【mixi日記で振り返る】元祖ネットカフェ難民への軌跡①~突然の退去勧告編~

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人生二度目の宿無し生活

人生二度目の宿無し生活から、無事に部屋を借りるまでの経緯を、当時、mixiに書いていた日記をたどって書いていきたいと思う。

くれぐれも手抜きではないので誤解しないで欲しい。

まずは、2006年9月29日、当時、借金で首が回らず、家賃を二か月遅れで支払っていたのだがその時に書いた日記。

今でも拙い文章だが、当時はもっとひどい。そのあたりは多めに見ていただいて、さっそく一緒にみていきましょう。

私の2006年9月29日の日記 タイトル「脱!どん底」

思い起こせば、今の部屋に入る前、 なんとボクは宿無しだった。
ホームレスである。

風呂はサウナに偽造したチケットで入って生活したり、 先輩のお父さんが経営する会社の事務所で、そのお父さんに内緒でこっそりと寝起きしたり、 
(いや、ほんと毎日ビクビクで寝れたモンじゃないってば)

職場には交通費を浮かせる為に片道20キロの山道を、電車を使わず毎日毎日自転車でヒーヒー言いながら通勤して やっとこさっとこ数カ月でお金を貯めて、今の部屋を借りた。

借りるお金で精一杯で、家具にまで手が回らず、文字どおり身一つで入居。
そこから、日雇いの肉体労働の先で、あまったウレタンを貰い受け、それを敷き布団にし、冷蔵庫を貰い、ベットを貰い、炊飯器を貰い、掃除機を拾い、扇風機を拾い、掛け布団を盗み、という具合になんとかモノを揃えたという、これまた文字どおり裸一貫からのスタートであった。

それが数年で、ネットを繋げるという、上流階級の生活を送っていたのであるが、
(どこが?)
プロバイダが潰れ、ネットできなくなった。

で、いろんな友達の協力を得ながら、なんとか数日前に再びネットが繋がり、友達からiBookまで貰って

「いやいや、とにかくネットが繋がり、マンガ喫茶通いもしないでよくなったナ」

「ますます上流階級!」

「ティータイムには紅茶とマフィンを食べてやる!」

「パンがなきゃ、ケーキを食べればいいじゃないの!!」

と思っていた矢先、二か月遅れで支払っていた家賃が祟って、11月27日の更新までに滞納分を支払わねば、

「強制退去!」

と連絡があった。

金が有れば払うのだが、 金が無いから払えない。
金が無くて払っていいるヤツがいたら、いっぺん俺んトコへ連れてこい!

という訳で、払えないモノは払えない旨、不動産屋に泣きついたが不動産屋は

「大家さんの意向なんで」

とニベもない。

ドッヒャー!
助けてくれー!!

と、言う訳で、
11月3日の金曜日(祝日)に 新宿JAMというライブハウスで20時半から、我が、つりばんどのライブを行います。
タイトルは

「つりばんど岡村を救え! 前代未聞の逆チャリティーコンサート、行かなきゃアイツはホームレス」

に勝手に決定。

さあ、ライブに行くとか行かないとかの問題ではないですよ!
人命に関わる問題ですよ!
今なら特別に、 ライブに来なくてもチケットだけ買ってもいーですよ!

「家に転がり込んでも構わないよ」

っていう人いませんかー?

ウソ話の多いボクの日記であり、
今回のは特にウソ臭いが、
信じられない事にウソでは無いのだ。

★解説

家賃滞納で追い出される内容。

金がないからライブを口実として、みんなから金をめぐんでもらおうとする卑劣な日記である。

ライブには大勢友人が駆けつけてくれたが二か月分の家賃を払えるような額が集まるはずもなく、数日後、強制退去となるのであった。

(つづく)

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つりばんど 岡村

「健やかなるときも、病めるときもアホなことだけを書くことを誓いますか?」 はい、誓います。 1974年生まれ。愛知県出身、紆余曲折の末、新潟県在住。 詳細プロフィールはこちら

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