【間違いを素直に認めない人】 アホな刃傷沙汰にご用心!

間違いを認めない人がいる。

 

中学生のころ、その頃の友人に

 

「ジンジャーエールのジンジャーってのはショウガのことらしいよ」

 

というと

 

「ショウガはジンジャーじゃなくてガーリック!」

 

と強く否定してきたので

 

「いや、ガーリックはニンニクだろう」

 

と言うと

 

「だったら寿司屋のガリはニンニクだっていうのか!寿司屋のガリはショウガだろーが!」

 

「寿司屋で英語を使うか!」

 

  と言うくだらない言い争いに陥ったことがある。

 

間違いを認めないとえらいことになる

 

 二十歳の頃、ピザ屋のバイト先の休憩所で雑談をしていたとき、仲間のひとりが  

 

「なんでも包丁を用いた戦いのときなんかは水で濡らした新聞紙を腹に入れておくと包丁から体を守ってくれるらしいね」

 

と言い出した。

 

「新聞ねえ。分厚い雑誌とかならきいたことあるけどね」

 

と答えると

 

「いや、新聞紙の場合はたったの一枚でいいらしい」

 

と言うので

 

「濡らした新聞紙一枚を腹に巻いておけばいいって?そんな訳ないだろーが」

 

と否定したら

 

「いや、俺は本で読んだから間違いない!」

 

「読み間違いってこともあるし、仮に書いてあったとしても本に書いてあれば全て正しいのか?」

 

「信頼できる本だから間違いない!」

 

  と頑なに言い張るので

 

「だったらお前、腹に濡らした新聞紙一枚巻いて、俺が包丁で刺してみるか?」

 

「のぞむところだ!」

 

と言って、そいつが一枚の濡らした新聞紙を腹に巻いた。

 

私はピザ屋の包丁をもって彼のへそのあたりに切っ先を当てる。

 

その状態でしばらく対峙する。

あなたは、こういう機会ないと思うんだが、刺される方も怖いだろうが、刺す方も怖気づくもので、脂汗が出てくる。

 

 

対峙する二人

 

「いいんだな?」

 

「・・・構わん」

 

  と、あくまで言い張るので

 

「いくぞ!」

 

とほんの0コンマ数ミリ程度、ちょっとだけ腕を前に出すとそいつが  

 

「イテッ」  

 

と言ったのでそれでお仕舞になった。                                

【タイピング音がうるさい人】 あなたの周りにいる、キーボード強打野郎との向き合い方!

どこにでもいる迷惑なひと

 

君の職場や学校に、文字を打つときパソコンのキーボードを強打するものはいないだろうか?

「いないよ」

と言われると困るのだが、私の職場にはいて、入力するときはいちいち  

 

スパパパパパッ               

    パーーーーーーーンッ!!!!!!

スパパパパパッ                   

   パーーーーーーーンッ!!!!!!  

 

と、音を立てる。

もう、むやみやたらに音を立てる。

 

「私の仕事は、文字を打つことではなく、キーボードの音をどれだけ大きく鳴らせるかです!」

 

と言わんばかりの表情であり、鼻の穴は全開で北島のサブちゃん状態。

 

たまに、キーボードを打つ手を止めて、何事か考えるような顔をしているが実際のところは頭の中に花が咲いたような状態で何も考えていない。

そして再び、キーボード入力に戻り  

 

スパパパパパッ                 

   パーーーーーーーンッ!!!!!!

スパパパパパッ                 

    パーーーーーーーンッ!!!!!!  

 

を繰り返す。

この時はもう恍惚の表情で、よくよく見ると勃起している。

(してません)

 

入力を終える最後の一打にいたっては、

その昔、井出名人というプロ雀士がTVゲームの麻雀ソフトのCMの最後のキメで、カメラ目線で麻雀パイを強く打ち  

 

「勝ち逃げは、この私が許さないっ!」

 

と言っていたのをこれを読んでいる人は全員知っていると思うが

(知りません)

その時の顔である。  

 

※写真は井出名人

 

  あとだいたいこういう人は、コントロールキーを押しながら別のボタンを押す際、体重を思い切り左手に乗せて

 

“グイッ!”  

 

とコントロールキーを押す傾向にある。

本来コントロールキーは、そんなに強く押す必要は無いのだが  

 

“この思い、届け!”

 

“コピーすることにコミットする!”  

 

の思いを込めて  

 

“グイッ!”    

 

と押している。

よく聞くと  

 

  「グイッ」  

 

  と小さい声で言っていたりする。

(言ってません)  

いわゆるひとつの至近距離ご近所トラブル

 

と、こんなスパパパパパンッグイグイ野郎が職場にいるともう腹が立って腹が立って仕方がない。

注意してもいいのだが、結局のところ一時収まっても、持って生まれたスパパパパパンッグイグイ体質はそう簡単に治るはずもなく すぐに元通りになってしまうので注意しただけ人間関係が悪化するので、全くの無駄である。

誰かが

「好きの反対は、嫌いではなくて、無関心!」

と言っていて

 

そりゃあそうだ! そういう人は無視するのがベスト!!無視無視!!

 

と思って再び仕事にかかるのだが、近くの席で    

 

スパパパパパッ                 

   パーーーーーーーンッ!!!!!!

スパパパパパッ                 

    パーーーーーーーンッ!!!!!!

 

「・・・・・・・・・・・・・・・」  

スパパパグイグイ野郎との向き合い方

 

 

こうなってくると無視なんて言ってられない!!

ああ!!!

と思っていたが、あるとき、ふと、強打する音を聞きながら、件のスパグイ野郎をよく見てみたら、まじめな顔しちゃって、必死に無い頭を振り絞って 慣れない手つきで、誰からも評価されないにもかかわらず、なんか必死にキーボードで打ち込んじゃっており、

「愚直」

「不器用」

「朴訥」

「哀れ」

みたいな流れで、ちょっと可哀想に思えたときがあった。

 

そうしたら、なんだかその人を許せたのである。

それ以来、私は嫌いな人に対して哀れみをもった眼差しで、アルカイックスマイルの表情で 好きの反対は嫌いではなくて、心のこもらない哀れみである を信条とすることで職場のイライラを軽減したのである。

   

とはいえ

 

とか、これ書いててわかったのだが、俺も結構キーボード強く打っちゃうんだよな、これが。