我にあり」のビデオソフトのパッケージ画像からヒントを得ることにした。

「復讐するは我にあり」のイラスト。本物はおのおの検索しよう。

なんといっても、このパッケージは主演の緒形拳の目のクマが印象的で、今回の撮影に使わせてもらうことにした。

また小川真由美の手が緒形の腕を押さえているところと、顔が赤らんでいるところもまた使うことにする。これ首絞められて赤らんでるわけじゃないけどね。

作品No.6
「目のクマのメイクがやりすぎだが、赤ら顔メイクは、顔がうっ血しているように見えて効果的」という高評価もあったが「芝居が臭すぎる」との辛口意見があり結果的には星三つの普通評価だった。
作品No.7
「光量が不足しているが、逆にリアリティーがある」「カメラが無ければ通報されるレベル」とのことでこの作品はたまたまミスで照明が少なかっただけだが、あえて照明を少なくしての撮影も効果的だとわかった。
作品No.8
「どこかの国の伝統芸能」「歌舞伎のルーツ」「諸説あります」というよくわからない寸評であったが、評価は低いのでつまりは酷評されたのだろう。

作品No.9
「伊勢エビに寄生されかかっている人を助けているところ」「そういう民話」「間違ったツボを押された者の末路」などの寸評をいただいたが、星ひとつの低評価だった。
証明写真でも撮ってみる

次は場所をかえて、照明写真機での撮影にチャレンジしてみる。

作品No.10
「履歴書写真撮影中に暴漢に襲われたひと」「背景を想像すると泣きそうになる」という評価があった一方、「首をしめる側がきちんとマスクをしている点に好感が持てる」と、まったくリアリティーを感じていない評価が寄せられ、結果は星ひとつ。

プリクラで撮ってみる

つづいてはプリクラで撮影した場合はどうなるのかやってみることにした。

作品No.11
「誕生会の宴会芸で鼻からクラッカーを出した人」「来年からはもう呼ばれないひと」「中年オヤジがはしゃいでおり、ケンカとは別の意味で痛々しい」というひどい評価であった。

 

 

作品No.12

ということで、評価の結果、『首をしめたフリ部門』においては赤いチークと、室内よりも夜間撮影が有効であるわかったので撮影の際は参考にしていただきたい。

まとめ

すべての評価を聞き終えてわかったことは、審査員による審査は、寸評とは名ばかりの筆者に対するただの悪口だったということである。

と、ここまで書き終えたところで、審査員の「しろっぷ」の宣材写真を改めてよく見ると、ツッコミのひろしがボケのじゅんぺいを殴るような仕草をしており、これも一種のケンカのフリ画像ということがわかったので最後に私がこの画像の審査をして記事を終えることにする。

作品No.13
「ぜんぜん殴っているようにみえない」「楽しい雰囲気を見せているがただの悪党」「明るく朗らかな笑みのようだが唐突にススキノの夜を思い出して下卑た笑いがでた瞬間」「ヒヒオヤジらしく、笑い声はゲヒヒ」ということで最低の星半こ評価とする。
ざまあみろこの野郎。