【許すまじ】誤ったフォネティックコードとは?

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フォネティックコードとは?

 

フォネティックコード(Phonetic code)とは、無線などでの通話時においてアルファベットを確実に伝えるため、
アルファベットと、そのアルファベットを頭文字に使う単語を合わせて伝えるもののこと、また、それをまとめた表のことである。

例えば〝A”のことを、

 

「アルファ(Alfa)のエー(A)」

 

〝B〟のことを、

 

「ブラボー(Bravo)のビー(B)」

 

などと使うものである。

 

フォネティックコードを用いる理由

 

通話において、アルファベットや数字のように短い発音は、機器の調子や周囲の雑音・騒音などによって良く聞き取れない可能性がある。

相手が聞き取れずに何度も聞き返されることになる上、場合によっては間違って伝わり大惨事などを引き起こしかねない。

そのため、フォネティックコードを用いて効率化、及び事故防止を図るためである。

 

日常の中のフォネティックコード

 

日常、使う機会がないかもしれないが、例えば交通違反で、お巡りさんに捕まって、お巡りさんが無線で、捕まえた車のナンバーの平仮名をどこかへ伝える際に平仮名の〝こ〟のことを

 

「子供の〝こ〟」

 

と言うときに、日本語版のフォネティックコードを耳にする。

 

 

本末転倒なフォネティックコード

 

私の職場では無線を用いてアルファベットを伝えることが多いので、このフォネティックコードをよく使うのだが、

 

〝A〟

 

とか

 

〝B〟

 

のことを、先ほど例題で出したように

 

〝アルファ〟

 

とか

 

〝ブラボー〟

 

を用いず

 

「エービー(AB)のエー(A)」

 

とか

 

「エービー(AB)のビー(B)」

 

などと言う者が後を絶たない。

 

別に、正式にアルファやブラボーと言おうとは言わない。

 

例えば

 

〝アメリカのA〟

 

でもいいし

 

〝バナナのB〟

 

とかでもいい。

 

 

「エービー(AB)のビー(B)」

 

はいかん!

 

じゃあ、Cのことは

 

「ABCのC」

 

と言うのか?

 

Cならまだいい。

 

Sを

 

「ABCDEFGHIJKLMNOPQRSのS」

 

と言うのか?

 

そもそも、フォネティックコードは、間違って伝わらないようにアルファベットと、そのアルファベットを頭文字に使う単語を
合わせて説明するものなのに、こともあろうに
アルファベットと、そのアルファベットで説明するとは本末転倒!

やいやい!

この背中に咲いた桜吹雪が!

手前らの悪事をちゃーんとお見通しなんでえ!

 

と言いたくなる。

 

(言えばー?)

 

同じ音で説明する人

 

何度も書くが、例えば〝A〟なら〝アルファー〟や〝アメリカ〟など

 

「エー(A)」

 

以外の発音を用いて欲しい。

にもかかわらず

〝P〟

 

のことを

 

「ピーナッツのP」

 

などというものがおる。

 

そこは、〝パパ〟など、ピー以外の発音でPを説明して欲しい。

また、

〝T〟

 

のことを

 

「TシャツのT」

 

とかいう者もおって、仮にPシャツというものがあって、聞き手が〝PシャツのP〟と伝わったり、Tナッツという豆があって、〝TナッツのT〟と誤って伝わって大惨事になったらどうするんだ!

と腹が立って来る。

しかもTシャツはアルファベットのTそのままでもあるので、もっとも罪が重い。

 

「お言葉を返すようですが」

「PシャツもTナッツも、そんなものこの世にないでしょ?」

 

という者よ!

有ったらどうする?!

PシャツもTナッツがあったらどうする!

絶対にないと言い切れるか!

 

(言い切れます)

 

 

 

でも、写真のようにピーナッツのTシャツはあるんだよ!

 

 

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つりばんど 岡村

「健やかなるときも、病めるときもアホなことだけを書くことを誓いますか?」 はい、誓います。 1974年生まれ。愛知県出身、紆余曲折の末、新潟県在住。 詳細プロフィールはこちら

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