もくじ
無謀な人
無謀、という言葉がある。
よく考えずに無鉄砲に行動することである。
後先を考えないでの行動である。
出来るわけがないのに、本人は成功できると思っている。
本人は簡単に出来ると思っているが、本当は物凄いチャレンジをしており、その姿勢には頭が下がるものの、そもそも出来るわけがないので、こっちはもうまいっちゃうのである。
無謀も、そこまでいくともう愚行。
愚か者である。
何の話だ?
って、何の話かと言えば、空耳アワーの面白かった作品を口頭で説明しようとするヤツの話である。
「昨日のタモリ倶楽部みた?」
「録画はしたけどまだ観てない」
「あのね、昨日、空耳アワーでジャンパー作品が出たんだよ!」
などと、〝まだ観てない〟と答えたにも関わらず話続け
「えーとね、ジェームス・ブラウンのね」
「ねえ!えーとね」
「まずね、男の人が踊っててね」
「でね、フッっていって笑ってね」
「でね」
などと、わかるかっつーの!
で観たらわかるから台無しにするようなこと言うなっつの!
もう、空耳アワーの面白かったものは、空耳アワー自体を観るしかないのであって、いくら話術が優れていても、その元の音楽や、俳優の演技や演出などがないと全くわからんので、二度と空耳アワーの面白かった作品を口頭で説明するような愚行はやめてもらいたいのである。
空耳アワーの作品を口頭で説明する人≒YouTubeにTV画面を撮影したものを上げる人
YouTubeにUPされたテレビ番組を観ていて、それがテレビ画面を直接撮影されていたものだったとき、なんかゾワゾワしてしまう。
空耳アワーを口頭で説明しようとする人を見た時もこれと同じようにゾワゾワするのである。
理由はわかるようなわからんようなだが、なんだかゾワゾワするのである。
その昔、音楽番組をカセットレコーダーで録音したことのある最後の世代である私だが、そのような風習が現代にも息づいていたようでゾワゾワする。
テレビ画面を録画してまで動画をアップせねばならん事情を想像すれば
〝藁をもすがる思い〟
〝必死〟
などという怨念のようなものがこもっていそうでゾワゾワするのかもしれない。
動画の代わりに、TV画面を録画する、空耳アワーの作品を口頭で説明する、という至難の業を、出来るわけが無いのに普通に出来ると思っている人は、代替え品といえば代替品だがぜんぜん代替えになっていないことに気が付かない愚か者なのである。
まとめ
空耳アワーの作品を口頭で説明する人は、部屋のティッシュがトイレットペーパーの人である。
空耳アワーの作品を口頭で説明する人は、コップがワンカップ大関の空瓶の人である。
空耳アワーの作品を口頭で説明する人は、箸がアメリカンドッグの棒の人である。
つりばんど 岡村
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