もくじ
忌まわしの半休
有給休暇は休暇を一日とっても、賃金が支払われるといったものだが、半休というのは、午前か午後のどちらかのみの出勤。
で、一日分の賃金が支払われ、有給の消化は半日分であるというもの。
もともとこの半休制度は
「できれば一日休暇を取りたいが、どうしてもその日に片づけるべき仕事がある」
とか
「繁忙期なので会社の仲間のためにも半日でも出勤したい」
などという時にとるものだが、中には何にも用事はないのに、一日休暇をとればいいのに、この半休をとる人がいる。
しかも午後だけ出勤するのではなく、午前だけ出勤する午前半休をとる。
あなたの職場にはいないだろうか?
いると答えた人に、さらに問いたいのだが、その人は、割と年配ではないか?
なぜなら 、こういう人は、学校が週休一日だったころの、土曜日は午前中だけの授業で帰宅していたころの経験があるからである。
そんなのはかなり昔なので、こういう経験がある人はまあ年配である。
なんにも用事はないけれど、半休をとる心理について考える
用事もないのに有給ではなく、半休をとる心理としては、半日で帰ることのできる、なんとなく嬉しい、明日は日曜日だし、今日は半日だし、今日はドリフターズ観て寝ようという、あの頃の気持ちを味わうべく、ノスタルジックな気持ちを癒すために午前半休をとっている。
で、半休で帰るときはいちいち
「今日、半休なんで~」
「じゃあお疲れ様~」
などと普段はしない挨拶を、ひとりひとりにして回っていく。
この後も勤務する人たちが昼食をとっているところへわざわざ入っていってまで
「今日半休なんで~」
などと繰り返して居る。
心の中では
「たとえこの挨拶が午後一杯までかかっても構わない」
「この挨拶を受けた人のややひきつった表情をみるために半休とってる!」
「この顔をずっとみていたい!」
「録画したい!」
などという勢いで、昇天の表情をしている。
ですので、用事もないのに午前半休をとる人は性格が悪いと思って概ね間違いありません。
というか、こんなことをいちいち書いている俺の方が性格わるいな。
つりばんど 岡村
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