もくじ
二度目のフルマラソン
来たる10月9日月曜・祝日 午前8:30
元・重度のヘビースモーカーであり、中度のアルコール依存症であった〝キング・オブ・不健康〟と呼ばれていた私が昨年につづいて人生二回目のフルマラソンに出場する。
初フルマラソン時のスペック
昨年は本番からさかのぼること三か月から十分に走り込み、平均キロ6分で一時間で10キロの距離を走ることのできる肺と脚をつくり出場した。
LDSという長い距離を喋ることのできるゆっくりとしたペースでなら20キロは余裕で走ることもできるようになった。
とはいえ、スペック的には、身長167センチ、体重74キロと競馬場のパドックで見たなら、とても投票しない仕上がりではあったが。
いよいよフルマラソン
そして迎えた2016年大会。時間制限は5時間。一般的に市民マラソンは6~7時間なので厳しい設定である。
「だからなんだ!」
「目標サブフォー(四時間以内にゴール)!」
とFacebookで息巻いた。
ゲストランナーはQちゃん
新潟シティマラソンは毎回、ゲストランナーはかのシドニーオリンピックマラソン金メダリスト高橋尚子選手。
高橋選手はよくあるゲストランナーのように、普通に走って終わるわけではない。
オープニングセレモニーで挨拶したあと、市長だかが号砲を鳴らす横で、スタート地点を走っていく選手にマイクで声援を送る。
その上、10キロのファンランという短距離を走る市民ランナーと並走して自らも走る。
で、何度も何度もコースを行ったり来たりして市民ランナーとハイタッチしながら走る。
「一体何キロ走るんだ?」
という感じで大奮闘するのである。
さすがはオリンピック金メダリスト。
かつ地元が私と同じ東海三県の岐阜県。
岐阜県といえば愛知県民から言わせれば、ほとんど愛知県である。
もう愛知県出身ということで問題がないと思う。
さて、高橋選手は昨年(2016)
「今年は八割以上の市民ランナーのみなさんとハイタッチしたい!」
の目標を掲げて出場。
マラソンのスタートは、ゼッケンにかかれているアルファベットの位置からスタートさせられる。
私の場合、ゼッケンにDと書かれてあり、屈辱の最後尾のD地点からスタートとなる。
「Dから這い上がる」
「そして高橋尚子選手とハイタッチするぞ!」
と意気込んで最後尾のD地点からスタートした。
※写真が2016年のスタート地点。私は屈辱の最後尾D地点。
関門って?
と、ところどころで
〝第〇関門〟
〝締め切り10:30〟
だとかの文字が見える。
『関門ってなんだ?』
『TBSテレビのオールスター感謝祭の第一ピリオドとかそのテの単なる区切りだろう』
程度に思っておったのだが、その関門を抜けるときに、スタッフのおじさんが
「おーい!あと何分で締め切るぞー!!」
などと叫んでいるのを聞いて、
『この関門って・・・』
『関門ごとに決められたタイムリミットまでに通過せねば即失格になるんじゃねーかー!』
と10キロほど走ったところでマラソンにそんなルールがあることを知り、極端に気が小さく、普通にできることも、カウントダウンなどされると途端にプレッシャーを感じ手につかなくなる性格であり、急にギクシャクし右手と右足を同時に出すように走るハメになったのである。
みなさんもマラソンに出場される際は、制限時間だけではなく、決められた関門ごとにも時間制限があることので注意いただきたい。
まあ、ちゃんと送られてきた資料を読めば書いてあるのだが。
(つづく)
つりばんど 岡村
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