【新潟シティマラソン2017に向けて】2016の回想④ 完結編

秋は赤いバスに乗って

 

 

選手収容のバスがゴールについたら閉会式もなんもかんも終わっており、高橋尚子選手は結局スタート地点で見かけただけであとは一切お目にかかれずじまいであった。

 

あとでテレビでみたら高橋尚子選手は

 

「市民ランナーの9割の人とハイタッチできたんじゃないですかね~」

 

と嬉しそうに語っていたので、私は1割のほうに入ったんだなと忸怩たる思いがした。

 

と、思わずブログを四回も使うほど長くなったが、つまり、私のフルマラソンデビューは、34キロ地点で時間切れという、はなはだ中途半端な結果に終わったのである。

 

完走できなかったものはどう考えるか?

 

さて、フルマラソンが完走できなかったものが考えるのは以下の二通りである。

 

ひとつは

 

「マラソンなんか二度と出るまい」

 

もうひとつは

 

「次こそは、完走!」

 

である。

 

後者の場合、必ず

 

「もっとちゃんと練習して」

 

「次回はもっと楽に走る」

 

というのが付け加わる。

 

私は後者である。

来年こそはきちんと練習する!と決意したのである。

 

ので、春にエントリーして、2017年10月9日(月・祝)に出ることになったのである。

 

リベンジするぞ!

 

では、去年からどのくらい練習したか?

 

まず、それから年内いっぱいは一切走らなかった。

年内どころか年が明けて4月の頭にハーフマラソンにでるために3月から走り始めた。

ハーフマラソンが終わると、その後はちんたらちんたら週に3日程度、30分走り、ラーメン二郎にハマったこともあり、休みのためにラーメン二郎の大盛を食べておったら、体重が7キロ増え去年74キロが今年81キロまで増加したのである。

俺が悪いんじゃない、ラーメン二郎が悪いのである。

 

やってきた新潟シティマラソン2017!

 

毎回、私はマラソンレースは勤務先の仲間と四人で出ている。

マラソンは、大会数日前に資料だとかが郵送で送られてくる。

 

仲間の一人で唯一去年5時間ギリギリで完走した者が

 

「岡村さん、ゼッケン届きました?」

 

「俺、今年、ゼッケンにDって書いてあったからスタート地点〝D〟ですよ」

 

という。

 

「そりゃ、去年ギリギリ完走じゃ、D地点だろーな」

 

「俺はまだ見てないけど、まあ俺もどーせD地点だろうから一緒に最後尾からスタートしようぜ」

 

と答えた。

 

念のため家に帰って改めてゼッケンをみる。

 

 

 

 

 

 

〝H〟と書いてある。

 

「いや、Hなんてスタート地点ないだろ」

 

「去年はDが最後尾だし」

 

 

「だいたいDからD・E・F・G・Hなんてそんなバカな」

 

と指を折って数えてみる。

 

改めて

 

「や、だからそんなバカな!」

 

と思う。

 

「今年はゼッケンのアルファベットとスタート位置は無関係なんだろう」

 

と思い、よくよく資料をみると、去年カラーだったスタート位置のページが白黒である。

 

えーと、Hの場所は・・・・っと

 

 

 

 

って、コラーッ!

トラックにも入りきってねーし!

なんだこのおまけ感!

どこまで人をコケにしたスタート地点なんだよ!

くっ、くそう。

 

今年は這ってでも完走してやるからな。

 

 

 

 

投稿者:

つりばんど 岡村

「健やかなるときも、病めるときもアホなことだけを書くことを誓いますか?」 はい、誓います。 1974年生まれ。愛知県出身、紆余曲折の末、新潟県在住。 詳細プロフィールはこちら