【なるほど!ザ・ワールド】愛川欽也の独裁司会「今、なんつった?」について考える

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おぼえていますか?なるほど!ザ・ワールド

何がせわしないかと言って、なるほど・ザ・ワールドの特番のVTR振りの時、司会の愛川欽也と楠田恵理子が同時に

「な~るほど!ザ・ワールド!」

と声を揃えて言った直後からVTRが流れ出す一瞬の隙に、愛川欽也が

「秋の祭典スペシャ~ル」

などと言うことほど、せわしない物はない。

などと書いても今時の人々にはほとんど通じないと思うのだが、かつてのフジテレビの長寿番組のことを知っている人がどんどん少なくなっているのでここに書いておこうと思ったのである。

(理由は不明)

 

なるほど!ザ・ワールドとは?

さて、この『なるほど!ザ・ワールド』とはどんな番組か?

今でこそ、〝世界ふしぎ発見〟などの類似番組があるが、当時としては画期的な世界の国々を旅するレポーターが、その国ならではの習慣などにまつわるクイズを出題。
スタジオでそのVTRを観る基本的にペアで出場する4組のゲスト達が、クイズに答えて順位を争い、優勝したチームが豪華景品を賭けたミニゲームなどに挑戦できるという番組である。

他のクイズ番組と大きく変わっているのが、回答権が早押しやフリップで一斉に回答するのではなく、もっとも順位の高いチームから司会の愛川欽也が答えを聞いて回って行く点である。

で、正解できなければ回答権が次の順位に移り、正解したチームは順位がひとつ上のチームと入れかわることが出来るのである。

しかし、回答には決められた時間制限や回答数があるのではなく、愛川欽也の独断と偏見というか、好みによって若手女子などの贔屓のペアには長時間に渡って何度も答えさせたり、ヒントを出しまくったり、また、気に食わないとかチームとか、おじさんチームなどには全くヒントを出さなかったり、一言しか言わせなかったりするという、司会者の傍若無人さも番組のうりの一つであった。

キンキンと回答者の会話風景

問題は、アフリカから

「この部族が大切にしている物とはなんでしょう?」というもの。

答えは首飾りだとする。

回答者はアグネス・チャンと西田ひかる。

そこへ、愛川欽也が回答を聞きに近づいていき

「まったく二人とも可愛いねえ~」

などと話しかけ、

「さあ、何を大切にしている部族でしょう?」

と改めて答えを聞く。

すると、西田ひかるが

「お金で買えるものですか~?」

などと聞くと、欽也は

「まあ、買えるでしょうねえ」

と言い

「女性は特に大切にするかもねえ」

とヒントを出すと、アグネスチャンが

「でも、まさかアクセサリーじゃないだろうし・・・」

とフッと正解に近いことを口にする。

すると、愛川欽也はそれまでのにこやかな表情から一転、急に険しい顔になり

「おい、今なんつった?!」

とアグネスチャンに詰め寄る。

『あれ、あたし今、何かいったかしら?』

という風にキョトンとしているアグネスに向かって

「おい、アグネス!今、なんつった?!」

と更に詰め寄る。

飲み会で、酒癖の悪い男が、ちょっとしたことに急に腹を立て、突然怒りだしたようで怖い。

「おい、アグネスこのヤロー!」

と胸ぐらを掴むような勢いである。

そこで、アグネスは

「アクセサリー?」

と尋ねるように口にすると、欽也は

「アクセサリーって言うと?!」

「指輪でなくて、耳飾りじゃなくて!?」

と更にヒントを出しながら問いただすように正解へと導き、ようやく西田ひかるが

「・・・首飾り」

と言うと、ゲストの鼓膜も破けよと言わんばかりの大声で

「正~解~!」

という寸法で番組は進んでいくのである。

って、これも当時はほとんどの人がわかる、なるほど・ザ・ワールドあるあるだったのだが、今となってはほとんどの人が理解してくれないのでここに書き残しておくことにする。

(理由は不明)

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つりばんど 岡村

「健やかなるときも、病めるときもアホなことだけを書くことを誓いますか?」 はい、誓います。 1974年生まれ。愛知県出身、紆余曲折の末、新潟県在住。 詳細プロフィールはこちら

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