【バンドあるある】 仁義なきバンド内抗争 4/4

その名はゴッチー

 

Hに聞くと、さきほどの態度もデカく詰め寄ってきたのは体がゴツイから

〝ゴッチー〟

と呼ばれているいう

 

『商業高校男子って、本当バカ!』

 

と思わざるを得ない、身も蓋もないニックネームを獲得している番長のような男らしい。

 

ゴッチーに目を付けられた以上、ライブ終わりでNにウチワを渡す作戦は、恐らく失敗するだろう。

 

あきらめてなるものか

 

「否が応でもNにウチワを持たすためにはどうするか?」

 

と考え

 

「Nの自転車のサドルの代わりにこのウチワを突っ込んでやろう!」

 

という結論に達する。

 

 

こっそりNの自転車に近づいていき、サドルをスポンと抜く。

そこへウチワの柄をサドルの穴に突っ込もうとするが、柄の方がかなり太くて入らない。

 

「なんか柄を削るもんないか?」

 

と探しているとHが

 

「アスファルトはある意味、もっとも粗いヤスリではないか?」

 

と言ったので

 

「そりゃそうだ!」

 

と、三人交代でウチワの柄を道路でゴリゴリ削り出した。

 

 

会場から、へたくそなBOOWYのコピーが漏れ聞こえてくる。

 

【ONLY YOU!そのままで~♪】

 

『そのままそのままウチワを入れる』

ゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリ

 

 

【ONLY YOU!たった一度~♪】

 

『一度と言わずに二度三度』

ゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリ

 

等とやっておったら、ウチワの柄は削った鉛筆のようにトッキトキになった。

 

サドルをドブに捨て、うちわをサドルの穴に刺し、その自転車を三人で持ち上げて、会場の入り口正面に設置して逃げるように帰ってきた。

 

「俺たちを敵に回すと、どうなるか思い知れ!」

 

などと叫び、ライブ終わりでNがどんな気持ちになり、周りからどう思われたのか、想像するだけで笑いが止まらなかった。

 

その後はどうなったの?

 

その後、喧嘩になることなく、お互いに笑い話として理解し、何事もなく四人のバンド関係も、友達関係はそれまでと変わらず続いた。

変わったことがあるとすれば、Nが我々の言うことに対して素直に言うことを聞くようになった気がしないでもない点である。

 

いいおっさんになった今でも、Nの実家には件のウチワがある。

たまに遊びに行くと、その柄の部分がトンガったウチワを目にして

 

『クックックックッ』

 

と笑いが込み上げてくる。

 

ちなみに

 

後日、ドラムのHの引率で、ギターのKが炊飯ジャー持参で商業に乗り込みゴッチーの上靴に日の丸弁当を作成。

その日を境に校内でのゴッチーの地位は、著しく没落したのである。

【バンドあるある】 仁義なきバンド内抗争 3/4

敵は公民館にあり!

 

自転車に乗って数分で公民館近辺についた。

たかだか高校生のコピーバンドだが、結構人だかりができている。

まずは、ライブが始まって、これらのギャラリーが会場内へ入るのを、件の〝祭〟と書かれたでっかいウチワを持って、物陰に隠れてこっそり待つ。

 

 

ギャラリーを見れば、麗しき商業高校女子も満載だ。

こんな方々と、いつも授業を受けているNが羨ましい。

 

一方、男子生徒の方は、Nと似たり寄ったりの、せいぜいがプリントシャツか、柴田恭兵を意識したジャケットじみたものを着こんで、これ見よがしにタバコをくわえたりしているバカ者しかおらぬ。

 

『普段から虐げられている工業高校生代表として』

 

『こいつらに一杯食わしてやらなければならん』

 

の思いを強くする。

 

しばらくしてギャラリーが会場内へ入って行ったので、我々も建物に近づいていく。

 

Nに、どう恥をかかせるか?

 

ライブが終わって、女子高生の前で恰好をつけるであろうNにつかつかと歩み寄り

 

「あ、これ忘れ物だよ」

 

とNに〝祭〟のウチワを持たせて逃走しようということにした。

 

嗚呼ビーバップ野郎

 

「はやくこんなクソライブ終わりやがれ!」

 

などと言っていたら、体がデカくて頭も態度も悪そうなのを筆頭に数人の男が近づいてきた。

Nと同じ商業に通うドラムのHの同級生らしい。

 

 

 

「おい、H」

「こいつら何なんだ?」

 

などと言う。

 

ライブやっているのが、ストーンズなら、こいつらはヘルズエンジェルスの役割をしているのかもしれない。

 

『悲しきビーバップ直撃野郎め』

 

と思っていると

 

クレージー且つ、負けん気も人一倍強いギターのKが

 

「なんだてめえ!」

 

と、食ってかかろうとする。

 

温厚なHが慌てて

 

「友達友達、Nの友達!」

 

とKを制して

 

「なんだ、友達か」

「だったら早く言えよ」

 

等と言って、会場に入っていった。

 

 

ギターのKの全身に青白い炎がメラメラしているのがわかる。

こいつを怒らせるなんて

 

『こりゃあ、しらねえぞ(笑)』

 

と思うのだった。

 

(つづく)

【バンドあるある】 仁義なきバンド内抗争 2/4 

Nへのジェラシー

 

残された我々は、どうにもこうにも腹が立つ思い。

別に貯まり場を確保したかったんじゃない。

女子高生と交流を持ちたかったのである。

 

だいたいNは、身長はあくまで小さく、武田鉄矢のような顔をしておる。

だいたいが女などにもモテる要素が一切ないというのに商業高校へ進んだというだけでバレンタインにチョコレートなんぞを貰い
ホワイトデーのお返しに何か気の利いたものでも買おうと、今は無き

 

〝ファンシーショップ〟

 

なんぞに入っていったところを、運悪く私が発見。

私もNに続いて、こっそりファンシーショップへ入っていくと、

Nがクッキーの入った小瓶なぞを口半開きで品定めしているところを目撃し、
気持ちが悪くなって、Nに声をかけぬまま出てきた。

その一件以来、私はNに腹に対して据えかねるところがあったのである。

 

 

   ※写真はファンシーショップ

 

残された者たち

 

しかし、Nはもう家から出て行ってしまったのである。

まさかこのままN宅で遊んでもおれず、勝手に出て行ったNをなんとか辱めてやろうと思案を巡らす。

 

ギターのKは、絵にかいたようなギタリストで高校生ながらバカテク、且つ、細身で長身で二枚目というNとは対照的な男。

且つ、バンド内でも一番クレージーな男である。

 

Kは普通科に通っているが、クラスの暴力的なヤツに腹を立て

 

「湯気が立っていなければ意味がない」

 

と、意味不明なことを口にしながら学校に炊飯ジャーを持参。

 

見つからないように、そいつの上靴に炊き立てのご飯を敷き詰め、真ん中に梅干しを置いて日の丸弁当を作った伝説を持つ男。

そのKが持前のクレージーさを炸裂させて

 

「こうしてやる!」

 

と言って、Nの部屋の中にある物を部屋の真ん中に寄せ集め、マンガ本やらなんやらを塔の様に積み上げていく。

 

我々もそれを手伝い

 

「帰ってきたら、部屋にトーテムポールがあるという寸法だ」

「ざまあみやがれ!」

 

と言いながら天井まで届きそうな、タワーが出来上がり、頂上にはプラスチック製のハロウィンのカボチャを置く。

 

「これだけではインパクトに欠ける」

 

として、卒業アルバムをコンビニに持ち込み、Nの顔を大量に拡大コピー。

それに画びょうを指しまくったものを、部屋のあちこちに貼り付けたのである。

 

 

  ※写真はトーテムポール

 

エスカレートする若者たち

 

「これだけやっておけば、今後は、我々コルレオーネファミリーに逆らえまい」

 

とNの家から出ていこうとするが、我々の悪ノリもエスカレートしてきており

 

「これだけでは、まだまだ腹の虫が収まらん」

 

 

「ライブ会場で、女子高生の前で、恥をかかせなければ意味がない!」

 

と、昔からNの部屋にあり、タワーに刺してあった

 

〝祭〟

 

と書かれた、赤いでっかいウチワを抜いて、それを持ってライブが行われている公民館に向かったのであった。

 

 

(つづく)

【バンドあるある】 仁義なきバンド内抗争 1/4

 

この物語の登場人物

 

・私(工業高校二年生/ボーカル担当)

・K(普通科高校二年生/ギター担当)

・N(商業高校二年生/ベース担当)

・H(商業高校二年生/ドラム担当)

ほか。

 

バンドの貯まり場はNの家

 

春の、土曜の昼過ぎ。

高校時代、当時組んでいたバンドのメンバーの貯まり場のようになっていたベース担当の友人Nの家にいくと、いつも通りギターのKと、ドラムのHも来ている。

が、なんだか空気がおかしい。

 

「お前、裏切る気か!」

 

「俺たちより、そっちをとるのか!」

 

「それでパンクと言えるのか!」

 

などとNが責められている。

 

往年の学生運動のような気配である。

Nも憮然とした態度で

 

「そっちの約束の方が先だ」

「というか、お前ら勝手に来といて裏切るも何もない!」

 

と言っている。

 

話を聞いてみると、その日、Nの通う(私の憎む)商業高校の男子生徒がコピーバンド

(どうせBOOWYあたりの)

を組み近所の神社にある公民館でライブをするという。

 

そこにNは客として参加する。

そのため、集まってきた者に家から出ていけといったのが発端。

 

出ていけと言われたメンバー二人が

 

「お前の都合で貯まり場を明け渡すわけにはいかない」

 

「お前の家であって、俺たちの家でもある」

 

と言って喧嘩になったらしい。

 

 

女子高生との集いのチャンス!?

 

Nがあくまで正しく、その他の友人が無茶苦茶な言い分だと思ったが、そのライブには商業女子がわんさか来るという。

そこで私はNに

 

「みんなでそのライブに行くわけにはいかんか?」

 

と素直に提案してみたのであるが

 

「仲間内でやるライブなんで」

「他校生はちょっと」

 

などとニベもない。

 

これには私も

 

「工業高校を差別すんのか!」

 

「工業高校生にも人権はあるぞ!」

 

と怒り心頭。

 

『Nだけ良い目にあわせてなるものか!』

 

と、カンダタ根性丸出しになり、他の仲間と一緒になって

 

「行くんなら俺たちを踏み越えて行け!」

 

「家を出て、一歩での二歩でも歩けるもんなら歩いてみろ!」

 

と必死にNのライブ行きを阻止を試みる。

 

キレたN

 

Nは我々を一切無視。

平然と、この日のライブ用に、若者向けの紳士服屋で買っておいたらしい彼なりの勝負服と思しき

英字のプリントシャツと、ブラックジーンズに着替えている。

 

 

星条旗のキャップをかぶり、仕上げにジョンレノンのような丸いサングラスをかけ

 

「じゃあ勝手にすれば!」

 

と吐き捨てて出ていこうとする。

 

 

「それがてめえの考えるロックファッションか!」

 

「ロックに謝れ!」

 

などと背中に向かって叫んでいたが、聞こえぬふりをしてNは家から出て行ったのであった。

 

(つづく)

【ドカベンVSスラムダンク】 岩鬼正美のDNA

ドカベンの岩鬼をしっていますか?

 

 

新潟に住んでいる以上、当たり前なのだが、今更アニメのドカベンにハマっている。 

とくに岩鬼と言う、あのハッパをくわえたキャラクターが大好きだ。 

バカで元気で負けず嫌いで。 
野球の素人で、周りから 

「このドシロウトがーッ!」 

と罵られても 

「天才岩鬼!」 

「ドリームボーイ登場!!」 

等と根拠の全く無い自惚れをイケシャーシャーと言ってのける態度。 

なんかこういうキャラクターが昔から好きだ。 

で、ここまで読んで、この岩鬼、 超有名マンガのあのキャラクターに似てないか? 

 

それはスラムダンクの…

 

岩鬼は、スラムダンクの桜木花道のモデルになったのでは無いか? 

(ちっとも似てません) 

と思った人を放っておいて話を先に進める。 

 

まず、桜木花道と言う名前。 

これは岩鬼がここ一番の時に言う有名なセリフ 

〝花は桜木、男は岩鬼〟

の花は桜木をもじって

 

〝桜木 花道〟

 

としたのでは? 

次に元々ケンカしか特技がないヤツが、 好きな女性に振り向いてもらう為だけに、 
好きでも無いスポーツに足を踏み入れる事になった点。 

で、次第にそのスポーツの虜になっていく点。 

そして同チームの中のライバルに勝つ為には自分チームが苦境に陥らせる様な行動も平気で取る点。 

ライバルってのはスラムダンクなら流川、ドカベンなら山田太郎。 

最後に好きな女性が岩鬼の場合は 

「夏子は~ん!」 

で、花道の場合、 

「晴子さん!」 

と、ナツとハルになっている。 

きっとそうだ! 

 

確か、スラムダンクの作者である井上雄彦先生は、子供の頃、ドカベンを模写してマンガの練習をしていたと何かで見たぞ!

 

もう断言します!

桜木花道のモデルは岩鬼正美だ! 

と言うか花道の倒れたお父さんは、実は岩鬼だった! 

とかは、考えすぎだが、モデルの件は結構スルドイのでは? 

(って言うかねえ、そんな事はねえ、結構有名な話なんだよ!) 

って話なんなら、この記事ってすげえ恥ずかしいのだが。 

【貧乏は悪か!?】 高層階住民 対 低層階住民

低層階住民の逆襲

 

私はアパート暮らしで、部屋は1階である。

 

「今、笑ったのだれー?」

 

と言いたくなるが、まあ笑う気持ちもわかる。

 

これが、二十代の者ならば

 

『アパートの1階なんて、かえって若々しくていい!』

 

『親の仕送りでマンションに住んでいるヤツより好感が持てる!』

 

などと言うことにもなろうが、私は既に四十を超えているのである。

それは蔑みの対象にもなろう。

 

思い起こしてみると、上京して初めて一人暮らしを始めた二十歳の時に住んだアパートは勿論一階で

部屋番号はなんと、

 

〝B室〟

 

だった。

 

居酒屋のバイトの面接で履歴書を持参し、そこの店長と名乗る男に見せたところ

 

「こんな部屋番号あるの!」

 

などと冷やかされたこともあり、未だに思い出すと腹が立ってくる。

 

ちなみにその店長は、その数日後、チーフと呼ばれていた板前に売上金を持ち逃げされたのである。

やーいやーい。

 

私が住んだ階数遍歴

 

宿無し生活(四ヵ月)を経験し、金を貯めて次に住んだ物件は、なんとマンションで3階。

その後、第二期の宿無し生活(三か月)に陥り再び金を作って住んだ物件は、アパートで2階。

 

(というか何回宿無しになるんだ?)

 

その後は、青森で会社が借りたウィークリーマンションの2階に九ヵ月。

札幌に移って会社が借りていたマンションの12階に半年。

 

札幌から新潟に来て現在のアパートの1階となったのである。

12階から1階への引っ越しは、精神的に落ち込んでしまった。

 

ああ、私にはタワーマンションなんぞに住んでいる者の蔑みの声が聞こえる。

(病院いけ)

 

 

 

住んでいる階数と人生の浮き沈みは比例するか?

 

建物の階数と人生の浮き沈みが比例するのであれば、
私の場合は最底辺をウロウロし続けておるのである。

 

だがしかし、その昔、俳優の窪塚洋介がLIFEカードのCM(ドキュメントタッチのもの)
で自宅マンションにてこう語るものだった。

 

 

「10月10日っス。出てきたの。」

「199…何年だろう?」

 

などと言って、ベランダに出て

 

「少しづつこう、目線が高くなって来ました」

 

「越すたびに…」

(ニヤリ)

 

※注( )内は筆者。

 

と言っていたが、窪塚さんはその後、2004年、自宅マンションの9階から転落。

運よく芝生に落下したため奇跡的に一命を取り留める事件が起こったので、
そうそう目線が高ければいいというもんでもなさそうである。

 

さらに低層階住民に朗報!!

 

私の最も敬愛する映画俳優、ジャッキー・チェンは、

 

「どんなに金があっても、不慮の事故などに備えてマンションの5階以上には住まない」

 

と自伝、〝永遠の少年〟の中で言っているんだぞ!

 

だからみんな旨を張って、低層階に住もう!

 

というか

 

私の場合は、低層階とか高層階とかの問題ではなくて、いい年してアパートってところが問題なんだが。

【ぐっどうぃる博士の恋愛相談室】 男が本当に考えていることを知る方法【ネタバレ有り】

はじめは冗談で、ブログのネタはないかしら?

 

と図書館を這いずり回っておったら、こんなイカした、ツッコミどころ満載のタイトル本を発見したのである。

 

【ぐっどうぃる博士の恋愛相談室】 男が本当に考えていることを知る方法

 

もちろん女性向けのこの本を、男である私から見れて

「そんなことねーだろ」

的な記事でもかけると思ったのである。

 

だいたい著者名が〝ぐっどうぃる博士〟というのも片腹痛い。

なんだその名前!

問題になった派遣会社か!

などと言っていたが調べたら結構な有名人でちゃんとした人でした。

すみません。

 

私流、落ちない男を落とす方法

 

落ちない男を落とす方法ならば、

 

「まず局部を掴む」

 

「その上、耳元で」

 

「あと腐れなし、あと腐れなし」

 

と囁けば、一晩くらいはなんとかなる。

などと書いていこうと思っていたのだ。

 

だが、しかし読み進めるうちに私の周りで男性関係で悩んでいる人とかに教えてあげたい男の心理のようなことが

 

「うわーそこまで書いちゃうの!」

「それは男だけの秘密にしといて!」

 

ぐらいに書かれており、この本は結構すごいわ。

 

男は、性欲と劣等感とプライドで生きている。

その上、

「手に入れた」

と思った瞬間から覚めていく。

つまりは

 

男は上手く操り、現状の心理状態を理解し、男どもを調子に乗らせてはいけない!

 

という話。

 

この通りされたら、そりゃ男も落ちるわ。

 

 

 

 

落ちない男を落とす方法 6項目

 
 ・見た目を磨く
 ・気があるとばれないようにする
 ・価値観や世界観を心から尊敬して褒める
 ・相手の劣等感や過去の傷ををさぐり慎重に扱う
 ・中身を磨く
 ・駆け引きをする

これらが具体的に、ときには厳しく書かれてある。

 

恋愛回路の話

 

常に相手のこととしか考えられなくなり、周りの意見にも耳が貸せない状態。
恋愛中毒状態を、この本では〝脳内に恋愛回路が出来る〟と定義していて、この回路が出来ると、体調にも仕事にも支障をきたし、彼を求めれば求めるほど、やることなすこと裏目裏目でロクなことにならないと。

自分もこういう経験あるし、今でもこういう人、たまに見かけます。

よね?
 

恋愛回路の断ち切り方

 

そんな回路を断ち切るための方法は、荒療治しかない模様。
物理的に相手の連絡先などを消したり、SNSでの情報を断ったりなどして冷静さを取り戻す。

 

相手に恋愛回路をつくる方法

 

 で、これが男としては怖いのだが、そんな恋愛回路を相手の男に作ってしまう方法。

 男が恋愛対象になりうる相手に持つ心理状態を3パターンに分け、その状況に合わせた扱い方で上手く駆け引きをして自分に夢中にさせる方法が書かれている。

 

まとめ

2006年出版の古い本ではあるが、図書館にもあることだし、
恋愛に悩む女性には一旦頭を冷やすためにも、目下恋愛中の女性にも今の恋愛が長続きするよう、一読されることをお勧めします。

【新たな現代病】〝モテる〟で検索シンドローム

何にでも〝モテる〟で検索する男

 

モテないストレスで爆発しそうになっていたある時期、もうモテたくてモテたくて、とにかく何にでも

〝モテる〟

を付けてネット検索する癖がついていたことがあった。

 

例えば

 

・モテる服装

・モテる髪型

・モテる体形

 

などはまだまだ普通である。

試しにみなさんもGoogleの検索窓に

「モテる」

と入力してみると、まあ、出てくるわ出てくるわ出てくるわ。

と中原中也状態になることと思います。

(どんな状態だ)

 

で、だいたい結果は、服装も髪型も体形も

 

〝清潔感があって、その人に合っていればOK〟

 

という結果である。

清潔感ではなく、生活感があって、その人に合っていたしてもNGなので注意したい。

 

 

 

 

更に検索病は悪化していく

 

だんだん必死さが増してくると

 

・モテるカバン

・モテる香水

・モテる車

 

などと、そんなもん持ってたからってモテるかい!状態になる。

やがて、

 

・モテる星座

・モテる日

・モテる待ち受け

 

と、ちょっとスピリチュアルがかって来て、美輪明宏の画像が待ち受けとなる。

そして、ついには

 

・モテるコインマジック

・モテる催眠術

・モテる媚薬

 

などと検索しだして、常軌を逸してくることになる。

 

処方箋

 

この様に改めてみてみると、

〝モテる〟

を付けて検索して、出てきた結果をみても、大概は、

 

「だからってモテないわ」

 

となるわけなので、それを踏まえれば病は快復に向かっていく。

 

〝モテる〟を付けて検索するよりは

 

逆に

 

〝モテない〟

 

を付けて検索し、自らを顧みてみれば有効なアドバイスが得られることになる気がする。

 

・モテない服装

・モテない髪型

・モテない体形

・モテないカバン

・モテない香水

 

などなど。

うーん、我ながら書いてて反省するなあ。

 

実際に女性に聞いてみた!

 

そんな状態のある日、飲み会の席でそれまで面識の無かった女性がいて

「彼女いますか?」

と聞いてくるので

「ぜんぜん居ないんですよ」

「私のどこがモテないと思いますか?」

 

と尋ねると、私をジロジロ見て、しばらく考えるようにして

 

「清潔感もあるし」

 

「普通にモテると思いますけど」

 

などと言う。

 

『なるほど、見る人が見れば大丈夫なんだな』

 

と悦に入っておった。

 

その後、飲み会も終盤に差し掛かり、いつものように酔っぱらって馬鹿話して盛り上がっておると、先ほどの女性が

 

 

「あ!どうすれば岡村さんがモテるかわかりました!」

 

『さっき、普通にモテるって言ってたじゃんかよ』

 

と思ったが、気を取り直して

 

「え?どうすればいいの??」

 

と聞いてみると

 

「喋んなきゃいいんですよ!!」

 

と言うので、ムッとして

 

「じゃあ別にモテなくてもいいわ」

 

と答えたのであった。

 

【びっくりドンキーの器の名前は?】手に入れる方法はあるか?

突然の疑問発生

 

ふと、往年の漫才コンビ 

〝おぼんこぼん〟の〝こぼん〟って何だ? 

と、思わなくていい事を思ってしまった。 

おぼんは、例のお茶を運んだりするアノ、おぼんであろう。 
では、こぼんって何だ?と。 

(そんな事より、おぼんこぼんって何だ?) 

 

だいたい語呂合わせ的な漫才コンビのネーミングといえば、 
必ずそれなりの意味合があるのである。 

〝いとし、こいし〟

 

しかり

 

〝こだま、ひびき〟

 

しかり。 

 

 

(だったら、”球児好児”の好児ってのは何だ?) 

とするどく突っ込みを入れた人は、面倒なので放っておいて話しを先に進める。

ゲロゲーロ。

 

 

おぼんはあの、おぼんか?

 

そもそも、〝おぼん〟が例の〝おぼん〟じゃないのかも?

 

 
とも思い、辞書やネットを駆使して色々”こぼん”について調べてみたが、結局分らなかった。 

どなたか知っていれば教えて欲しい。 

そんな事を考えていたら 

(おぼんと言えば、”びっくりドンキー”のお皿は、なんだか おぼんみたいだったよな?) 

という全く関係ない事が頭をもたげ、無性に

 

〝チーズカリーバーグディッシュと、いちごミルク〟 

 

という、 ダイエットってなんだったっけ?的メニューが食べたくなり、欲望を押さえきれずに行ってしまった。 

〝風が吹けば桶屋が儲かる〟

 
ならぬ

 
〝おぼんこぼんを考えればびっくりドンキーが儲かる〟

 
である。 

 

 

びっくりドンキー最高!

久々に食べるびっくりドンキーは、”びっくり”に 
名前負けする事無く、まさにビックリする程おいしくいただいた。

話しはずれるが、最近、自炊をする様になった自分は、 
100均で買った、見るも無惨な皿とオワンを使用しており 、
どんな料理を作っても、まずそうに感じていて

(食器って結構大切なんだな) 

と実感しておるので、見た目も悪くなく、機能的にも便利なこの食器が欲しいと思った。 

どうしても欲しかったので、意を決して店員さんに 

「あの、この食器、譲って貰えませんか?」 

と聞いてみると

「ダメです」 

と、ひとつ返事で断られた。 

ただ、ここで引き下がる訳にもいかないので、 
だったら、自分で似た様なモノを探して購入しようと 

「あ、じゃあ、この食器なんて名前なんですか?」 

と尋ねたら 

「これは、〝こぼん〟と言います」 

「えー!!」 

「こっ、これがアノ、こぼんだったのか!!」 

としばし絶句した当記事は、 びっくりドンキーに行ったくだり以降は、 

お気付きの通り、全てウソである。

 

追記:販売情報

 

改めて調べたら、びっくりドンキーのディッシュ皿という名前で、びっくりドンキーさんのネット限定で販売しているそうな。

かってみようかなあー。

【ちょいちょい濁点をつけるタイプ】言葉の端々だくてん族

いちいち言葉がニゴル族

 

職場に47歳くらいのナイスミドルな男性がおるのだが、その人は言葉が濁りがちである。

 

〝言葉を濁しがち〟

なのではなく

〝言葉が濁りがち〟

なのである。

 

どういうことかというと、例えば

 

「それは君、役得だね!」

 

という時に

 

「それは君、やくどくだね!」

 

 

〝得〟

 

 

〝どく〟

 

と発音するのである。

 

他にも、

 

「これのコピーじゃなくて、原本はどこにある?」

 

 

「これのコピーじゃなくて、げんぼんはどこにある?」

 

と〝パピプペポ〟のような半濁音も〝バビブベボ〟のような濁音に変換して発音するのである。

全部が全部濁るわけではなく、たまに変な所で濁るのである。

 

濁りのルールはあるのか?

 

彼は果たして、どうしたら濁って、どうしたら濁らないか、また、何かの濁るルールのようなものがあるのか?

を調査すべくいろいろ聞いてみたが結局、ルールはつかめず。

 

本人としては、それが濁るのが一般常識と心から思っているが、
はたから見れば何のルールもなく、なかば支離滅裂に好き勝手に濁らせていることだけはわかった。

 

謎が究明できずにナイトスクープであれば探偵を降板させられるところだと内心モヤモヤしていた。

 

もう一人のマイノリティ

 

そんな中、別の知人(37歳・男性)が会話の中で

 

〝エロ本〟

 

のことを

 

〝エロボン〟

 

と発音したので

 

「いやエロホンでしょ?」

 

と指摘すると

 

「普通、エロボンですよ!」

 

という。

 

 

ここにも一人、ニゴル族がおった!

 

ニゴル族の濁りルール解明の糸口になるかもしれない!

 

 

再びナイスミドルに確認!

 

と、さっそく先述の濁りのナイスミドルに

 

「あなたは〝エロ本〟のことを〝エロボン〟と発音しますよね!?」

 

と聞いてみると

 

「エロボンなんて言いませんよ」

 

と言う。

 

「じゃあ、エロホン?」

 

「いやいや」

 

「まさかエロポン??」

 

「いや、そこは普通、ビニボンでしょ」

 

というので、やっぱりビ二ホンではなくビニボンと濁るんだと思うと同時に

 

『あんたいつの時代の人間なんだよ』

 

と、呆れて物も言えなくなったのである。