もくじ
何故か腹が立つ似非関西弁
関西人でもないのに関西弁を使う者がおる。
四六時中ずっと関西弁ならいい。
例えば、漫才師の宮川大助・花子の大助は、鳥取出身だが、ずっと関西弁なのでいいとする。
また外国からやってきて関西に住み、自然と関西弁になった関西版ダニエル・カールみたいな人もいい。
さらに、三重県人を〝似非関西弁〟と言う者がおるが、
私の経験では三重県はかなり関西弁に近いので似非関西弁などではないと、三重県民擁護の質立場を取りたい。
(とればー?)
![](https://i2.wp.com/tsuriband.com/wp-content/uploads/2017/09/368.jpg?resize=477%2C631&ssl=1)
聞き飽きた反論
似非関西弁が嫌いなどと書くと
「やいやい!こちとら江戸っ子よ!」
「田舎もんが大勢押し寄せてきてる東京で、似非東京弁を聞かされる身にもなれってんだよ!ちきしょーめ」
などと言う、本当は江戸っ子ではない人が必ず出てくるので注意したい。
〝ここぞとばかり〟が腹が立つ
私が腹が立つのは、関西に住んだ経験もなく、普段は違うのだが、たまに関西弁になるヤツである。
ここ一番という場面で関西弁を使うので腹が立つのである。
周りに関西出身者が多いから関西弁を使うという者も許さん。
と、ここまでの文章を読んだ似非関西弁野郎は、
「なんでやねん!」
と言う。
「なんでやねーん!」
とバカみたいな顔をして言う。
「関西に住んだことなくてもさー」
「自然に出るんやからしゃーないやんかー!」
などと言う。
それを聞いた者は全員が畳を掻きむしることになる。
こんな似非関西弁野郎と普通に付き合ってたら畳がいくらあっても足らない。
以下に代表的な似非関西弁の使用例と、所感等を列記するので参考にされれば幸いである。
![](https://i2.wp.com/tsuriband.com/wp-content/uploads/2017/09/suzu201606080I9A6741_1_TP_V.jpg?resize=613%2C410&ssl=1)
※写真はいかにも似非関西弁を話しそうなひと。
ゆーても
〝そうは言っても〟の意味で使用する。
例えば『腐っても鯛』を
「や、ゆーても鯛っしょ!」
の様に使用する。
こういうヤツが
「ゆーても~」
と発するときは、嬉しそうな、美味しいものを食べたときの口の形になるので、すかざす
「今、なんか食べた?」
と言って話を遮ってやろう。
なんなん?
〝なんでなの?”の意味で使用する。
「似非関西弁が腹が立つって、なんなん?」
「お前、なんなん?」
などと使う。
お前が何なんだよ。
腹立つわー(はらたっつぁー)
これを使う野郎は、金八さんを、きんぱっつぁんと発音し、オッサンをオッツァンと発音するが、
原辰徳のことは、原たっつぁのりとは言わず、普通に〝原監督〟と言うよくわからん人種なので注意したい。
ちゃうやん
〝違うでしょ〟の意味。
「違うでしょ」
と言うよりも、迫力もあり、深い考えがありそうに思われて便利であるために使う。
自分の意見を否定されたりすると
「ちゃうやん!」
とは言うが、それ以上の反論があるわけでもなく、ただただ、ちゃうやんを繰り返し言ってりゃ済むと思っている。
「何がどう違うんですか?」
と聞いても、相も変わらず
「ちゃうやん」
の一点張り。
この様な、ちゃうやん連呼のバカがいたら、駄々をこねる哀れな大人と思って放置しよう。
〇〇やっちゅーに!
〝〇〇って言ってるのに!〟の意味で使用。
なにかにつけつっこむときに使う。
別の意味の、ちゅーに病。
例えば月極駐車場のことを、おどけた感じで
「げっきょく駐車場だったりしてー」
などと、すがりつくような目で、逃げ出したくなるようなことを言うヤツに対して
『おぬし、なかなか面白いのう』
『その面白さに、こっちも一枚乗っからせてもらうわ』
との思いを込めて
「つきぎめやっちゅーに!」
と、手の甲でビシッと相手の胸を叩く者達。
突っ込まれた方も満更でもない様子で
「ダハー」
などと言い、恍惚の表情で頭を掻いたりするので関わり合いになってはならない。
〇〇へん
〝無い〟の意味で使用。
〝られへん〟〝せえへん〟〝でけへん〟などと言う時に用いる。
主に金言めいた事をいうときに、照れ隠し的に使う。
「愛する人を信じられへんときは・・・」
などとバーカ!
なんで似非関西弁は腹が立つのか?
例えば愛知県出身者の私が、大阪に行き、ここぞとばかりに津軽弁を使っても、誰も腹が立ったりしないだろう。
津軽弁に限らず関西弁だけがなんで似非をここまで腹立たせるのか?
似非関西弁のイントネーションがネイティブのものとは明らかに異なり不協和音となって単にイラッとするんだろうと思ったが、
だったら先ほどの似非津軽弁に腹が立たないのは何故か?
関西弁は、便利である。
短く表現できたち、言葉の中にさらっと笑いのニュアンスを含めたり、照れ隠し的な要素がこもっていたり、
使用すればとても便利な言葉である。
そんな言葉には
「自分も使ってみたい」
「使えたらいいな」
という憧れが心のどこかにあるものの、
「お国言葉を使うのは、その土地関係者の特権だから使う訳にはいかない」
と思っているところへ
「便利な言葉は使うぜー」
「人の畑も踏みにじるぜー」
とズケズケと関西弁を使うというデリカシーの無さと、さらにはニュアンスも使い方も変でズレているという点に腹が立つのではないか。
それが似非関西弁を、私のような関西無関係人間からみても、関西人からみても腹が立つ最大の理由であると私はここでハッキリいいたい。
(言えばー?)
つりばんど 岡村
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