【あなたは大丈夫?】 老化現象の自己診断 (男性編)

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家族経営のコンビニ

 

昔住んでいた街のコンビニは、路地裏にある小さな店舗で、熟年夫婦とその子供たちとの家族経営のような店だった。

母親であるおばさんは70がらみの人なのだが、私を不憫に思うのか買い物をすると黙っておまけの商品を袋にねじ込んできてくれる。

「悪いから」

と断っても、無理にレジ袋に投げ込むようにしてくれていたのだが、父親であるおじさんの方が、それをちょこちょこ見ていたのだろうか、私に対してジェラシーを燃やし、ことあるごとに私に冷たく当たってくる。

例えば、商品を提出し、清算が済んでもおじさんはピクリとも動こうとしない。

仕方なく

「あ、袋結構です」

と言うと、店中に響き渡るようなとてつもなく大きな声で

 

「助かりま~~~~~す!!」

 

と叫ぶので、ビクッとなる。
そのまま商品を掴んで店を出てくる。

 

お弁当を買っても同様で、清算が済んでもやはりピクリともしないので、

 

「あの、お箸結構です」

 

と告げると、同じように店中に響き渡るようなとてつもなく大きな声で

 

「助かりま~~~~~す!!」

 

と叫んでようやく袋に入れてくれるのである。

男性諸氏は年を重ねるごとに嫉妬深くなるそうである。

わが身を顧みて、無駄な嫉妬にかられていないかくれぐれも注意していただきたい。

 

嫉妬にかられた熟年おじさま

 

こっちとしては、別におばさんを狙っているはずもなく、おばさんが断っても袋にねじ込んでくるのである。

そんなコンビニ生活が数年にも及び、邪険に扱われる筋合いはないので、内心腹が立ち、なるべくおじさんとの会計手続きを避けていたのである。

ある日、インスタントの春雨スープを買おうとしたら、運悪くレジ係はおじさんである。

仕方がないので提出し、清算が済む。

私の我慢の限界にきているところへ、おじさんはどこか意地悪そうな顔をしながら

 

「スプーンでいいかな~~~?」

 

と来た。

 

 

「あのなあ…」

「スプーンで春雨が食えるか!」

「ふざけるんじゃねえ!」

 

とレジ横のおでんの鍋を持ち上げておじさんの頭へ

 

 

ズドドドドドーーーーーーッ!!!

 

 

などとできるはずもなく割と小さな声で

 

「あ、箸で」

 

と言った。

 

(女性編へつづく)

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つりばんど 岡村

「健やかなるときも、病めるときもアホなことだけを書くことを誓いますか?」 はい、誓います。 1974年生まれ。愛知県出身、紆余曲折の末、新潟県在住。 詳細プロフィールはこちら

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