人生観が変わるとは
よく〝人生観が変わった〟などと耳にするが、私にとってこの言葉の意味がよくわからない。
人生観が変わったと思える出来事がなくて、なんか人より劣っている気もする。
そもそも〝人生観〟そのものの意味もなんなのかよくわからない。
あなたにはわかりますか?
とりあえず人生観を辞書で調べてみると
「人生に対する見方」
とか
Wikiであれば
「人間ひとりひとりが、自分自身の人生や人間全般の人生について抱く諸観念のこと」
とかいうことだが、今ひとつ自分にとってはぼやけていて理解できない。
周りのひとに具体的にどういうことなのかを聞いてみたら
「岡村さんはヘビースモーカーだったのに、今では大の嫌煙家ですよね?」
「それって人生観が変わったっていうんじゃない?」
と言われるが、あくまでそれは私の喫煙観が変わったんではないだろうか?
意地を張らずに素直になること?
で、改めて人生観が変わったと言う人は、何をもって人生観が変わったと言っているかというと、だいたいが
「絶景を見て人生観が変わった」
とか
「名言を聞いて変わった」
「出産して変わった」
などと言うことらしい。
絶景みてすごい景色だなあ、奇麗だなあ、自分は小さいなあと思ったり、名言聞いて、自分は間違ってたなあとか思ったり、出産については男性故、知る由もないが、つまりは、人生観が変わるとは、心が洗われるような思いをすることなのか?
それまでネガティブにとらえていたことが、何かのきっかけでポジティブにとらえられた時のことを指すのか?
もし仮に、そういう意味だとするならば、若いころはバカだったので、
「歌謡曲なんてきいてられっか!」
「ドリカムとか聞いてるやつとはお近づきになりたくねえ」
などととんでもないことを言って、周りから大ひんしゅくを買っていた私が、つい先日、無性にドリカムが聞きたくなり、ベスト版のアルバムを購入してしまったのも、いわゆる人生観が変わったというやつなのかもしれない。
部屋でドリカムを流したら顔が真っ赤になりましたけども。
この様に、年とともに昔は全く否定的だったものに対して肯定的になっていくのであれば私は数年後、今はぜんぜん良いと思っていない泰葉のCDを聞いて
「イッツ・ソー!フライデイ、フライデイ・チャイナタウン!」
(カーッ!)
と部屋でビブラスラップをもって踊り狂っているかもしれないのだ。
こわあ。
つりばんど 岡村
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