【郵便為替の紛失】私が再発行をしてもらった方法

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郵便為替を紛失しちゃった!

アンケートに答えると二万円のキャッシュバックが受けられるとの条件で某インターネットプロバイダを契約。

数か月後、約束通り二万円分の郵便為替が届いた。

しばらく経って、換金してもらうために、件の郵便為替を持って郵便局へ行った。
が、換金するには為替に捺印がいるとのことで、その日は換金せず。

別に急ぎもしないので、そのまままた数か月放置。

年末に、甥や姪へのお年玉代わりに換金しようと、改めて印鑑を用意し為替持参で郵便局へ行こうとするが、肝心の為替がない。

「無い訳が無い!」

と部屋中を必死に探し回るが無い。

カバンか押し入れから何から洋服のポケットから何から何まで探すがない。

古新聞に紛れ込んでいないか過去数か月分の新聞をくまなく探すが全くない。

「無い訳がないんだいよー」

と、やや涙声になってくる。

※写真は郵便為替のサンプル

無くしたと思しき場所へ出向く

とりあえず、前回郵便局へ持って行ったときしか為替を家から持ち出したことはない。

「じゃあ、郵便局で落としたのかも!」

と、ダメ元で郵便局へ出向き、受付の女性に

「数か月前なんですが、郵便為替の落とし物は無かったですか?」

と尋ねると

「おいくら分の物ですか?」

と聞き返されたので、

『拾得物の中に郵便為替が有るに違いない』

と思い、

「二万円分です!」

と答えた。

すると、その女性担当者はカウンターの奥の男性に耳打ちするように何か話している。

『良かった』

『甥や姪にお年玉を奮発してやろう』

などと思っていると、先ほどの女性担当者が私の所へやってきて

「そのような落とし物はありません」

と言ったので、ガーン!と落ち込んだのである。

仕方がないので、改めて部屋に戻り、改めてくまなく部屋中や、何度も見返した数か月分の古新聞をいちからチェックしていくが見つからない。

無くした郵便為替は再発行できないのだろうか?

といろいろ調べたので結果、まず、郵便為替の再発行は可能である。

そのためには、私の場合は発行元であるインターネットプロバイダに問い合わせる必要がある。

再発行が可能かどうかは相手先次第とのこと。

だいたいそういう風に無くしたとかなんとかウソをついて余計にキャッシュバックを受け取ろうとする者もいるだろうし、そう簡単に再発行などしてくれるのだろうか?と疑問に思う。

私がもしも郵便為替の発行元として、それを受け取ったヤツから

「無くしたんで再発行してください」

なんて言われたら、

「そうは問屋がおろすか!」

と二つ返事で断ってやるところである。

発行元に電話しよう

が、とにかくやるだけやってみようと、私はまず、プロバイダーに電話して

「まったくどんくさいことをしでかしまして」

「大変申し訳ございませんが、郵便為替の再発行をひとつご検討ねがえませんでしょうか?」

といった感じの低姿勢で尋ねてみた。

すると、しばらく待たされたのち、電話口の担当の方から

「換金などされていないか確認の上、換金されていない事実の確認が取れれば再発行いたします」

「その代わり、数か月かかることがあります」

と言う。

「もう何か月でも待ちます待ちます!」

と言ってその日は電話を切った。

もしも誰かに換金されていたらどーしよー?

そうなってくると、心配になるのは何者かに既に私宛の郵便為替が換金されていないかどうかということである。

あの時、郵便局で私が為替を落とし、それをすかさず拾った者が、私を装って、三文判を用いて換金しているかもしれん。

または、私が会社の仲間に貸した本の間に郵便為替が入っており、それをそいつが、しめしめとばかりに舌なめずりしながら私を装って換金済かもしれない。

そうなるともう再発行は叶わなくなる!

と心配しておったら、数日前、プロバイダーから電話があり

「換金されていない旨確認が取れましたので再発行します」

「2~3週間かかります」

というので

「ははー、お代官さまー」

という感じでお礼を言って電話を切った。

疑ってしまった会社の仲間などに申し訳ない思い。

「よかった」

と思っていると、数時間後、プロバイダーからの不在着信があったことに気づく。

「なにかあったのか?」

と思って慌てて電話をかけなおしたが

「行き違いでした。なんでもありません」

とのことで改めて胸をなでおろしたのである。

再発行されるのなら?という悪い考え

さて、再発行されると決まると私の様な根っからの悪人は

「これ再発行後に無くしたと思った為替が出てきたらどうなるのか?」

「二万円分のキャッシュバックが二枚で、四万円になるのか?」

「良心の呵責にさいなまれる」

「さいなまれるが、私の良心は人一倍弱いんだよなあ」

などと思っていたら本日、郵便局からブツが到着。

見てみると、郵便為替ではなく、

〝振替払出証書〟

なるものである。

 

※写真は振替払出証書のサンプル

〝振替払出証書〟とは?

私がしてもらったのは、どうやら郵便為替の再発行じゃなくて、紛失した郵便為替分の払出を許可するための証書の発行であり、先ほど私が思ったような

「二万円分のキャッシュバックが二枚で、四万円になるのか?」

なんてことには絶対にならないのである。

〝振替払出証書〟を紛失したらどうなるか?

じゃあ、この届いた〝振替払出証書〟をまた紛失したらどうなるのか?

プロバイダーは応じてくれるのか?

とも思ったが、そんな怖いことはとても試せないのであった。

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つりばんど 岡村

「健やかなるときも、病めるときもアホなことだけを書くことを誓いますか?」 はい、誓います。 1974年生まれ。愛知県出身、紆余曲折の末、新潟県在住。 詳細プロフィールはこちら

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