もくじ
ニューヨークへ行きたいか!?
「ニューヨークへ行きたいか!?」
と大声で言われると、心の深い部分から
「おー!」
と、万感の思いで叫んでしまうのが昭和49年男である。
しかしこの掛け声は、トメさんこと、福留功男氏にやってもらわねば意味がない。
福沢なんかに
「ニューヨークへ行きたいか!?」
なんて言われたって
「は?」
「金くれれば行くけど?」
という感じである。
っていうかアメリカ横断ウルトラクイズって知ってますよね?
最近、二十代前半の映画好き、アニメ好き女子数人にカリオストロの城の話をしたら
「なんですかそれ?」
って言われてジェネレーションギャップに驚いています。
昭和49年男からすれば
「カリオストロも観てないで、何のアニメを観てきたのか」
という感じですが。
ということで一応、ウルトラクイズ説明します。
アメリカ横断ウルトラクイズとは?
このアメリカ横断ウルトラクイズとは、日本テレビで 1977年から1992年(1998年に一度だけ復活)まで放送されていた視聴者参加型、ドキュメント風クイズ番組。
一年に一回、毎年秋にスペシャル番組として毎週木曜日のゴールデンタイムに二時間番組を四週間に渡って放送。
日本各地から東京都千代田区の後楽園球場(現、東京ドーム真横) に集まった一般人たち(1万人~2万人程度)が 「知力、体力、時の運」 を合言葉に、
日本→グアム→ハワイ→アメリカ本土と移動しながらチェックポイントと呼ばれる各地で、 その土地に合ったクイズを行い、勝ち抜ければ次のチェックポイントに進み、
敗れると現地で厳しい罰ゲームを受けた後、日本へ強制送還。
述べ1,000問以上に及ぶクイズに挑戦し、広大なアメリカ大陸を横断しながらニューヨークを目指すという番組。
で、この番組冒頭で、後楽園球場に集まった挑戦者たちに対して、マスター・オブ・セレモニーである 福留功男氏が叫んでいたのが、冒頭に書いた
「ニューヨークへ行きたいか!?」
なのである。
で、この説明を読んでいるだけでワクワクしてくるのも昭和49年男のサガである。
しかしこの番組、旅の期間は一か月にも及ぶため、誰でも彼でも挑戦できるわけではなく、 挑戦資格は、18歳以上(高校生不可)であった。
そのため、我々は幼少の頃から
「18歳になったらアメリカ横断ウルトラクイズに出る!」
「せめてグアムまでは行く!」
と強く思っていたのである。
当時出場されてい挑戦者に、毎年必ず 「この人を応援する!」 というヒーローみたいな人がいて観ている方も感情移入しまくりしだったのである。
ウルトラクイズ終了
そんな中、体力の衰えを理由としMCのトメさんが、1990年の回をもって番組勇退。
1991年からは後続の福沢朗(あのジャストミートとかいうバカ)が引き継いだが、 ウルトラクイズ=福留功男ショー的要素が強かっただけに番組の人気はダダ下がり。
且つ、バブル崩壊も相まって1992年、惜しまれながら番組は終了したのである。
さて、この番組終了の1992年当時は、私はじめ昭和49年男は18歳だが高校生であり
「あと一年番組を続けてくれたらー!!」
と、地団駄を踏んだ世代なのである。
と、1974年生まれが大きく頷いている姿が私には見える。
まさかのウルトラ復活
しかし、1998年、番組が一度だけ復活。
MCもまさかの福留功男氏。
私は当時24際。
会場である東京ドームのある東京に住んでいたのであるが、 「それどころじゃねーわ」と、なんだか情熱もさめてしまっており不参加。
で、今頃になって 「アメリカ横断ウルトラクイズ出たいなー」 と思っても、文字通り後の祭り。
どうすることもできない。
PS2版ウルトラクイズ
が、なんとか出たいと、ウルトラクイズのTVゲームが出ているのを知り、 Amazonで中古のプレステ2を買い、やってみたが全くつまらん。
自己流のウルトラ出場
「なんとかならんか?」
と思っていたら、ここ最近、YouTubeでウルトラクイズの動画をUPしている人がおり、 挑戦しているつもりでそれを観ることにした。
自作 VR版、アメリカ横断ウルトラクイズである。
あなたもぜひやってみてほしい。
これを楽しむには、まず精神統一が大切です。
『俺は今、後楽園ホールにやってきている』
『はじめて福留功男にお目にかかる』
と真剣に思おう。
第一問が発表される。 自由の女神100周年である1986年(昭和49年男は小学校6年)開催の第十回の第一問は
「ニューヨークの自由の女神、100年前除幕式の幕は フランス国旗であった」
「〇か×か?」
もちろん、ネットで答えを調べたりしてはいけない。 この要領でチャレンジしてみましょう!
私の結果
どっちだー?
と考えて結論を出す。
オープニングセレモニーが終わり、正解が発表される。
なんと私は、正解。
思わず 「おー!」 と、布団に寝転がりながら、スマホ片手に大声を出してしまい、自分で驚いた。
が、第二問であっさり不正解。
私の積年の思いは一瞬にして敗れ去ったのであるが、
「いや、これはクリアしたとして」
とあくまで自分に甘いVR版アメリカ横断ウルトラクイズは、見事モニュメントバレーまで到達したのである。
42歳にしては子供っぽいって? 42歳ってこんなもんよ?
つりばんど 岡村
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