【嫌いな上司からの、厄介な仕事の押し付けられ回避方法!】急にちゃん付けにご用心!

急にちゃん付けの上司

 

いつもはそんな風に呼ばないのに、急にあなたのことを、

 

「〇〇ちゃん」

 

などと、猫なで声で呼びかけてくる上司がいたら要注意である。

 

なぜならそれは、面倒な仕事を押し付けようとする合図だからである。

 

嫌な仕事の押し付けられ風景

 

いつもは

 

「おい!岡村くん!」

 

などと呼んでくる上司が急に

 

「ねえ、岡ちゃ~ん」

 

などと甘えた感じで、腰を振りながらにじり寄ってくる。

 

その上で、私の肩にケツをグイグイと押しつけながら

 

「岡ちゅわ~ん」

 

と更に呼ぶのである。

 

気持ち悪いんだこの野郎!と思っていると、言いにくそうに

 

「今、忙しい?」

 

と聞いてくる。

 

この質問に対して

 

「暇です」

 

などと答えようものなら

 

「じゃあ、ひとつお願いしたいことがあるんだけど」

 

と言うので注意が必要である。

 

だがしかし、

 

「今、忙しい?」

 

に対して

 

「忙しいです」

 

と答えても意味は無い。

 

なぜなら例え

 

「忙しいです」

 

と答えても

 

「や、ちょっとだけ、簡単に済む話だから!」

 

と言って、結局強引に仕事を押し付けてくるからである。

 

なので

 

「今、忙しい?」

 

と言われたら、どうあがいても仕事を押し付けられるしかなく、もうおしまいである。

 

定時で帰るのはあきらめるしかない。

 

 

上司の言い分

 

で、仕事を押し付けた方は

 

「じゃあ、帰りの時間なんで」

 

「ヌハハハッ」

 

と言い残し

 

『上司が、ちゃん付けで呼んでやったんだから気持ちよく引き受けろ』

 

『部下が定時で帰れるなんて100年早いわ』

 

『定時で帰るのは我々上司の特権である』

 

『日本に身分制度はないが、会社にはカースト制度がある』

 

『最底辺の社畜どもは奴隷のように働くのだ』

 

『で、明日は明日で俺のクツを舐めろ』

 

などと思いながら定時で帰っていくのである。

 

許せん。

 

 

やっかいな仕事の押し付けられ回避手段

 

ではどうすれば、このように強引に仕事を押し付けられることを回避できるか?

 

それは、冒頭で書いたように、普段は言わないくせに、急に猫なで声で

 

「〇〇ちゃ~ん」

 

などと言い出した瞬間に、なんでもいいので理由を付けて逃げ出せばいい。

 

具体的にはどうするか?

 

バカ上司が腰をくねらせて近づいて来たとする。

怪しい雰囲気である。

 

全力で顔面の筋肉という筋肉を緩め、気持ちの悪いニヤケたツラである。

いよいよ、来る。

 

太鼓持ちのように手もみをしながら

 

『あ!いたいた!』

 

という、

 

『たった今あなたがそこにいることに気が付きました!』

 

と言わんばかりの臭い小芝居を入れつつ

 

「〇〇ちゃん」

 

と言い放ったその時が最初にして最後のチャンスである。

 

ここで、唐突で構わんので

 

「腹がっ!」

 

と言ってうずくまろう。

 

なおもバカ上司は仕事を押し付けようと、うずくまっているあたなの背中にケツをグイグイと押し付けながら

 

「〇〇ちゅわ~ん」

 

「腹がどうしたのよう」

 

と言ってくるので、それ以上は答えずに、ほふく前進で逃げ出そう。

 

で、ひとまずトイレの個室に逃げ込んで嵐が過ぎ去るのを待てば大丈夫である。

 

数分経てば、もう他の誰かに面倒な仕事は押し付けられているからである。

良かった。

 

それでもだめなら

 

しかしながら、万が一、トイレの個室を出たところで、件のバカ上司が待ち構えており

 

「お腹大丈夫?」

 

「今、忙しい?」

 

と言って来たら、もうあきらめるしかない。

 

と言うかそんな会社、辞めた方がいいなあ。

【嫌われ役を買って出る?】それを自分で言う人・・・

嫌われ役

 

「俺が嫌われ役を買って出てるんだよね」

 

と言う者がおる。

 

こういう人は、嫌われ役ではなく、そもそも嫌われ者である。

 

にもかかわらず

 

〝役〟

 

などと、あたかも演じているように言うので腹が立つ。

 

西田敏行が

 

「俺が猪八戒役を買って出たんだよね」

 

というならわかるが、猪八戒が

 

「俺、猪八戒役を買って出たんだよね」

 

とは言わんだろう。

 

言っているのはバカ上司

 

このセリフ、だいたいがバカ上司が部下に対して言う。

 

キレやすい、精神的に未熟なバカ上司が感情的になって部下を叱責した場合に

 

『あーちょっとキツイこと言っちゃったなあ』

 

と一瞬思うのものの

 

『誰も言わんから俺が言ってやったんだ!』

 

と開き直り、

 

『でもちょっとまずいな』

 

『フォローしとかんといかんな』

 

と思いはじめ

 

「俺のために言ってるんじゃない!」

 

「お前のために言ってるんだ!」

 

などと無理なことを言い出すが、まだまだフォローになっていない。

 

言うだけ言って、高ぶった気持ちがややクールダウンしたところで、

 

『これを後になって上司にチクられるとまずいな』

 

と思い、急に同僚のところへ行き、眉毛をハの字にした上で

 

「まあ、俺が嫌われ役を買って出てんだよね」

 

と遠い目をして抜かすのである。

 

アホである。

 

※写真は、「俺が嫌われ役買って出てるんだよ」と言っている上司。

 

そもそもその評価は他人がするものである

 

だいたい、

 

「嫌われ役を買って出ている」

 

と言うセリフは他人が

 

「あの人が、嫌われ役を買って出てくれるんだよね」

 

と言うものであって、自ら

 

「俺が嫌われ役を買って出てるんだよね」

 

などと言うところからも、この人が根っからの嫌われ者である証明である。

 

泣いた赤鬼の、青鬼が

 

「俺が嫌われ役を買って出てるんだよね」

 

なんていうか?

 

赤鬼が

 

「あの人が、嫌われ役を買って出てくれたんだな」

 

と言うのが正しいだろう。

 

何のために言っているか?

 

自ら抜かす

 

「嫌われ役を買って出ている」

 

は自己弁護以外のなにものでもない。

ただただ保身のために言って居る。

 

本人は保身のつもりでも、周りから見れば、嫌われるような言い方をしなければ、物事を伝えられないという、自分が感情的なバカであることを認めているのである。

 

それでも尚、嫌われ役を買って出ていると自ら言うのであれば、言われた方も黙っている場合ではない。

 

〝役を買って出ている〟

 

と言っている以上、徹底的に嫌ってやりましょう。

 

 

お前が嫌いだ!

 

もしも、今後

 

 

「俺が嫌われ役を買って出てるんだよね」

 

と言っている人をみたら

 

「というか、あなた、そもそも嫌われ者ですよ」

 

と言ってやりましょう。

 

まとめ

 

と言うように、みんなが言いにくいことをこうして書いて、俺が嫌われ役を買ってでてるんだよね。

 

【田中義剛嫌いですか?】Yes me too!【嫌われる理由とは?】

田中義剛エレジー

 

真綿色したシクラメンほど、清しいものはないと、その昔、布施明は歌った。

 

小麦色した田中義剛ほど、悲しいものはないと、私は今、歌いたいのである。

(歌えばー?)

 

なぜ、田中義剛が悲しいか?

それは以下の経験からである。

青森にて

 

私が、青森に長期出張で行った際、青森県民の方に

 

「青森は、田中義剛の出身地ですよね?」

 

と言うと、それまで朗らかな表情だったその人は、急に不機嫌な顔になり

 

「生まれは青森かもしれないが、ただそれだけの話であって、ヤツは北海道の人間だと思ってます」

 

とキッパリ言う。

 

「いや、でも、調べてみると田中義剛の出身地は・・・」

 

と更に言おうとすると

 

「何が言いたいんだアンタ?」

 

「それ以上、田中義剛について何か言うんならこの青森から出てってくれ!」

 

と言うので、そこから先は伊奈かっぺいの話をしてお茶を濁した。

 

一方北海道では?

 

その直後、北海道に長期出張に行き、あちこちに花畑牧場のお土産屋があったので北海道民に

 

「田中義剛は、もはや北海道の名士だね」

 

というと、それまで朗らかな表情だったその人は、急に不機嫌な顔になり、

 

「道民は誰一人、そんな風に思ってません」

 

とキッパリ言う。

 

「いや、でも、こうやって花畑牧場で田中義剛は大成功を・・・」

 

と更に言おうとすると

 

「何が言いたいんだアンタ?」

 

「それ以上、田中義剛について何か言うんならこの北海道から出てってくれ!」

 

と言うので、そこから先は鈴木宗男の話をしてお茶を濁したのである。

 

どうして田中義剛はこんなに嫌われるのか?

 

その経歴について調べてみた。

 

【田中義剛】

1958年生まれ。青森県八戸市出身。青森県立八戸北高等学校・酪農学園大学酪農学部卒業。

高校卒業後、牧場を開くことを夢に抱いて北海道の酪農学園大学へ進学。

学んでいくうちに牧場を開くには莫大な資金(当時で二億円以上)が必要であると知り、まったく脈絡は不明なのだが、シンガーソングライターとなり、1980年頃から北海道のラジオパーソナリティーや音楽パブなどを経営しながら知名度をあげ、1987年に東京に進出。

で、タレントとして活躍したのち、事務所に借金をして1994年、北海道に夢の牧場を開業。

商品の失敗で莫大な借金を抱え、一時は自己破産寸前に追い込まれながらも徐々にチーズなどのヒット商品に恵まれ、ついには2007年に生キャラメルのヒット商品を作り出し2009年には年商120億円に達したそうである。

 

 

で、北海道で嫌われている理由

 

先述の生キャラメル、実は、2006年に別の業者が開発したものであり、それをパクった形であり、且つ、クオリティーも低く、且つ、商標登録を取ろうとしたりする権利に対する貪欲な姿勢、且つ、値段も高く、且つ、抱き合わせ的な販売手法、且つ、私が開発しましたと豪語したり、テレビのゲストで登場しても結果、自身の牧場製品の宣伝に終始してしまう姿勢などが原因で嫌われているらしく、これが本当なら、確かに嫌かもと思うのであった。

でも、生キャラメル、うまいけどね。

 

昔から田中義剛は嫌われていた。

 

しかし田中義剛は、牧場を開業する前から、青森や北海道に限らず、日本国中から嫌われて負った。

 

とりわけ私は、早くからのアンチ田中義剛である。

私は、田中義剛が花畑牧場を開業するずっと前、彼が東京に進出し笑っていいとも!に出ていたころから大嫌いであった。

いいともの担当コーナーは、所ジョージと嘉門達夫、それに田中義剛の三人がギターを持ってごく短いオリジナルのコミックソングを歌うというコーナー。

私は、所さんと嘉門の歌に当時ハマっており、毎週かかさずに見ていたのである。

 

そこで、所さん、嘉門さんの両名が毎週きちんと歌を作っていたのに対し、田中義剛は毎回、どういう訳か、受けてもいないのにラ・バンバを、客に手拍子を強要。

 

義剛が

 

「ラ!」

 

と言えば

 

客に

 

「バンバ!」

 

と言わせるコール&レスポンスをするだけというもの。

何度もいうが全く受けていない。

いつもそうやって逃げていた。

中学生ながらに

 

「だったら出てくるんじゃねーよ」

 

と思っていたものである。

 

生キャラメルといい、オリジナルソングといい、今から思えば当時から他人のふんどしで相撲を取っていたんだな、と思い当たったのである。

そういう理由で私は田中義剛が嫌いなのである。

あと、顔。

【いくつに見える?】興味ありませーん!について考える。

私って、いくつに見える?

 

「私の年齢が、いくつにみえるか聞いてみたら実年齢よりも10歳若く言われちゃって」

 

などと喜んでいる者がおる。

 

これ、そもそも普段から自分が若く見られがちであることをいいことに、若くみられるの見越して質問しているんである。

 

聞かれた方も聞かれた方で、いろいろ気を遣わなければならんしで、全くめんどくさいよねえ?

 

 

どうせ聞くなら

 

まあ、それはそれで若く見られて嬉しいだろうし、その人もそれなりにアンチエイジングに励んでもいるんだろうから

 

「いくつに見える?」

 

と聞いてくれて問題ないのだが、私は今回、この

 

「いくつに見える?」

 

を、自分の実年齢よりも若い者に聞いて、若く見られたからと言って喜んでいる場合ではないと言いたいのである。

 

その理由は?

 

聞かれた若手も、

 

「いくつに見える?」

 

などと聞かれたら、気をつかって、だいたい若くいうだろう。

 

「でも私は、正直に答えてもらうべく、気をつかわずに正直に答えて!と言っている」

 

と言う者もいるが、これでも結局、正しい見た目年齢を判断することはできない。

 

なぜなら、例えば二十歳の者が、自分が未経験である三十歳とか四十歳だとかが、どの程度劣化しているかなど知る由もないし、特殊な熟女マニアなどでなければ興味もないはずである。

 

なので、本当に若く見られているかどうかを確認するためには、自分の年齢を経験してきた年上の者にすべきである。

 

そうすることによって、本当に自分が実年齢よりも若く見られているかどうかを正しく把握できるのである。

 

「私、42なのに、二十歳の子にきいたら29に見えるって~」

 

などと喜んでいる場合ではないですよ、本当に!

 

若者の考え方

 

だいたい若手は、自分よりも10歳以上年が上の者は、30歳でも50歳でも

 

〝年上〟

 

〝中年〟

 

などと、ひとくくりにしておる者も多い。

 

最近、昭和歌謡が若者にブームになりつつあるので、年齢の話になると

 

 

「やっぱりアリスとか聞いてたんですか?」

 

「それともグループサウンズとかですか?」

 

などと、時代錯誤も甚だしい質問をしてきたりする。

 

タチの悪い者になると

 

「やっぱり高校生の頃は、舟木一夫とか聞いてたんですか?」

 

などと言い出す。

 

♪あ~か~い~ゆう~ひが~校舎を染め~て~

 

ってそんなもん聞いてるか!

 

 

または

 

「なんでハイスタ知ってんですか?!」

 

などと言い出す者もいるので注意したい。

 

というか、そんなに若く見られたいかねえ?

と思う。

 

年をとることが悪いことでしょうか?

【敵は生島ヒロシ】私、生島ヒロシが嫌いです!

私たちが生島ヒロシを嫌いなわけ

 

昭和49年生まれは間違いなく生島ヒロシが嫌いである。

なぜなら私たちが高校生の頃、1991年頃。

 

今でもやっている長寿番組のミュージックステーション。

MCはもちろんタモさんだが、当時、アシスタント司会者だったのが生島ヒロシだった。

 

 

生島は番組中、ことあるごとに

 

「タモさーん!」

 

と大声を張り上げる。

 

張り上げるというより、張り上げるだけ。

ただもうそれだけ。

 

タモさんがボケれば

 

「タモさーん!」

 

タモさんがツッコめば

 

「タモさーん!」

 

生島が進行を忘れたら

 

「タモさーん!」

 

ミュージシャンが喋らねば

 

「タモさーん!」

 

と、のべつ幕なく、タモさん連呼。

 

タモさんと叫ぶだけで金を受け取っていたのである。

 

そのため、当時の高校生のほとんどは、口に出しては言わないが街で生島を見かけたら殴ろうと思っていたのである。

 

福澤アナの「ジャストミート!」

EXテレビの金曜日、森脇健児の

 

「ルーさーん!」

 

と、ただ吠えていただけの状況に似ている。

 

生島許すまじ

 

当時、これまた未だに続く長寿番組のアッコにおまかせ。

 

副司会者は、にっくき生島ヒロシ。

 

 

この番組で、生島は何をしておったか?

 

タモさん不在で、タモさんと叫ぶわけにはいかない。

 

その時、悩みに悩んだ生島ヒロシはどうしたか?

 

タモさんを、アッコさんに置き換えたのである。

 

アッコがボケれば

 

「アッコさーん!」

 

アッコがツッコめば

 

「アッコさーん!」

 

吉村がスベっても

 

「アッコさーん!」

 

なんでもかんでも

 

「アッコさーん!」

 

で押し通したのである。

 

メイン司会者の名前を叫んで金に変える。

 

ここにもバブル時代の錬金術の縮図が見られるのである。

 

ちなみに改めて調べてみると、ミュージックステーション、アッコにおまかせ、両方とも生島は、1991~2年頃には降板しているので、当時の私の意見は世間の意見と同じであったと思われる。

 

再びやってきたIKUSHIMA

 

しかし最近は、めっきり生島ヒロシを見かけなくなってやれやれと思っていたにもかかわらず、ライザップのCMで、久方ぶりに生島が私の目の前に登場したのである。

 

ライザップのCMがテレビから流れる

 

画面には、おどろおどろしい音楽にのせて、腹が出ているのを気に病んでか、パンツ一丁でうつむきながら、拗ねたような顔をしている生島が映し出される。

 

※こんな感じである。

 

『別にいい』と思う。

『放っとけばいい』とも思う。

『俺にとっては過去の人間だ』と自分に言い聞かせる。

 

CMは続く

 

おどろおどろしい音楽が続き、生島はその出っ張った腹をさすったり、つまんだりする。

 

『別にいい』

『放っておけばいい』

『私ももういい大人だ』

『高校生ではないし腹が立つこともない』

 

CMは転調する

CMは、おどろおどろしい音楽から一転、明るいファンファーレじみた音が響き、痩せて、且つ必要以上に日焼けした生島が満面の笑みでガッツポーズをとる。

 

 

『べ、別に、いい』

 

『ほ、放っておけば、いい。ぐぐぐ。』

 

と思った直後、生島は両腕を、てのひらを上に向ける形でつきだし、画面の向こうからこちらを挑発的な視線をおくり、あまつさえ、その10本の指をクネクネと動かしながら、

 

「こっちへ来いよ」

 

と言わんばかりに、何か口を動かしながら、大きく手招きするのである。

 

 

「カモーン!カモーン!」

 

もしくは

 

「トラーイ!トラーイ!」

 

と言っているように見える。

 

『ほ、ほ、っほ、放っとけばいい。。。。』

 

『俺の人生に、生島のことを考える時間は一切無い』

 

ってここまでなめられて、放っとけるかー!

生島コラーーーッ!

生島てめえ!

何年経ってもてめえだけはー!!!

 

あ、しまった。私は大人だった。

はあ、はあ。

取り乱しましてすみません。

生島ヒロシさん、大好きです。
ウソですけど。

 

【覚えた言葉をすぐ使う】 付け焼刃上司とは?

おぼえた言葉を、すぐに使いたくなる困った上司

 

何年か前に『声に出して読みたい日本語』という本がベストセラーになったことがある。

これと同じ考えなのか、人が話してはじめて耳にしたワードが気に入ると、それをすぐに声に出して使いたがる上司がおる。

 

ちょっと聞きかじった言葉を気に入り、使いたくなってすぐに言う。

 

『その言葉、カッコいい』

 

『声に出して言いたい!!!』

 

と思って使うのである。

 

すぐ言うだけなら構わないが、昔っから知っていたように、今まさにそれを自分が言う予定だったかのように使うので腹が立つ。

 

会議の席で

 

部下のひとりが

 

「これはマストでお願いしたいのですが」

 

と言うと

 

『。。マスト。。どっかで聞いたことがある。。』

 

『。。。かっこいい。ワシも使ってみたい。。。』

 

 

と思い

 

「君のいうように確かにマストでやらねば意味がないな!」

 

「ヌハハハッ」

 

などと抜かす。

 

そんな腐れ上司が

 

「イニシアチブ」

 

とか

 

「エビデンス」

 

などと耳にしようものなら

 

「そりゃあそうだ!みんなイニシアチブ精神にのっとって、楽しいエビデンスを頼むぞ!」

 

「ガハハハッ」

 

などとさっそく使いだすが、意味がよく分からずに使っているので、聞かされている方も訳が分からなくなるのである。

 

 

 

カタカナだけでは収まらない

 

使いたがるのは、カタカタ用語だけではなく、もちろん日本語でも同様である。

 

会議の席で部下が

 

「泥臭くいきましょう!」

 

などと発言すると

 

『。。。〝泥臭く〟。。。』

 

『。。昔、青春ドラマで聞いたことある。。。。』

 

『中村雅俊になりたい!使いたい!』

 

と思い

 

「そうだそうだ、泥臭くいこう!」

 

「それが青春ってもんだろう?」

 

「ところで諸君!青春ってなんだ!?」

 

「とにかく何かをはじめよう!レッツビギン!」

 

「ヌハハハッ」

 

などと話し合いの流れに関係なく、ただ言葉をつかいたいだけで使いだす。

更には

 

「丸投げ」

 

「青天井」

 

などと聞こうものなら

 

「昔、猪木が藤波に、丸投げからの青天井で勝ったことがあるんだよ」

 

「あの試合は、燃えたなあ~」

 

「ドフフッ」

 

と言って会議は収拾がつかなくなり、後日、そいつ抜きで同じ議題で話し合わなければならず二度手間である。

 

 

すぐ言う上司のその後

 

やがてそいつは会議に呼ばれなくなり、仕事も引き受けることもなく、暇でどうしようもなくなる。

 

職場へ来ても日がな一日やることがないが、自席にボーっと座っているといかにも暇丸出しである。

 

それではまずいと、職場内をほっつき歩き、そこらで飛び交っているワードを収集していく。

 

一通り収集が済むと、みんなが一生懸命仕事をしているところへ用もないのに  

 

「お!今日も落とし込んでるね~」

 

「やっぱり、課長マターのミッションはペルソナ的にもタイトなんだよなあ」

 

「君も粗利をサマリーしてハレーション的にゼロベース」

 

「アナウンスに色を付けて明日に向かって五月雨式だ!」

 

などと話しかけて回り、仕事をしているアピールをしているつもりで醜態をさらして回るのである。

 

勘違いした部下

 

何を思ったのか、この上司に入れ込んでしまった頭の悪い部下がおり、結婚して男の子が生まれた機会に、この上司に名付け親になってもらったところ、リスケ君と名付けられたそうである。

 

 

【似非関西弁の使用例】そもそもムカつく理由とは?

何故か腹が立つ似非関西弁

 

関西人でもないのに関西弁を使う者がおる。

 

四六時中ずっと関西弁ならいい。

 

例えば、漫才師の宮川大助・花子の大助は、鳥取出身だが、ずっと関西弁なのでいいとする。

 

また外国からやってきて関西に住み、自然と関西弁になった関西版ダニエル・カールみたいな人もいい。

さらに、三重県人を〝似非関西弁〟と言う者がおるが、
私の経験では三重県はかなり関西弁に近いので似非関西弁などではないと、三重県民擁護の質立場を取りたい。

(とればー?)

 

 

聞き飽きた反論

 

似非関西弁が嫌いなどと書くと

 

「やいやい!こちとら江戸っ子よ!」

 

「田舎もんが大勢押し寄せてきてる東京で、似非東京弁を聞かされる身にもなれってんだよ!ちきしょーめ」

 

などと言う、本当は江戸っ子ではない人が必ず出てくるので注意したい。

 

 

〝ここぞとばかり〟が腹が立つ

 

私が腹が立つのは、関西に住んだ経験もなく、普段は違うのだが、たまに関西弁になるヤツである。

 

ここ一番という場面で関西弁を使うので腹が立つのである。

周りに関西出身者が多いから関西弁を使うという者も許さん。

 

と、ここまでの文章を読んだ似非関西弁野郎は、

 

「なんでやねん!」

 

と言う。

 

「なんでやねーん!」

 

とバカみたいな顔をして言う。

 

「関西に住んだことなくてもさー」

 

「自然に出るんやからしゃーないやんかー!」

 

などと言う。

 

それを聞いた者は全員が畳を掻きむしることになる。

 

こんな似非関西弁野郎と普通に付き合ってたら畳がいくらあっても足らない。

 

以下に代表的な似非関西弁の使用例と、所感等を列記するので参考にされれば幸いである。

 

  ※写真はいかにも似非関西弁を話しそうなひと。

 

ゆーても

 

〝そうは言っても〟の意味で使用する。

 

例えば『腐っても鯛』を

 

「や、ゆーても鯛っしょ!」

 

の様に使用する。

こういうヤツが

 

「ゆーても~」

 

と発するときは、嬉しそうな、美味しいものを食べたときの口の形になるので、すかざす

 

「今、なんか食べた?」

 

と言って話を遮ってやろう。

 

なんなん?

 

〝なんでなの?”の意味で使用する。

 

「似非関西弁が腹が立つって、なんなん?」

「お前、なんなん?」

 

などと使う。

お前が何なんだよ。

 

 

腹立つわー(はらたっつぁー)

 

これを使う野郎は、金八さんを、きんぱっつぁんと発音し、オッサンをオッツァンと発音するが、
原辰徳のことは、原たっつぁのりとは言わず、普通に〝原監督〟と言うよくわからん人種なので注意したい。

 

ちゃうやん

 

〝違うでしょ〟の意味。

 

「違うでしょ」

 

と言うよりも、迫力もあり、深い考えがありそうに思われて便利であるために使う。

 

自分の意見を否定されたりすると

 

「ちゃうやん!」

 

とは言うが、それ以上の反論があるわけでもなく、ただただ、ちゃうやんを繰り返し言ってりゃ済むと思っている。

 

「何がどう違うんですか?」

 

と聞いても、相も変わらず

 

「ちゃうやん」

 

の一点張り。

この様な、ちゃうやん連呼のバカがいたら、駄々をこねる哀れな大人と思って放置しよう。

 

〇〇やっちゅーに!

 

〝〇〇って言ってるのに!〟の意味で使用。

なにかにつけつっこむときに使う。

別の意味の、ちゅーに病。

例えば月極駐車場のことを、おどけた感じで

 

「げっきょく駐車場だったりしてー」

 

などと、すがりつくような目で、逃げ出したくなるようなことを言うヤツに対して

 

『おぬし、なかなか面白いのう』

 

『その面白さに、こっちも一枚乗っからせてもらうわ』

 

との思いを込めて

 

「つきぎめやっちゅーに!」

 

と、手の甲でビシッと相手の胸を叩く者達。

突っ込まれた方も満更でもない様子で

 

「ダハー」

 

などと言い、恍惚の表情で頭を掻いたりするので関わり合いになってはならない。

 

 

 

〇〇へん

 

〝無い〟の意味で使用。

 

〝られへん〟〝せえへん〟〝でけへん〟などと言う時に用いる。

 

主に金言めいた事をいうときに、照れ隠し的に使う。

 

「愛する人を信じられへんときは・・・」

 

などとバーカ!

 

 

 

なんで似非関西弁は腹が立つのか?

 

例えば愛知県出身者の私が、大阪に行き、ここぞとばかりに津軽弁を使っても、誰も腹が立ったりしないだろう。

津軽弁に限らず関西弁だけがなんで似非をここまで腹立たせるのか?

 

似非関西弁のイントネーションがネイティブのものとは明らかに異なり不協和音となって単にイラッとするんだろうと思ったが、

だったら先ほどの似非津軽弁に腹が立たないのは何故か?

 

関西弁は、便利である。

 

短く表現できたち、言葉の中にさらっと笑いのニュアンスを含めたり、照れ隠し的な要素がこもっていたり、
使用すればとても便利な言葉である。

 

そんな言葉には

 

「自分も使ってみたい」

 

「使えたらいいな」

 

という憧れが心のどこかにあるものの、

 

「お国言葉を使うのは、その土地関係者の特権だから使う訳にはいかない」

 

と思っているところへ

 

「便利な言葉は使うぜー」

 

「人の畑も踏みにじるぜー」

 

とズケズケと関西弁を使うというデリカシーの無さと、さらにはニュアンスも使い方も変でズレているという点に腹が立つのではないか。

 

それが似非関西弁を、私のような関西無関係人間からみても、関西人からみても腹が立つ最大の理由であると私はここでハッキリいいたい。

(言えばー?)

 

【アホな教育係】 北風と太陽の誤認識とは?!

間違った前説

 

私の通っていた工業高校の文化祭に、聞いたことのない名前の落語家がきて、全校生徒で落語鑑賞をすることになった。

体育教師のひとりがステージに立ち、落語鑑賞にあたっての注意事項を説明しだした。

 

「おい、お前ら!」

 

「今から落語という古典芸能を演ってくださる!」

 

「笑え!」

 

と抜かし、おかげで誰も笑えなくなったことがある。

 

工業高校は生徒もバカだが、体育教師も似たり寄ったりなのである。

 

間違った指導

 

先述の体育教師まではいなかくとも、スポーツの指導などで

 

「身体が固くなってるぞ!」

 

「そんなに緊張してどうするんだ!」

 

「もっとリラックスしろっ!」

 

などと、とてもじゃないがリラックスできぬことを抜かす者がおる。

 

リラックスは、相手が心の中からするものであり、その人がリラックス出来るように、
落ち着かせる言葉をかけたり、話題を変えたりして、緊張をほぐすために物事を運んでいく必要があるのである。

にもかかわらず

 

「リラックスしろっ!」

 

などと言うのは言語道断、本末転倒なのである。

 

水泳親子

 

何年か前に市営のプールに通っていたのであるが、そこには45歳くらいの父親がコーチとなり、
5歳くらいの息子に対して水泳の猛特訓をしていた。

 

私が行くたびに遭遇するので、ほぼ毎日特訓していたと思われる。

 

コーチの父親は、プールサイドから

 

「ジュンちゃーん!(仮名)」

 

「ジュンちゃーん!」

 

と息子の名を、ずっと叫んでいるので、チビッ子の名前がジュンちゃんとわかる。

 

ジュンちゃんは、遊びたい盛りに本当に一生懸命がんばっているなと感心する思い。

 

「ジュンちゃーん!」

 

「ジュンちゃーん!」

 

「ジュンちゃーん!耳に腕をあてて!」

 

「はいっ電信柱!電信柱!」

 

などととても熱がこもっている。

言われたジュンちゃんも電信柱のように体をまっすぐにする。

 

話したことがないので想像でしかないが、私がプールで泳はじめて終わっても続けているので毎日一時間以上はやっていると思われる。

熱血親子とはこのことか。

ジュンちゃんが将来、有名な水泳選手になってくれたら嬉しいと思う。

 

 

なんでも、押しつけがましければ、全部台無し

 

ある日、ジュンちゃんが猛特訓に対し

 

「もうやだ」

 

とぐずりだし、泳ぐのをやめたり、適当に遊ぶように泳ぎ出した。

 

『毎日毎日、こんな練習漬けじゃ仕方あるまい』

 

と思っていたのだが、コーチの父親は急いでプールに飛び込みジュンちゃんに泳ぎ寄った。

 

適当に泳ぐジュンちゃんの肩を抱くと

 

「ジュンちゃーん!」

 

「ジュンちゃーん!」

 

「なんでマジメにやらないのっ!」

 

「あのね、楽しく練習するのと、いやいや練習するのでは結果がまるで違うんだよ!」

 

「ジュンちゃーん!」

 

「楽しく練習しなくちゃダメでしょ!!」

 

と言った。

 

いや、だったら楽しく練習できるように雰囲気を作ったり褒めたりすかしたり、持ち上げたりけなしたり
うまく物事を運ぶのもコーチのつとめだと思うのだが、相変わらずこのコーチは

 

「ジュンちゃーん!」

 

「なんでマジメにやらないのっ!」

 

「ジュンちゃーん!」

 

と言い続けているので、困ったものである。

 

それまでがまんしていたが

 

「だいたいジュンちゃんジュンちゃんうるせーよ」

 

と思ったのだった。

 

北風と太陽の例え話があるが、強制的な太陽は、北風以上に厄介なのである。

【話が長い人との決別】 タイプ別 話が長い人の特徴とその対処法

困ってしまう、話がとことん長い人

 

話がいちいち長い者がおる。

必要な話が長いわけではなく、自慢話・愚痴など、聞きたくもない話を延々とクドクド話す。

 

貴重な休憩時間に

 

「ちょっと聞いてよ」

 

などと話しかけられ

 

「45分にわたる長い話を聞かされた」

 

というだけの話を60分かけて聞かされ休憩時間がまるまる無駄になったりするのである。

 

話が長いヤツとの会議はうんざり

 

こういう人が会議に参加するととてもやっかいである。

 

場を和ませる冗談のつもりか、余計な話を長ったらしく話して会議が進まない。

 

限られた時間の中で仕事をしておるのだが

〝なるべく手短に〟

という発想がないのである。

 

そうして散々みんなの時間を浪費し、仕事を遅れさせるが、自分は暇なので定時でさっさと帰っていく。

 

さあ、困った。

困ったので傾向と対策を考えました。

 

 

タイプ別 話が長い人の傾向

 

ひとつひとつ見ていきましょう

 

内容のない話を延々話すタイプ

 

おばさんに多い。

ただ話すことが目的で、そもそも伝えたい気持ちがない者たち。

 

愚痴や日常の出来事をただただ聞いて欲しいだけである。

こういう人は聞き手の相づちや、うなづきが大好物で、聞き手が相手をする限りなんでもいいので話つづける。

映画ユージュアル・サスぺクツのカイザー・ソゼの素質があるのかもしれない。
無いだろうけど。

 

 

自分でも何をはなしているかわからないタイプ

 

比較的若手に多い。

言ってることに自信がなく話の着地点が見つけられない者たち。

 

「僕は話が長いので~、長いのはよくないと思うので~、短くしたいと思うので~」

 

「き、清は、お、お前はお腹が空いたら、し、し、親切な人におむすびをもらって食べなさいといいましので~」

 

などと裸の大将じみた話し方となりどんどん話が長くなるのである。

 

 

話していて興奮してくるタイプ

 

反論できない目下の相手をどんどん追いつめる者たち。

立場の弱い者に対しては、面と向かって

 

「どうしてこういうミスをしたのか自分で考えて言ってみろ」

 

などと、とことん追いつめるヤバイ者たち。

 

逆に目上に対しては陰口で

 

「目上のAさんが起こした失敗で迷惑がかかった」

 

という話を

 

「Aさんったら、こんなミスしたくせに、全く反省してないんだよ」

 

などと初めは冷静に話しているが、そのうちにだんだん興奮し

 

「ちょっと!どう思ってるの!」

 

「あんた反省してるの!」

 

などと、聞き手がAさんにみえてくるらしく、ハッキリ言って聞き手は困ってしまうが、その困っている表情が嬉しく、普段Aさんに言えないことを言える喜びから更に興奮し口角泡を飛ばし相手を叱り続け話が長くなるでのある。

 

 

 

必要なことと、そうでないことの区別が出来ないタイプ

 

話は、全部はなさないと伝えられない。

 

「昨日行ったレストランの食事が美味しかった」

 

というだけの話を、関東ローム層のなりたちから話さないと説明できない者たち。

 

同じ話を繰り返す。

余計な細かい描写が多い。

聞き手も明らかに適当にあしらっているが、適当にあしらわれていることに気がつかないのだろうか?

 

 

他人の言った話を繰り返すタイプ

 

「さきほど、〇〇さんも言ったけど~」

 

と切り出し、〇〇さんと全く同じ話をする者たち。

 

〇〇さんが言ったので、いちいち繰り返す必要はないのだが、

 

「重ねて自分が言わねばならん」

 

と勘違いし

 

「自分の話を聞かせている」

「俺の話を聞けてうれしいだろーが」

 

という優越感満たしたいだけで話を長くするのである。

 

職場内の暇な人、暇なおっさんに多いタイプ。

 

職場内で暇なおっさんは、話をまとめる能力にも欠けるのでひとしきり訓示をたれ、

 

「以上!」

 

と言ったあと、

 

「あ、それから!」

 

と付け足したりする。

自分がバカであることをさらす結果になるのである。

 

 

 

対処法を考えました!

 

話が長い人は往々にして

 

「自分の話をきかせてやっている」

 

と勘違いしている。

ので、そこを逆手にとって

 

「あなたの話はききたくありませんよー」

 

となんとなく教えてあげましょう。

具体的には

 

・ちらちら時計を見る。

 

・相槌を減らす。

 

・あきらかにそっぽを向く。

 

などが有効。

 

『あなたの話には興味がありませんよ』

 

というのを相手にムカつかれない程度にあらわすと、さすがの話が長い人も察しがついて話すのをやめるはずだ。

 

どんな場面でも使える究極の対処法

 

「察しがわるいヤツだった場合はどうするの?」

 

「上司が話してるのに時計をちらちら見たりそっぽを向いたりなんてできない!」

 

という人には、究極の対処法、焦った顔をして

 

「すいません、お手洗い行かせてください!」

 

とトイレに駆け出す。

 

「お手洗い行ってきます!」

 

ではなく

 

「お手洗い行かせてください!」

 

というところがみそである。

 

『お前の話がいかに長く、こっちの便意を我慢させるほどの大迷惑をかけている』

 

ってことを分かりやすく気づかせることもできるので自己責任の範囲でお試しください。

【エレベーターのイライラ】 通勤ラッシュのエレベーター風景

順番抜かしのオッサン

 

いけないことだとはわかっているが、急いでいる時に、混雑しているエレベーター周りでイライラしてしまう。

 

出勤時など、混雑しているエレベーターに乗るためには、行列の最後尾に並ぶのだが、そこへ私より後から来たオッサンが、行列の前方にいる知り合いを見つけて

 

「お!ういっ~すっぅ~」

 

などとオッサン特有の、息の漏れたような挨拶をして、その知り合いの後ろに並ぶ。

 

『いや、それ順番抜かしだからな』

 

『いいかげんにしろてめえ』

 

などと、朝一番からイライラすることになる。

 

カンダタな人

 

エレベーターの昇降は進み、行列も短くなっていき

 

『次の号で乗れるかな』

 

と思っているが、いざ次のが来てみると私の数人前で定員ギリギリな感じである。

 

『次のを待とう』

 

と思っていると、私の前の数人が、もうギュウギュウだというのにもかかわらず、押し合いへし合いで、我勝ちに

 

「オラ!もっと詰めれば乗れんだろ!」

 

と言わんばかり自らの体をエレベーター内にねじ込んでいく。

ジャントルマンのかけらもなく、マナーもへったくれもない、こういうヤツはだいたいクチャラーである。

 

そのクチャラーがギリギリでエレベーターに乗り込み、ドア側に向き直って

 

『ほら、乗れたじゃねえか』

 

『生き馬の目を抜くサラリーマン業界では、このくらい図々しくないと生きていけないんだよ!』

 

『・・・・・・』

 

『でもちょっと、強引すぎたかな・・・』

 

と、ほんの少しだけ反省している顔に向け、私は思い切り冷ややかな表情をつくり、死んだ魚の目をして

 

『・・・アナタ・・・デリカシー・・ナインダネ・・・』

 

という念を思い切り送ってやるのである。

 

 

目的階数別の心理状態

 

ようやく私が乗ることのできる次のエレベーターがやってる頃には、私の後ろにも、かなりの行列が出来ている。

エレベーターが来たので先頭である私が最初に乗り込むと、必然的に操作パネルの前に行き

〝開〟

のボタンを押し、私の降りる階のボタンを押し、あとから乗る人が乗り切るまで待つ。

 

次々に乗り込んでくるヤツが、各々の降りる階のボタンを押しながら入ってくる。

 

で、二階とか三階とか低層階の場合には

 

『たかだか二階でエレベーターねえ?』

 

『体を動かせ体を!』

 

などと思う。

で、自分より上の階数のヤツだと

 

『なんか、あっしごときがすいやせん』

 

と、なぜか負けた気がして卑屈になるのである。

 

 

低層階でエレベーターを使うヤツの罪と罰

 

この号の乗組員全員が乗り込んだのを確認して

 

〝閉〟

 

ボタンを押して、いよいよエレベーターが上昇していく。

二階に着いて、エレベーターの奥にいる二階で降りるヤツが出ていこうとするのだが、混んでいてなかなか出られない。

 

『低層階で降りるヤツは前の方に陣取っとけばいいんだよ、この間抜けめ』

 

と思うが、前方に並んでいるヤツラもヤツラでマナーが悪く

 

『なるべくなら、このエレベーターに入ったまま目的階に行きたい』

 

『万が一、いったん降りて、乗り遅れたらどーする!』

 

の我勝ちのカンダタ根性を丸出しにして、少し体を傾ける程度であるため、二階で降りるヤツがなかなか降りられない。

 

『全員が乗り切るまで〝開〟ボタンをちゃんと押しとくから、一旦降りろ!』

 

と叫びたくなるのを我慢して、二階のヤツが

 

「スイマセン、スイマセン」

 

を連呼して降りていくのを見ながら

 

『日本人が一生で一番多く発する言葉が〝スイマセン〟というのは間違いなさそうだなあ』

 

と可哀想になったかと思うと、

 

『だから二階ごときでエレベーター使うなって言ってんだよ!』

 

と急にどやしつけたくもなり、なかなかに私の情緒も不安定になってくるのである。

 

ドジなヤツ

 

再びエレベーターは上昇し、次の停止階で停まる。

 

〝開〟

 

ボタンを押して待つが、誰も降りようとしない。

しばらく待つが反応がない。

おかしいなと思ったあたりで、小さな声で

 

「あ、すいません」

 

「押し間違えました」

 

と声がする。

誰も降りないこの階のボタンを誤って押した者がいたのである。

 

『この迷惑野郎!』

 

と乗組員全員が思い、そいつが降りるまで、全員から

 

『・・この人、ドジ・・・』

 

と思われ続けるのである。

 

操作パネル係の葛藤

 

ようやく私の目的階に着き安心したのも束の間、私と同じ階のヤツが

 

〝開〟

 

ボタンを押している私を尻目に一礼などしてドンドン降りていく。

エレベーターのマナーとして、何も間違ってはいないのだが、

 

『なんでこの乗組員の中で一番最初から並んで待っていた俺が最後まで損をするんだ』

 

の気持がつのる。

 

「最初に乗るヤツが操作パネルを操作する必要があるからしょうがねーだろ!」

 

と言われれば、まったくその通りなのだが、言い返しようもないのであるが、でも、何かが違う。

 

♪でもー なにかが違うっ!♪

♪でーもーなにかが ちーがーうー♪

 

と鈴木ヒロミツの歌が頭の中で流れ出すのである。

 

 

エレベーターでイライラするということ

 

やっとこさっとこエレベーターから降りると、私の次に操作係になったヤツが

 

〝閉〟

 

ボタンを勢いよく

 

カチカチカチカチッ

 

と連打しておる音がする。

あのなあ、閉ボタンはゆっくりと押しゃあいいんだよ!

 

『この野郎!俺にイライラしてんのか!』

 

と振り向くとドアは既に絞まり、エレベーターは上昇していっている。

 

『くそう、エレベーターごときでイライラしやがって!』

 

『あ、そりゃ俺か』

 

と朝から反省するのである。