【伝承あそび辞典】子供のころに帰ってみよう! 2/2

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前回に引き続き、伝承あそび辞典より、目についた遊びを見ていきましょう。

 

【沢庵押し】

 

 

「押しつけ沢庵」ともいう。

ひとりがうつぶせになり、その上に他の子どもたちが

「押しつけ沢庵、押されて泣くな」

と言いながらどんどん積み重なっていく。

上の子が

「漬いたか、漬かぬか」

と聞いて、一番下の子が

「まだ漬かぬ」

などと答えると圧することをやめない。

「ようやく漬いた」

などと答えると、皆は圧することをやめて退く。

よく耐えることが出来た者が勇者である。

 

 

ってこの遊び、こんな名前もついてなかったし、

 

「漬いたか、漬かぬか?」

 

などと聞きもしなかったが、なんかクラスで先生がいないときなどに、なんのはずみかわからんが、寝転がっているヤツに急にみんなが積み重なって行き

 

「おい、乗れ乗れ!」

 

などといって意味もなくクラス中の全員が熱狂し、圧していく遊びが発生することがあったが、あれは沢庵押しがルーツなのだとわかってちょっと謎が解けた。

イラストよりも、もっと大人数が乗っかっていたけど。

 

こういう遊び、あなたもやったことあるでしょう?

 

【鼻引き】

 

 

 

東京の遊び。
70センチくらいの糸か、こよりを結んで輪にし、中央を交差して8の字にする。
これを向かい合って座った2人の小鼻に引っかけて引き合う。

手を触れてはいけない。

 

 

って暇かよ!

 

【べろべろの神】

 

 

放屁した子を占って当てる遊び。

みんなで円になって座る。

中央に水に浮かべた茶碗を置き、ぐるぐる回して割りばしなどを茶碗に入れる。

勢いが止まって割りばしの指している方向に座っている者が放屁した者となる。

 

 

って暇かよ!

 

 

【耳っとう】

 

いきなり大声を出して驚かせる

 

ってソレただの嫌がらせだよ!

 

まとめ

 

とまあ、全編に渡って「暇かよ!」で済ませられる遊びたちではあるが、子供というのはこういう小さいことで大いに楽しめるものなんだなあと。

 

そのため、筆者も童心をわすれず、引き続き小さいことにこだわって記事を書き連ねていきまーす。

 

 

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つりばんど 岡村

「健やかなるときも、病めるときもアホなことだけを書くことを誓いますか?」 はい、誓います。 1974年生まれ。愛知県出身、紆余曲折の末、新潟県在住。 詳細プロフィールはこちら

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