もくじ
電通のパワハラは、もはやお家芸
手元に資料がなく、記憶に頼りで申し訳ないのだが、
〝権力を嫌う者が権力を持つと、最も権力的になる〟
という意味のことを亡くなった立川談志家元は仰った。
確かにその通りである。
ではなぜ、権力を嫌う者が権力を持つと、最も権力的になるのかと言うと、権力を嫌う者は、実の所、権力が欲しいのに自分に権力がないので
「羨ましい」
「悔しい」
「腹が立つ」
の三段活用で、いつの間にか、羨ましいと言う気持ちが、嫉妬となり、怒りに変わっているからである。
電通におけるパワハラ問題が話題になっている。
電通では代々脈々とパワハラの歴史が繰り返されてきているのであろう。
我慢が出来ないものは退職し、徹底的に羨ましかったものは
「俺が上司になったらこんなことは」
と口では言いながら、耐えに耐え抜いて昇進し、またパワハラを繰り返すのである。
ネットの社会にも多々いる隠れ嫉妬野郎
ネットのニュースなんかで
「女優の誰々がすばらしいプロポーションを披露!」
「年齢を感じさせないために行っている努力とは?!」
などという記事のコメント欄には必ずと言っていいほど
「整形もここまでくると痛々しい」
「修正ソフトは日進月歩だ」
などと書いてるヤツがいるが、あれなど羨ましいの最たるものである。
「私も頑張ろう」
と素直に思えないところがすごい。
こういう人は、巨乳をみれば、「豊胸手術だ!」といい、剛毛をみれば、「増毛だ!スベンソンだ!ミリオンヘアーだ!」と騒ぎ立てる人たちである。
仮にそうでも、別にどうでもいいじゃないか?
まったく心がネジくれ曲がっているとしか思えない。
実社会でも結構いる隠れ嫉妬野郎
例えば学生時代に部活の場で、先輩連中から新入部員一同一斉に〝説教〟などと称するヤキを入れられたとする。
やられた後輩の中には必ず
「俺たちが先輩になったら、こういう悪しき風習はやめような」
などと言うヤツがいる。
しかし翌年には、そいつを筆頭に新たな新入部員達に対して〝説教〟と称するヤキを入れることになるのである。
実を言うと、こいつは昨年の説教の直後から、先輩が羨ましかったのである。
それを素直に言うことが出来ず、
「こんな目に遭わせやがって」
「俺はこんなことはやらんぞ!」
と、口では言っているが心の深いところで
「なんて羨ましいんだ」
と思い、自分が先輩の立場になるとその気持ちが噴出して説教をすることになるのである。
部活に限った話ではない。
会社にいる隠れ嫉妬野郎
高圧的な態度な上、人使いの荒い嫌われ者上司に対し、陰で
「俺が上司になったら、部下には絶対に優しく接するぞ」
などと言っているヤツに限って、実際に昇進すると悔しかった気持ちが噴出し、高圧的になり、人使いが荒くなることになるのである。
正しく反抗しよう
腹が立った時に
「俺がもし先輩になったら」
「俺がもし昇進したら」
なんて言ってる奴や、何にもいえずにただ不貞腐れた態度でいるヤツは、本人も気づいていないが、心の底では羨ましがってるだけなので要注意である。
で、電通のようにパワハラが会社のお家芸のようになっていくのである。
パワハラ・セクハラを受けたらその場でそいつに闘いを挑むのが、正しい反抗である。
まあ、生活とか諸々のためになかなか上司に対して闘うわけにもいかない人もいるだろう。
そういう場合は、パワハラ・セクハラを受けたり、見たりしたら、ビビらないで、我慢しないで、すぐに上や社内のパワハラ相談部のようなところに掛け合うことも正しい反抗である。
社内自体がパワハラ体質で、上が話にならない場合は、社外の窓口、厚生省の心の耳というサイトに相談するのも正しい反抗であるのでドシドシ相談しよう!
つりばんど 岡村
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