もくじ
人の話を聞いているフリの人
人の話を聞く人は問題がない。
では、人の話を聞かない人が悪いかというと、まあ、よくは無いが、今回はその話ではない。
人の話を聞かない人、ではなく、人の話を聞いているフリをして実際は聞いていない人の話である。
人の話を聞いていないことが発覚する風景
何か大切なことを説明している。
なんでもいいが、例えば、ラーメン店に入ってきた新人に先輩が作り方を教えているとする。
「じゃあ、お湯が湧いたらね、器をこっちに用意するのね」
「はい」
「でね、スープの素を器に入れるんだけど、ここはキッチリおおさじ3杯ね」
「はい」
「そしたらお湯を注ぐんだけど、ここで必ず麺が茹で上がってるかチェックしてね」
「はい」
「で、お湯をお玉に2杯注ぐのね」
「はい」
「お湯はお玉に二杯だけど、スープの素はおおさじ何杯だったか覚えてる?」
「はい」
「じゃあ何杯だった?」
「はい」
「・・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・・」
「いや、はい、じゃなくて」
「え?」
「・・・・・・聞いてた?」
と、今まで話を聞いているフリをしていたことが発覚するのである。
大切な話をしている時に適当に聞き流し、なんとかごまかし切ろうとしていた根性に腹が立つ。
人の話を聞いているフリな人は、安易にごまかしがきくと思っている人
この様に、人の話を聞いているフリをする人は基本的に世の中を舐めており、安い手口で物事をごまかし切れると思っている節がある。
例えば、また何か大切な話をしている時に眠くてあくびが出そうになることが有る。
あくびは生理現象なので我慢するのは難しい。
そのため、このような場合は、相手に失礼をしたくなければ、顔を手のひらで隠したり、ちょっとすみません、などと断ってなるべく地味にあくびを処理するしかないのだが、先ほどの世の中を舐めきっている者はあくびの処理を、あくびで目の鼻と口が全開をなってしまうのを、うなづきでごまかしてしまおうと考え、あくびをしながら目と鼻を見開き、口だけ閉じて
「う~~~む!」
と鼻で音を出し
『大納得!』
『そりゃ、目からウロコが落ちるってヤツだ』
『だからね、こうして目を見開いてるでしょ?』
という表情をするのだが、話しているコッチにはあくびがバレバレ。
あくびを頷きで隠し通せると思っている浅はかな根性に腹が立つのである。
人の話を聞いているフリの人への対処法
せっかく大切な話をしているのに、聞いたフリをするなんで許せない。
でも、考えようによっては困るのは相手なので、人の話を聞いたフリの人が、聞いているフリをしているのが発覚し次第、
「じゃあ、そういうことなんでよろしくね」
と言って説明を打ち切りましょう!
つりばんど 岡村
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