【田中義剛嫌いですか?】Yes me too!【嫌われる理由とは?】

Pocket

田中義剛エレジー

 

真綿色したシクラメンほど、清しいものはないと、その昔、布施明は歌った。

 

小麦色した田中義剛ほど、悲しいものはないと、私は今、歌いたいのである。

(歌えばー?)

 

なぜ、田中義剛が悲しいか?

それは以下の経験からである。

青森にて

 

私が、青森に長期出張で行った際、青森県民の方に

 

「青森は、田中義剛の出身地ですよね?」

 

と言うと、それまで朗らかな表情だったその人は、急に不機嫌な顔になり

 

「生まれは青森かもしれないが、ただそれだけの話であって、ヤツは北海道の人間だと思ってます」

 

とキッパリ言う。

 

「いや、でも、調べてみると田中義剛の出身地は・・・」

 

と更に言おうとすると

 

「何が言いたいんだアンタ?」

 

「それ以上、田中義剛について何か言うんならこの青森から出てってくれ!」

 

と言うので、そこから先は伊奈かっぺいの話をしてお茶を濁した。

 

一方北海道では?

 

その直後、北海道に長期出張に行き、あちこちに花畑牧場のお土産屋があったので北海道民に

 

「田中義剛は、もはや北海道の名士だね」

 

というと、それまで朗らかな表情だったその人は、急に不機嫌な顔になり、

 

「道民は誰一人、そんな風に思ってません」

 

とキッパリ言う。

 

「いや、でも、こうやって花畑牧場で田中義剛は大成功を・・・」

 

と更に言おうとすると

 

「何が言いたいんだアンタ?」

 

「それ以上、田中義剛について何か言うんならこの北海道から出てってくれ!」

 

と言うので、そこから先は鈴木宗男の話をしてお茶を濁したのである。

 

どうして田中義剛はこんなに嫌われるのか?

 

その経歴について調べてみた。

 

【田中義剛】

1958年生まれ。青森県八戸市出身。青森県立八戸北高等学校・酪農学園大学酪農学部卒業。

高校卒業後、牧場を開くことを夢に抱いて北海道の酪農学園大学へ進学。

学んでいくうちに牧場を開くには莫大な資金(当時で二億円以上)が必要であると知り、まったく脈絡は不明なのだが、シンガーソングライターとなり、1980年頃から北海道のラジオパーソナリティーや音楽パブなどを経営しながら知名度をあげ、1987年に東京に進出。

で、タレントとして活躍したのち、事務所に借金をして1994年、北海道に夢の牧場を開業。

商品の失敗で莫大な借金を抱え、一時は自己破産寸前に追い込まれながらも徐々にチーズなどのヒット商品に恵まれ、ついには2007年に生キャラメルのヒット商品を作り出し2009年には年商120億円に達したそうである。

 

 

で、北海道で嫌われている理由

 

先述の生キャラメル、実は、2006年に別の業者が開発したものであり、それをパクった形であり、且つ、クオリティーも低く、且つ、商標登録を取ろうとしたりする権利に対する貪欲な姿勢、且つ、値段も高く、且つ、抱き合わせ的な販売手法、且つ、私が開発しましたと豪語したり、テレビのゲストで登場しても結果、自身の牧場製品の宣伝に終始してしまう姿勢などが原因で嫌われているらしく、これが本当なら、確かに嫌かもと思うのであった。

でも、生キャラメル、うまいけどね。

 

昔から田中義剛は嫌われていた。

 

しかし田中義剛は、牧場を開業する前から、青森や北海道に限らず、日本国中から嫌われて負った。

 

とりわけ私は、早くからのアンチ田中義剛である。

私は、田中義剛が花畑牧場を開業するずっと前、彼が東京に進出し笑っていいとも!に出ていたころから大嫌いであった。

いいともの担当コーナーは、所ジョージと嘉門達夫、それに田中義剛の三人がギターを持ってごく短いオリジナルのコミックソングを歌うというコーナー。

私は、所さんと嘉門の歌に当時ハマっており、毎週かかさずに見ていたのである。

 

そこで、所さん、嘉門さんの両名が毎週きちんと歌を作っていたのに対し、田中義剛は毎回、どういう訳か、受けてもいないのにラ・バンバを、客に手拍子を強要。

 

義剛が

 

「ラ!」

 

と言えば

 

客に

 

「バンバ!」

 

と言わせるコール&レスポンスをするだけというもの。

何度もいうが全く受けていない。

いつもそうやって逃げていた。

中学生ながらに

 

「だったら出てくるんじゃねーよ」

 

と思っていたものである。

 

生キャラメルといい、オリジナルソングといい、今から思えば当時から他人のふんどしで相撲を取っていたんだな、と思い当たったのである。

そういう理由で私は田中義剛が嫌いなのである。

あと、顔。

Pocket

The following two tabs change content below.

つりばんど 岡村

「健やかなるときも、病めるときもアホなことだけを書くことを誓いますか?」 はい、誓います。 1974年生まれ。愛知県出身、紆余曲折の末、新潟県在住。 詳細プロフィールはこちら

最新記事 by つりばんど 岡村 (全て見る)

フォローしていただけるとブログ更新を見逃しません