【モテるモヒカン】 モヒカンのススメ!②

モヒカンへの社会への反応

 

そんな憧れのモヒカンではあるが、やはり世間ではまだまだモヒカンへの風当たりが強いようである。

全国的に、モヒカンにしたことで非常に怒られちゃった人がいるのをご存知だろうか?

 

 

※この人、派手に怒られました。

 

それは、2015年4月のこと。

該当の新聞記事を見てみよう。

———————————————————————

 
巨人・澤村拓一投手(27)の“モヒカン頭”が波紋を呼んでいる。
今季は新守護神としてまずまずのスタートを切った右腕だが、12日のヤクルト戦(東京ドーム)で突如披露した豪快ヘアスタイルに、
球団内は一夜明けても大騒動。
本人はちょっと気合を入れたつもりでも、身なりにうるさい“紳士の球団”が見逃してくれるはずもなく――

 

(中略)

 

巨人は選手の服装や身なりにはうるさい“紳士の球団”だ。
「あんな髪形を許していいのか!」
というファンの声を聞くまでもなく、モヒカン頭に球団幹部の目は三角。
現場スタッフも「あいつはウチから出たいのか?」とカンカンだった。

巨人では「茶髪、長髪、ひげは禁止」という伝統的な服装規定はあるが、モヒカンは想定外。
あきれ顔のチームスタッフは「『奇抜な髪形はやめなさい』と言っただけでは、今の若い子たちには伝わらないのかも。 
はっきり明記しないといけないのかもしれないね」とため息をついた。

さすがに澤村も周囲の冷たい視線を感じ取ったのか、斎藤投手コーチに「失敗しました」と言い「3日待ってください」と髪形の変更を示唆したとか。
今回もまた、思わぬところで球団内外の怒りを買ってしまった。

———————————————————————-

 

と、澤村よ!巨人なんてやめちまえ!

モヒカンのよさがわからん老害どもめ!

で、結局、髪型を直した澤村にも忸怩たる思い。

そんなんだったらモヒカンにするな!

文句言われたらAmazonで500円のカツラ買って被ってりゃいいんだ!

まったく。

 

 

誰がモヒカンで誰がモヒカンではないか

 

ここで私は、一般的にモヒカンと呼ばれている髪型にも、モヒカンと非モヒカンがあると考えておるので
皆様にもわかりやすく解説したいと思う。

 

モヒカンじゃない人

 

ウド鈴木

 

 

モヒカン評論家O氏 「彼の場合は、横の刈込みはいいが長い部分の範囲が広すぎですね。」

 

出川哲郎

 

 

モヒカン評論家O氏 「彼は全体的に刈込が甘い上、長い部分とのメリハリがないですね。」

 

はなわ

 

 

モヒカン評論家O氏 「はっきり言ってツノとモヒカンは違いますからね。あと、彼の顔が憎たらしいですね。」

 

ホリエモン

 

モヒカン評論家O氏 「刈込みが、甘いですね。その上、なんか、生理的に不快ですね。死刑になればよかったのに。」

 

 

太宰久雄(タコ社長)

 

 

モヒカン評論家O氏 「全体的に毛量が少なすぎです。それで、タコ社長をご存知ない方はスルーしてください。」

 

ゴルゴ松本

 

モヒカン評論家O氏 「・・・なんかわかりませんが、モヒカンと認めたくないですね。それにしても暑苦しい顔です。」

 

 

以上、モヒカンではない人たちでした。

 

モヒカンな人

 

ランシドのティム(左)とラーズ(右)

モヒカン評論家O氏 「文句なしのモヒカンです。しかしティムは今、諸事情でモヒカンに出来なくなってしまって残念です。」

          「詳細は各々検索してください」

 

がーまるちょばの二人

 

 

モヒカン評論家O氏 「彼らも文句なしのモヒカンですが、憧れはしませんね。」

 

ミスター・T

 

モヒカン評論家O氏 「元祖モヒカン!モヒカンは、ヒゲがどんだけ濃くても構いません。」

 

辺りが私の認めるモヒカンの人たちである。

 

違いは、つまり

 

①髪が長い部分の占有率がどれだけ少ないか

②反りこんでいる部分がどれだけ短いか

 

以上の二点が、モヒカンと非モヒカンの分岐点というか、モヒカンの定義なのである。

 

(だったらゴルゴ松本は、あきらかにモヒカンではないか!)

 

の声が聞こえてくる。

 

私としても、定義的に彼が一点の曇りもなくモヒカンであると思うのだが

 

でもー・・・何かが違う

 

でーもー 何かが ちーがーうー

 

と往年の鈴木ヒロミツの曲を歌ってしまうのである。

 

(しりません)

 

 

(つづく)

【モテるモヒカン】 モヒカンのススメ! 

一億総モヒカン志願

 

本当はモヒカンにしたいが、モヒカンにすることで起こりうる事態に腰が引けてしまっていている人が多くいると聞く。

(気がする)

 

男女問わず、口に出しては言わないが

 

『あのモヒカンってのにしてみたいなあ』

 

と思ったことは一度くらいはあるはずである。

 

それが証拠に、かのホリエモンは、粉飾決済の罪で収監される直前、モヒカン刈りにした上でインタビューに応じ

 

「これ(モヒカン)は思い出づくり」

「モヒカンにすることってないじゃないですか。」

 

とモヒカンへ憧れを語ったのである。

 

考えてみてほしい。

 

湯水のように金を使い、それまで散々、何不自由なく面白おかしく俗物的な生活していた男が、
翌日から牢屋に入れられるという段になって、シャバという社会生活の最後の日をどう過ごしたいか?

と考え

 

『たった一日でいい、かっこいいモヒカンで過ごしたい』

 

『モヒカンで思い出作りできれば、この世に思い残すことはない』

 

『モヒカンが唯一の冥途の土産』

 

とモヒカンにしたのだ。

 

(ホリエモン、死刑になったわけではありません)

 

と、そのくらいモヒカンは魅力的なのである。

 

ただ、ホリエモンは、そのインタビューの中で

 

「スタイリストというかヘアメイクの人が来ていて、おしゃれモヒカンにされました」

 

とも語ったので

 

「どこがオシャレだ!」

 

「シモブクレでダサいわ!」

 

「だいたい自分で言うな!」

 

と、誰に選出されたわけでもないが、モヒカン代表として私のヒンシュクを大いに買ったのである。

 

 

※写真はダサいモヒカンの最たる例

 

ソフトモヒカン許すまじ

 

 

そもそもモヒカン自体が誤解されている節があるので、ここではっきりとさせておきたい。

 

よくツーブロックのことをモヒカンという人がいるが

 

『残った毛で、ファサッと側頭部を隠せるのはモヒカンではない』

 

と、私は言い切ります。

(言い切れば?)

 

またソフトモヒカンと称する

 

「頭頂部がやや長ければモヒカンか!」

 

「あっち行けシッシッ!」

 

と言いたくたる、モヒカンの風上にも置けない連中が氾濫しておるが、あれをモヒカンを呼ぶなどとは言語道断。

 

この気持ちは、恐らく真のSM趣味の人が

〝ソフトSM〟

などというものをやっておる連中を

 

「なあにが、ソフトSMだ!」

 

「あっち行けシッシッ!」

 

と蔑む気持ちと同じである。

 

いや、蔑んでいるかどうかは知らんけど。

 

まあ、言い換えればソフトモヒカンが氾濫しているのと同じだけ

 

『本当はモヒカンにしたいけど・・・』

 

と、モヒカンに憧れている者が多いという証拠である。

ちなみに〝ソフトモヒカン〟で検索すると

 

〝ハードなソフトモヒカンできます!〟

 

などというわけのわからん美容室の宣伝文句が出てきて、
日本国民にとってモヒカンは憧れであり、

且つ、

決行しがたい髪型である、
言い換えれば一ドルが360円だった頃のハワイ旅行と同じような価値があることを思い知るのである。

 

(つづく)

洗濯の注意点! あなたがこんな目に遭わないように・・・

注意事項

 

もう秋になるが、まだまだ暑いこの時期である。

私の経験からみなさまにぜひとも注意していただきたいことを報告いたします。

かなりショッキングな場面もありますので、くれぐれもお食事中や、これから食事をされる方はまた、時間を改めてお越しください。

 

本題

 

今から二十年ほど前、当時、私は洗濯物をアパートの窓を開けたすぐにある、窓と併設されている、
いわゆる安アパートによくある物干し竿で干していました。

 

ちなみにこの物干し竿は、上京して数日後に、今でもみかける軽トラックで
録音したテープを流し

 

「たーけやーさおだけー」

「物干し竿が二本で1,000円!」

 

と売りに来るスタイルのもので

 

「なんとしても、物干し竿を買わねばならん」

 

と慌てて飛び出していき、軽トラを呼び止め、2本で1,000円の竿だけが欲しい旨を伝えると

 

「2本で1,000円のは強度が弱い」

「で、錆びやすい」

 

「今ならン万円のステンレス製のが安くお売りできる」

 

などと乗せられ、二十歳の私は二本で18,000円と言われたのを

 

「じゃあ、それを一本下さい」

 

と上京早々詐欺まがいの手口で9,000円の竿だけを買うはめになったのである。

 

今、思い出して腹が立ってきた。

 

怠惰な洗濯生活

 

それから何年も、雨さえ降らなけば、件の物干し竿に洗濯物を干し
きちんと取り込んで畳んだり、しまったりせず、
物干し竿にかけてあるハンガーから直接、洗濯物を取っては、そのまま直接着て、また洗濯物が溜まったら
洗って物干し竿に干うという怠惰な洗濯生活を送っていた。

 

 

秋が近づいてきたちょうど今頃の時期に、裸で、いつものように白いTシャツを物干しのハンガーから直接とってそのまま着たのだが、
そうにもこうにも首の後ろの部分にあるTシャツのタグが折れ曲がっているのか違和感を覚える。

 

そんな時、みなさんもそうすると思うが、シャルを着たまま、腕を伸ばして頚部に手をやりTシャツのタグを直そうと、
タグを掴むと

 

ガサガサガサガサッ!!!

 

と、Tシャツのタグと思ったものが、私の手のひらの中で激しくうごめく。

タグが動く訳ないのである。

 

「うわああああああ!!」

 

と、声をだし、それを掴んだまま思い切り床に叩きつけると
なんと、それはコンビニのおにぎりくらいの大きさの、灰色で、見たことのない模様の蛾だった。

 

うぉぉぉぉぉおぉぉぉおおお!!!

 

私は虫を殺すことが苦手である。

ので、それから数時間、部屋でそいつを殺さずに部屋の外に追い出す作業に追われた。

 

その後、TV番組でカブトムシとり名人などが白い布を使った罠などを用いているのをみて大いに納得したものである。

 

それからというもの、私は、洗濯物を干しっぱなしにせず、きちんと取り込んで畳んでから着る習慣を身に着けたのである。

皆様も同じ目に遭わぬ様、また白いものには特に注意くださいますよう願っております。

借金地獄 心のささえになったもの

コンサートトラック

 

ジョギング終了後、さだまさしコンサートツアーのトラック発見!

調べてみると数日前に、ここ新潟でコンサートがあったらしい。

 

 

私は彼のように、莫大な借金を背負いながらも、その後の頑張りで完済した人たちを
借金完済の師匠と思っている。
矢沢栄吉さんしかり。

というのは、数年前までは私は多重債務者であり、サラ金4社から合計400万円の負債を負っていた。

毎月毎月、10年間に渡り毎月の支払をしては、生活が立ち行かなくなり、
毎月毎月、限度額一杯まで引き出す、の繰り返しで、いわゆるリボ払い地獄にはまっておった。

そういう生活の中で、彼のように莫大な借金(35億円!)を30年間かけて年間150本などという、とんでもない回数のコンサートや、合間に小説を執筆したりで返済を続けているという話をきくと

「俺なんてたかだか400万円じゃん」

と心が軽くなる思いをしていたことがあったからである。

 

悲しい心の支え

 

当時は心も荒んでおり、

「有名人が自己破産した」

「自己破産寸前!」

 

などというニュースを見ては

 

「俺はこの人よりは金持ちだ」

「岩城滉一に勝った!」

 

などと、よくわからんことを言って空威張りしていたものである。

 

さだまさし

 

で、さだまさしさんは数年前に35億円を完済。

借金を背負う前に2000万円で購入していた無人島(詩島:うたじま)が荒れ放題であったものをリフォームした模様が今年3月にTV番組で放送された。

 

私の借金解決方

 

私の場合は、彼のようにコツコツ頑張ったっていうのとはちょっと違って、

偶然に出会った本(過払い金回収マニュアル サラ金(消費者金融)・クレジット会社からお金を取り返す方法 )を読み、弁護士事務所などは通さず、本の通りに実行したら、あれよあれよと過払い金返還請求訴訟の裁判をおこし、
なんどか裁判所に通い、あれよあれよと和解が成立。
あれよあれよと口座にお金(45万円くらい)が振り込まれた経験があるのだが

〝完済〟

ではなく

〝和解〟

である点に、多少引け目を感じているところもある。

ので、このトラックを発見した時に私は、人目もはばからず、
落涙しながら、思わず合掌をしてしまったのであった。

(してません)

 

【上京する若者へ】 詐欺被害に遭わないために! ③

ポン引き大捜査線

 

さっきポン引きが声をかけてきたコマ劇前に行くが、ヤツはいない。

が、他のポン引きがいたので

 

「あなたの仲間でさっき僕に声をかけてきたのがいるんですが、今どこにいるかわかりますか?」

 

と、声をかけるが

 

「知らない」

 

の一点張り。

 

 

頭に来てるので

 

「知らないっていうかさ、多分、ここらであんた達も同じサギ商売やっているんだから知ってるでしょ?」

 

と問い詰めるも

 

『なんのことやら』

 

の表情。

 

「あっそ、自分で探すから、まあいいや」

 

と言って、あっちのポン引き、こっちのポン引きに次々に同じように声をかけて回る。

 

そうこうししていると、にわかにコマ劇前がざわつき出した。

 

騒ぎの乗じて、さっきのカラコンダルマがいる!

で、夏なのに黒のスーツを着込んだ、ミナミの帝王じみたイカつい男に耳打ちしている。

 

『あのやろう、やっぱりグルじゃねえか』

 

と思い、カラコンダルマに近づいていくと、件のミナミの帝王が

 

「おい、兄ちゃん」

 

と来た。

 

 

ラスボス登場!

 

『こいつが元締めだな』

 

『こいつに金は返してもらう』

 

と決めた。

 

「おい、兄ちゃん。何やってんだ?」

 

「ここらにいた男に、自分の風俗店の女の子を斡旋すると言われてホテルに行って、ホテル代を払って、男に代金を払って男は去っていきました。
 やってきた女も、また代金を払えというので、騙されたと気が付きました。
 金を返してもらうために、さっきの男を探してるところです。」

 

「あのなあ、兄ちゃん。例えばタクシーに乗って、目的地に着いたが、それが目的地と違ってたからって金を払わなくていい訳がないだろう?」

 

「タクシーに例えるんなら、僕は目的地に着いていません。乗ってすぐ降りた形です。タクシーであれば初乗り運賃くらいで済むはずですが。
 ホテル代を返せとは言いません。支払った20,000円を返してもらいます」

 

「そんなもんは、勉強代だと思って諦めな」

 

「20,000円は、僕にとって大切なお金です。勉強代には高すぎます。生活もままなりません。死活問題です。」

 

「生活に困るような金で遊ぼうとするなー!!!!!!!!!」

 

 

 

『まったく仰る通り!!』

 

と拍手したくなったが、ここで引き下がるわけにはいかない。

 

食い下がる若者

 

「じゃあ、さっきの男と直接話しますんで、紹介してください」

 

「おいおい、なんでそこまで必死になるんだよ?!」

 

「ですから、僕にとっては死活問題ですから」

 

などと言っていると異変に気が付いたポン引きどもが私と、元締めを取り囲む形になっている。

それに気づいてあたふたしていると

 

「な?ケガしないうちに帰れよ!」

 

と言われて、

 

スタコラサッサ

 

という風に歌舞伎町を後にした。

 

今、思い返してみると、登場人物全員悪人で

 

『誰にも感情移入できない話だな』

 

と思った。

【上京する若者へ】 詐欺被害に遭わないために! ②

アホがホテルで

 

『AV女優、早く来ないかなあー』

 

とワクワクしているアホが汚いラブホの一室で一人。

ベッドに腰掛け、タバコなんぞを吸う。

 

『改めて、あっち系のビデオの女優、早く来ないかなあー』

 

と三本目のタバコを吸い終わったくらいで、さすがのアホも

 

『なんかが変だな』

 

と思い出す。

 

『これはもしかして』

 

『ひょっとすると』

 

と思うが

 

『いやいやそんなことない!日本にそんな悪い人いない』

 

『もし、そうだとしたら、俺の二万はどうなる!?』

 

『俺の生活はどうなる!?』

 

 

「ていうか、騙されたー!!!!」

 

 

と、ようやく思い当たり

 

「とっ捕まえてやる!」

 

思ったところへ、部屋の呼び鈴が鳴った。

 

 

現れたのは・・・

 

『やっぱり、日本にそんな悪い人はいない!』

 

『ポン引きさん、疑ってごめんなさい』

 

「はーい、今、開けまーす」

 

初めてのいよいよあっち系のビデオ女優とのご対面に緊張する。

 

向こうは知らないが、こっちは見知っているという状況。

 

『何と言って話し出そう?』

 

『もう大ファンだってことにしよう』

 

と決めてドアを開けると、あっち系の女優とは似ても似つかぬカラーコンタクトをしたダルマのような女が

 

「暑いねー」

 

などと言いながら部屋に入ってくる。

 

「あ、そうっすね」

 

と、意気消沈して答える。

 

『・・・あっち系のビデオ女優じゃない』

 

しかし、よく考えてみれば一旦、二万をだまし取られたと思ったが、
たとえカラコンのダルマであっても、こうやって女性がやってきたのだ。

 

 

気を取り直しまして

 

もういい、女優でなくてもいい、ダルマであってもいい。
わんぱくでもいい、たくましく育ってほしい

この際なんでもいい、と、気を取り直そうとすると

 

「じゃあ、先にお金ね」

 

と言う。

 

「え?」

 

「60分コースなんで25,000円」

 

「いや、そういうことじゃなくて・・・」

 

「・・・なによあんた」

 

「いや、金ならさっきの男の人に払ったけど」

 

「なに、男の人って?」

 

「さっき事務所だかに電話した人だよ」

 

「そんなやつと私は、なんにも関係ないよ。私は金もらってないんだから払いなよ」

 

というか、そもそも財布の中には、既に帰りの電車賃である数百円しか残っておらず、払えるはずがない。

 

普段は気が弱いが、意外と居直ると強気になるのが私である。
騙された怒りと、これからの生活の不安でヤケクソになり、
窮鼠猫を噛む状態になり、恐いものに対する危機感も薄れている。

 

「というか、もう金がねえから払えるわけがねえだろ」

 

「こっちはお前らに騙されたんだ。お前が、俺に金を返せ!」

 

「それが出来ないんなら、さっきの男を呼んでこい!」

 

と問い詰めるが

 

「・・・ホントに私は、そんな男知らないんだって!」

 

という。

 

「それならさっきのヤツを探し出してやる」

 

「その上でグルかどうかは判断する」

 

と吐き捨てて、カラコンダルマを部屋に残してホテルを飛び出していった。

 

(つづく)

【上京する若者へ】 詐欺被害に遭わないために!

夏の日の1994

 

上京したての二十歳の夏。

バイトが休みだったが、やることもないので、昼過ぎから電車に乗って新宿へ行く。
歌舞伎町に入って行き、もうすぐで当時あったコマ劇にたどり着く当たりで、
歯抜けのチンピラのような男が近寄ってきた。

 

「風俗に興味はないか?」

 

「うちにはあっち系のビデオに出ている女優が多数在籍している」

 

などと声を掛けて来た。

ポン引きである。

血気盛んな頃であり

 

〝血気盛ん〟

 

とは、言い換えれば

 

〝分別のつかないバカ〟

 

とも言えるので足を止めて話を聞く。

 

ポン引きは小型のアルバムを出して、有名AV女優らの写真を見せつけてくる。

 

「ほら、ここに写ってる子たちなら、数分で準備できるよ」

 

などと言う。

値段は、ホテル代は別として20,000円ポッキリであるという。

 

20,000円と言えば大金である。

生活も苦しく、食えない日には、鰹節を一握り食って1日の食事としていたような有様で
風俗なんぞに大金を使っている場合ではない。

 

場合ではないのに

 

「じゃあ、この写真の人を頼む」

 

と言ってしまった。

 

 

 

若い男ってヤツは

 

給料日直後で銀行から引き出したばかりの金が、たまたま財布にあったのも悪かった。

 

「あっちのビデオの女優が出てくるなんてすごい!」

 

「さすが東京だ!」

 

「新宿は歌舞伎町だ!」

 

と、財布から金を出そうとするとポン引きは

 

「金は後でよい」

 

「ホテルでいただく」

 

という。

そりゃ、街で現金受け取るわけにもいかんのだろうが、当時はそんなこともわからない。

ポン引きについて歩いていくと、歌舞伎町の奥の方のホテル街に行く。

そんなところがあるとは知らなかったので、なんだか怖い思い。

一件のボロッちいホテルに着く。

入り口の所にカウンターがあって、そこに老婆がおり、昼間の休憩分のホテル代2,500円を支払うように言われ、支払う。

 

男二人で部屋に入る。

男は当時流行り出した携帯電話で事務所らしきところに電話をし、女性をこのホテルの、この部屋へ派遣するよう頼んでいる。

 

 

電話を終えると

 

「じゃあ、数分で女の子が来るから」

 

と言って金を請求する。

 

『何事も段取り通りいっているなあ』

 

と鼻水も垂らさんばかりにアホ面丸出しで思いながら20,000円をポン引きに渡す。

ポン引きは嬉しそうに

 

「では、楽しんで!」

 

と言って出て行った。

 

(つづく)

気を付けよう! ジョガーに対するマナー

走っているときに迷惑なひとがいる。

あなたが走っている人を見かけたら以下のことをしないようにしましょう。

 

歩行喫煙の人

 

今時いるのか?と思うが結構いる。

私が走っているのは、新潟の信濃川沿いの家族連れでお散歩とか、
ジョギングコースのようになっているところなのだが、そこで平気で歩行喫煙しているのである。

こういう人が道端に唾を吐いたり、立小便をしたりしてるんだろうと思われる。

汗をかいている顔に、タバコの煙がへばりついてくるのでしんそこ臭く、苦しい。

 

 

コーチな人

 

マラソンレースに出ているとたいがいこういう人が寄ってくる。

 

「だいたいキロ何分で走ってるの?」

「このペースで行けば2時間で折り返せるぞ!」

 

などとロードワーク中にボクサーを自転車に乗りながら指導するコーチのように

「ファイッ!ファイッ!」

などと言いながらついてくる人。

気持ちはうれしいが、こっちは走るのが苦しくて必死なタイプなんでうるさい。

 

 

変な挨拶の人

 

走っていると

「おはよーございまーす!」

とか

「オッス!」

のような手つきをしてこられる人がいるが、こういう挨拶の人はすがすがしいし、励みにもなって嬉しい。

が、前方から私と対向に走ってきて
急にシャドーボクシングを初めて、私に向かって

 

ビシッ!

 

 

とされたことがあるが、ああいうのは困る。

 

 

質問してくる人

 

ある日、走っていると、ギターさえ持っていないが怪傑ズバットの変身前のような恰好をした男が、
前方でカップルに何か話しかけていた。

 

 

やべえヤツがいるなあと、

そこを私が通り過ぎようとしたときにそいつが真横から急に大声を出して

 

「いつも何キロくらい走るんですかー?!」

 

と質問してきた。

何キロ走るか決めていないので、答えに窮してしまい、かといって無視するのもどうかと思ったので、かなり離れたところから、ぜえぜえ言いながら

「いろいろー」

と答えたが聞こえたかどうかわからない。

 

だいたい走っている最中に、真横から急に質問されて答えることができる人がいるだろうか?

 

「地球の形はー?」

とかくらい決まりきった質問なら

「まるー」

とか答えられるだろうけど

「今夜、何食べる予定ですかー?」

とか、

「幸せってなんですかー?」

とか言われても急には答えられない。

 

だいたい俺が何キロ走るかなんてさして興味もないだろうし、ただただコミュニケーションをとりたいだけの
この怪傑ズバット野郎である。

 

 

もしもあなたが、どうしてもランニング中の人に聞きたいことがあったら、かなり前方から声をかけてあげてください。

 

まとめ

 

走っている人に対しては、なるべく放っておいてあげてください。

 

【大学ノートの由来は?】 大学ノート以外にノートってあるの?

今時、ノートと言えば

 

 これだってところだが、今回は、昔ながらのノートの話。

 

これです。

 

大学ノートの由来は?

 

いわゆるノートのことを、なんで大学ノートと言うのか?

 

小学ノートと言えば、まあジャポニカであろう。

中学ノートと言えば、大学ノートだし、高校も同じだ。

 

あれのことをなんで大学ノートと言うの?

工業高校卒の私に喧嘩を売っているのか?

だとしたら逃げるぞ。

 

大昔は、大学生くらいにならないとノートを使わなかったのかも?

 

調べてみると

大学ノートは、1884(明治17)年に東京帝国大学(現:東京大学・本郷)の近くにあった文房具・洋書店の松屋で売り出されたことに由来。

筆記具として鉛筆が普及し始めたこの頃、これに合ったノートをということでヨーロッパから留学帰りの同大学の教授が勧めたもの。

イギリスからフールス紙というクリーム色の洋紙を輸入、製本されたこのノートは学生の間で人気となる。

これを学生が大学ノートと呼んだとも、松屋が大学ノートという名前で売り出したとも言われる。

少し後に神田の丸善が大学ノートとして大量生産。その名は広く知られることになる。

 

 

なんだかよくわからんが、乱暴な言い方をすれば、つまりは小見出しの通り、

 

〝大昔は、大学生くらいにならないとノートを使わなかったのかも?〟

 

で、よかったようである。

 

では、明治17年以前のノートは?

 

では、その前は、どんなノートを使っていたのか?

鉛筆を用いないノートってどんなものなのか?

 

筆で、ドラマとかでたまに見る、こういうのに書いていた模様。

 

 

大学ノートの大学をとっちゃえば?

 

でも、1887年の話だよ?

 

もうノートと言えば大学ノートなんだから、いっそノートに統一してもいいのでは?

 

と思って、さらに調べると、大学ノートの定義は、

 

多目的な利用を想定したノート。

上部に見だし欄と日付記入欄がある他は横罫線のみで基本的にマス目は無い。

中学生、高校生、大学生などが授業に利用することが多い。

一行の高さは、A罫は7 mm、B罫は6 mm、C罫は5 mm、U罫は8 mm、UL罫は10 mm。

他に、方眼罫、縦罫、無地などがある。

一般的にはB5、あるいはA4サイズのものが用いられる。

 

ということで、なんだか読むのも面倒になってきたが、
大学ノートにも大学ノートで

「小さいメモ帳みたいなノートは大学ノートじゃない!」

「マス目があるとといかん!」

とか言い分があるらしいので、ノートには統一できないらしい。

 

と思ったら

 

「単に横書きのノートなら大学ノートだよ」

 

という、まあまとめてしまえば

 

〝諸説あります〟

 

ってところらしい。

というかこういうウンチクを知って、他人に喋ったりすると嫌われるので、
今回の記事は忘れたほうがいいと思うぞ!

【アル中と呼ばれて】 アルコール依存症への軌跡  卒業編

32歳で連続飲酒

 

このように私は、毎日飲むようになってから僅か2年あまりで、年に3回程度の割合で連続飲酒に陥るようになった。

仕事を休んで飲み続けることもあった。

父親と同じである。

私が独り身なだけで、家族が居れば配偶者の命令で、息子が私にインディアンデスロックをかけていたかもしれない。

 

 

       ※写真はインディアンデスロック

 

吐いても飲んだら危険信号

 

酒を飲む理由は、昔、友人がいった

 

「気持ちがいいから」

 

しかないと思う。

私が三十歳まで飲まなかったのは、それまでは飲んでも気持ちよくなかっただけの話。

 

なので、これ読んでくれてる人も、気持ちがいいレベルで飲んでいる分には問題がないと思うが、恐ろしいのは、気持ちがいいから飲んでいたのに、
気持ちがよくなくなってもまだ飲み続ける私のような症状に陥ることである。

 

 

依存症の最大の原因は?

 

依存症になった原因は何か?

〝ストレス〟

とか

〝弱い自分〟

とだいたいみなさん答えられると思う。

 

 

当時の私なら

 

「借金が大変で」

「未来が見えなくて」

「孤独で」

などと言うだろうな。

 

多分、アルコール依存症の人も、だいたい

 

「ストレスで」

 

「人間関係で」

 

「閉塞感のある世の中で」

 

「孤独で」

 

「意思が弱くて」

 

と答えられると思うが、今、私が考えてみると依存症になった原因はズバリ

 

〝酒〟

 

である。

 

あなたじゃなくて、酒がわるい!

 

身も蓋もないとはこのことかもしれないが、断言したい。

飲む側の問題ではない。

酒が悪いのである。

やめられないあなたが悪いんじゃない。

酒を飲むから、また飲みたくなるのであり、麻薬やタバコと同じである。

 

酒を飲んで

 

『俺はダメな人間だ』

『みんなから嫌われている』

 

と思ったのも、原因は酒。

酒は毒。

毒は多少なら薬にもなろうが、度が過ぎればただの毒。

普段から内心、そう思っていたのが、酒を飲んで顕れたのではなく、
初めからそんな考えはないのに、酒を飲むと脳がおかしくなってわけのわからんことを思ったに過ぎない。

 

 

 

酒を辞めるということ

 

約三年前、タバコを辞められたので、ついでに酒も辞めてみようと

〝アレン・カー著 禁酒セラピー (KKベストセラーズ)〟

と読んで辞めた。

 

半年で、また飲んでしまってすみません。

 

ただ、辞めているとき、

「酒のみたい」

とか思ったことはなく、毎日、やりたいことに費やせる時間は増えるし、身体はすこぶる快調だし、

「酒やめて、一切やなことない!」

と思っていた。

だから、誰でも辞められると思う。

 

(じゃあ、なんでお前はまた飲んだんだ!)

 

ちょっと、デートする機会があって飲んでしまったのである。

その後は、ムチャ飲みはしないので、大人な飲み方ってことで許して欲しいなどと言い訳している。

というか私の場合は、飲まずに口説けるようになるのが先決かも!

 

禁酒は、何度も敗者復活あり

 

というか、またやめよう!

結果は、おって連絡します。