もくじ
一家団欒中にテレビからエロいシーンが入ってくる風景
何がカンベンして欲しいかと言って、家族でご飯など食べているときにテレビでベッドシーンなどが流れることほどカンベンして欲しいものは無い。
せっかくの団欒が一気に凍り付くような空気になる。
テレビを観ていて
『なんかこのまま行くとエロ方面に行きそうだなあ』
と察しがつけば、なるべく早い段階でチャンネルを変えることもできるのだが、チャンネルを変えようとすると、察しの悪い家族(だいたい母ちゃん)が
「今、観てるよ」
などと言い、家庭内エロシーン侵入を回避することは失敗することが多い。
また、予め察しがつくこと自体が少なく、こういうシーンはだいたい不意打ちでくることが多い。
このような場合も、サッサとチャンネルを変えればいいのだがエロシーンが始まって突然チャンネルを変えるということは、それがエロいことだと理解したこととなり、別に家族の誰もなんにも言わないのだが、
『別にエロシーンだからチャンネル変える訳じゃないかんね』
という表情をし
「あれ?天気予報やってないかな」
などと白々しいセリフのひとつやふたつ言わねばならず、甚だやっかいであり、おいそれとチャンネルを変えるわけにもいかないのである。
家族一丸となって祈る風景
では、一家団欒のさなかに突然テレビからエロシーンなどが流れるという、不意打ちを食らった時、人はどうするかと言うと、家族の誰かがチャンネルを変えてくれないか、祈る様な気持ちでありつつも、
『それがエロいことだとは気が付いていませんよ』
というように、知らんふりをするのである。
知らんふりをしながら、心の中では
『1秒でも早くこのシーンが終わってくれ』
と、家族一丸となって念じるのである。
では、別の部屋に行くなど、その場を立ち去ればいいような気もするが、これもチャンネルを変えるのと同様
「傘持ってきてたかな」
などと、白々しいセリフのひとつやふたつ言わねばならぬのでおいそれとは別の部屋には行きにくい。
また、このような空気は、年末恒例の笑ってはいけないシリーズのような状況になり、笑ってはいけないと思えば思うほど、耐えきれなくなり、家族の誰かが突然笑いだすときもある。
その場合、一人が笑うと連鎖反応で家族みんなで笑うことになるのだが、決して清々しい笑いではなく、なんか家族の裏の顔を見てしまったような嫌な気分にもなるのである。
って、なんで一家団欒でメシ食ってただけなのに、こんな家族の裏の顔とか見ねばならんのだ!と、不意打ちでエロシーンなど放送したテレビ局に腹が立ってくる。
この様な場合の正しい対処法
チャンネルも変えられない、別の部屋にも行けない、針のムシロとはまさにこのことである。
ではこのような場合はどうすればいいか?
事前にそうならないように、家族でテレビを観る時はNHKしか観ない家もあるだろうが、NHKだけじゃ、絶対に楽しめない。
結論を言えば、一家団欒中にテレビからエロシーンが放送されてしまったらもう終わりである。
我慢するしかない。
が、
『あ、これ家族あるあるだなー』
『独り暮らしじゃ味わえないよなあ』
と思って、その状況を楽しんでくださーい!
つりばんど 岡村
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