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舞いあがれ!片づけいらずの紙ふぶき
紙ふぶきは、祝われている人も祝っている人もみんな幸せそうだ。
だからもっとあちこちで頻繁にやればいいのにと思うが、めったにみかけることはない。
きっと片づけが面倒だからだろう。
だったらと、片づけいらずで紙ふぶきを楽しむ方法を発見したので報告したい。
紙ふぶきに対する意識調査
紙ふぶきをしている場面をめったにみかけないのは、あと片づけがどうこうではなく、もしかしたら紙ふぶき自体が嫌いな人が多いためなのかもしれないと思い、念のためTwitterで調査を行ったところ、以下の結果となった。
お祝いされたいひと、つまりは根っからの紙ふぶき大好き人間は全体の66.7%という大多数にのぼった。
そして「なぜあなたは紙ふぶきを行わないか」についての調査結果は
やはり、あと片づけが大変そうだからという理由がほとんどであった。
つまり人々は、紙ふぶきでお祝いされたいと常日頃から願いながらも、あと片づけが大変だからという理由で実行していないということがわかったのである。
ということで、アンケートの回答数が3票だという事実は置いておいて、やや強引ではあるが、自信をもって片づけいらずの紙ふぶきをつくることにしたのである。
片づけいらずの紙ふぶきの作り方
私が片づけいらずの紙ふぶき作成のヒントにしたのがエアー式の抽選機である。

紙片が舞いながらも、周りに散乱しないものといえば、これをおいてほかにない。
なかのクジをカラフルな紙片にして、人間がはいることができれば完成である。
ではさっそく抽選機を購入しようと、調べてみるとお値段驚きの25万円。二泊三日のレンタルでも3万円。
というか、あれに人間が入れるのか?仮に入れたとしても壊れるのではないか?もしも壊れたら弁償させられるに違いないので自分でつくることにした。
サンデーPETというペットボトルの素材に似た透明の樹脂板に、腕を通すための穴をあけ、太いセロテープで接着して円柱型にする。穴には切断面で腕が傷つかないように塩ビUパッキンというものをはさみ込む。



さあ、これに上半身と紙片を入れて、下からドライヤーで風を送り込めば片づけいらずの紙ふぶきが完成である。
ではさっそくやってみよう。
片づけがいらずの紙ふぶき 1号

風力が弱すぎて思ったよりも紙片が舞いあがらない。また、ドライヤーの出し入れの際に紙片がこぼれる。

いっそのことドライヤーをつかわず遠心力だけで紙片が舞いあがらないかと頭を振ってみる。

が、ご覧のありさまだった。
ブロワーとエリザベスカラーを導入する
ドライヤーの風力不足解消のためブロワーという電動の送風機と、下から紙片がこぼれるのを防ぐためケガをしたペットが首にまくエリザベスカラーを導入することにした。

再びやってみよう
片づけいらずの紙ふぶき 2号

うおー!!紙ふぶきがまいあがった!
やった!これでいろいろと楽しむことができるぞ!
たとえば

スポーツ中継で応援するチームの勝利をこうして一緒に祝って盛り上がれる。
また「パーッといこうぜ!」的な気分のときは

100均で売ってるおもちゃの小さい紙幣で、お金の雨を降らせることだってできる。
(本物サイズのお札のおもちゃでは重すぎて舞いあがりませんでした)
そして、往々にしてひとりカラオケはあじけないものだが

この紙ふぶきがあれば北島のサブちゃん気分で最高潮に盛り上がることができるのだ。
でも、あと片づけが必要
などとここまで書いてきたが、あなたも気がついていらっしゃると思うが、実は紙片がけっこうこぼれている。
背中のすきまからこぼれるのである。
動くととくにこぼれる。
そのため撮影するたびに部屋中あと片づけが大変。

これなら道具などつくらず、ただ一人で部屋で紙片をまいてればよかったのではないか?
ここまでホームセンター何往復したか。
ブロワーも8,300円で買っちゃったし(充電器とバッテリー別売り)。

やはり片づけいらずの紙ふぶきはつくれないのか。あきらめようか。
とも思うが、これまでついやした時間と費用を考えると、やっぱり引き下がれない。
うすうす詐欺とは感づきながらも、これまでつぎ込んだ分を取り戻そうと怪しい投資話から手をひけず深みにはまっていくひとは、こんな気持ちなんだろうなあと思う。
救世主は「パンツ」だった
実をいうとあと片づけが必要なことを隠して記事を締めくくろうかとも思った。
でも読者にウソをついてはいけない。
なんとか解決策はないかと考えているとき、たまたまテレビから赤ちゃんのおむつのコマーシャルが流れ、「絶対もらさない宣言」「その後ろもれゼロへ」などと言っていた。
そして私はそこから着想を得てこれをつくった。

厚手のビニール袋とパジャマゴムで作ったパンツである。
これを履いて、腰の部分を、本体下部まるごとがっつり包みこめば紙片はこぼれないはずだ。
ということでさっそく履いて試してみると

よっしゃーーー!
今度こそできた!本当の片づけいらずの紙ふぶきだ!
さあ、これで場所を選ばず紙ふぶきを楽しむことができるぞ!
わー!やったー!
さあ外へ出よう!
場所を選ばないんだからさっそく外へ出よう!
そうだ、大自然を背景にして演歌を歌おう!

と思ったが撮影日はあいにくの暴風雪であり、本物の雪が降っており紙ふぶきはなくてもいい結果となってしまった。
これではいかーん!
記事が終われーん!
どーしよー?
そうだ、せっかくなんで一足早い桜の光景を読者諸氏のお目に入れよう!
よくわからないが、令和の花咲かじいさんは俺だ!
ってことにしよう。

と、公園の木の前で撮影にのぞんだが、この日は暴風警報発令中につき三脚は倒れ、紙片ははるか彼方へ飛んで行ってしまった。
そしてようやく天気が落ち着いた日に改めて撮影したのがコチラ

ほら、平和な気分になってきたでしょう?
できるだけたくさんの方々がこの記事に読んでくれて、この道具をつくり、日本の各地で紙ふぶきをひろめてくれたらうれしい。
ので、よろしく。
まとめ
こうして世界に、片づけいらずの紙ふぶきは誕生した。というか爆誕したのである。
だからもう誰にも遠慮することなく、みなさんにはあっちこっちで思うぞんぶん紙ふぶきを楽しんでほしい。
なぜなら紙ふぶきには自分だけじゃなくて、周りのみんなも巻き込んで楽しい気分にしていく力があるから!
そして、これをきっかけとして紙ふぶきは、人々から平和をひろげ幸福をもたらす存在として、いつしか〝神ふぶき〟と呼ばれるようになっていくのです!
あ、酒はのんでません。
コサックダンスが踊れるマシーン!
ダンスが苦手だ。
小学生のころ運動会のダンスの合同練習のとき、指導の先生からマイクを通して「お前のダンスは猿のようだ」と叱責されたことが心にひっかかっているからだ。
くやしい!
いまさらだが、ダンスをうまく踊れるようになりたい!
とはいえ本格的にやると大変なので、かたちだけでもうまく踊っているように見せたい!
コサックダンスが踊りたい!
まずはこちらの動画をご覧ください。
かっこよさをアピールできるダンスについて調べていたら、この動画にたどり着いた。
コレができたらかなりかっこいい!
しかも10秒程度でしっかりアピールできる!
そうだ、私がやるのはコサックダンスにしよう!
コサックダンスが踊れるマシーンをつくろう!
地面すれすれにしゃがんだ体勢で、両足を左右交互に前方へ蹴りだすこのダンスは、並外れたバランス感覚と、鍛え上げられた体幹および背筋が必要になる。
しかし、私にそれらはぜんぶない。
なので冒頭で宣言したとおり、かたちだけ踊っているように見せるため道具を用いることにする。

こういうマシーンを服の中にしのばせて動かせば、コサックダンスを超高速で踊っているようにみえるはずだ。
しかし、そういうマシーンは売っていないので自分で作ることにした。
作り方はまず、太さのことなる塩ビ管の一方に切れ込みを入れ、画像のように組み合わせる。

できたものを台座に固定して靴を履かせる。


これにズボンをかぶせれば完成!

マシーンができあがったのでさっそく、誰もいなそうな公園に踊りにいこう!
公園へ行く
できあがったマシーンを持って近所の公園へ行く。



いよいよマシーンの後ろにしゃがみ、準備OK。

もしかしたら少し違和感があるのではないかと心配していたが、ご覧のとおり不自然なところは微塵もなく雪をみながらベンチでくつろぐ紳士にしか見えないので安心した。
マシーンをつかってコサックダンスを踊ろう!
さて、いよいよダンス本番。はりきって踊ろう!
TAKE①

と、踊りはじめてみたが、ベンチがマシーンの可動域を狭くしているのか、コサックダンスどころかバタ足をしているようにも見えなかった。
一旦、自室に戻ります。
公園のベンチから地面までの高さが足りないと判断し、自室にもどり十分な高さのある机のうえで実演することにした。

机のうえにあらためてマシーンを設置する。
さて、いよいよTAKE2。
TAKE②

TAKE1同様、まったく踊れていない。
というかコレ、多少足が速く動いたところで単純に足をバタつかせているだけに見えるんじゃないか?

だったらと、自分で足をバタつかせてみるとうまくバタついて見えた。
って、え!?
私が作ったのはコサックダンスが踊れるマシーンではなく、足をバタつかせて見えるマシーンであり、しかもその失敗作であり、成功したとしてもそもそもそんなもの自分でやればいいだけであるという全く無用のマシーンだったのである。
実力で10秒以上踊ってみる
いつも道具に頼って失敗するのび太のような私。
見た目だけ踊って見えればいいなどと、ズルをしようとしていた私。
そうだ、下手でもいい、道具を使わず実力で踊ってやろうと再び公園にやってきた。
ここでご面倒をおかけしますが、再度お手本の動画をご覧ください。
お手本としているこの動画が10秒。
私も道具をつかわず実力で10秒以上コサックダンスを踊ってみよう。
その姿を読者諸氏の目の当たりにして見せよう。
ということで10秒以上コサックダンスを踊ることができれば達成とし、それにむかって猛練習することにした。

ではマシーンなしで踊ってみる。
TAKE③

「おまえのダンスは猿のようだ」と言った先生の顔が思いだされる。
TAKE④

踊っているうちに首回りが筋肉痛になった。
TAKE⑤

練習時間も一時間をこえ、吹雪でもあったので身体の芯まで冷えてきた。
このままやみくもに練習しても体力を消耗するばかりでコサックダンスは上達しそうにない。
ここで一度、これまでの失敗を振り返ってみることにした。
ここまでの失敗の原因を振りかえる
考えてみると倒れるときはいつも後ろに倒れていることに気が付いた。
重心が後ろに寄り過ぎているのではないか?
もしかして前に重心をおけばうまくいうくのではないか?
それをふまえて更に練習をつづける。


と思ってさらに練習を続けた結果がコレである
TAKE⑥

だいぶ、長く踊れるようになった。
目標の10秒が射程距離に入ってきた。
しかし練習時間も二時間近くなり、日も暮れかけてきた。
また寒さで手足がかじかみ体力も限界に近づいてきたため、次の一回を最後にすると決めた。
最後の挑戦・・・


ここで、あらためてこの動画をみた。この動画は10秒。実力でこれを超えたい。


それでは最後の一回いってみる!
ラストチャレンジ!

ラストで奇跡が起こった!
動画をはるかに上回る15秒達成だ!!!



というのはお察しのとおりウソで、結局道具にたよってしまう結果となった。
まとめ
やってみてわかったことは、コサックダンスが踊れるマシーンとは、100均で売っている折り畳み式の踏み台ということだった。
ただし使えるのは、雪がつもった日限定。

リアルなケンカのフリ画像が撮りたい!
古今東西ケンカのフリ画像にはリアリティーがない。
演じる側に「ガチのケンカにみせてやる」といった気迫や気概といったものがないからだ。
そんなことではいかーん!
私、本気のケンカのフリ画像がみたい!ねえ、みたいの!
と思っているが誰もみせてくれない。
だから自分でやってみた!
ケンカのフリ画像とはコレ!
ケンカのフリ画像と聞いてもピンと来ない方もいらっしゃると思うので、まずはこちらをご覧いただきたい。


ケンカのフリ画像とは、あたかもケンカの瞬間を偶然とらえてしまったかのように見せようとしている写真のことである。


このようにあちこちにあふれているケンカのフリ画像は、パッとみ劇的瞬間をとらえた写真に見せてやろうという演じ手の意図とは裏腹に、まったくリアリティーがない。
もっと真剣にやれと言いたくなる。
が、ひとに言う前にまずは自分でやってみようと思ったのである。
かといってリアリティーを出すために出来上がった画像に加工や修正をするのは本来の目的に反するので、今回は、撮影、即、完成となるように一発撮りの方法を用いることにする。
リアルなケンカのフリ画像を撮ろう!

リアルかどうかを自己評価だけで済まさないために、撮影したものを第三者に審査してもらうことにする。
撮影のために使った小道具紹介
本気でケンカのフリ画像を撮影するにあたり、以下の小道具を用いた。






ベビーパウダー、湾曲させたプラスチック製のバット、針金とグルーガンで作成した鼻血や血管、チーク、などなど。
審査員は、漫才コンビの「しろっぷ」

今回、審査に協力してくれるのは昔のバイト先の後輩、現在札幌を中心に活躍中の漫才コンビ「しろっぷ」である。面倒な先輩をもってしまった可哀想な漫才コンビとしておぼえておいていただきたい。
そんな二人に、冷徹な目で審査してもらいます。



今回はわかりやすく作品ごとに星の数で五段階評価と寸評をつけてもらうことにする。
撮影したケンカのフリ画像を見てもらおう!
それではさっそく撮影してきた画像を、しろっぷの二人にみてもらいリアルなケンカ画像に見えるかどうか審査してもらおう。
まずはケンカのフリ画像の王道、『殴ったフリ部門』である。
※画像の下のピンクの文字の「 」内がしろっぷの評価です。
作品No.1

躍動感を出すにはどうすればいいのかとお手本としてボクシングの画像をみると殴られる側から汗が飛び散っているものがあり、かなりの躍動を感じられた。

そこでこの飛び散る汗の効果を出すためキリフキで水を撒いて撮影したのがこちら。
作品No.2

作品No.3

作品No.4

この煙の写真はどうやって撮っているのかというと以下のように自分でベビーパウダーを撒いています。

ここで「殴ったフリ部門」は終了である。意外にも小道具の中でベビーパウダーがもっとも効果的であるとわかった。
みなさんも撮影の際にはベビーパウダーの活用をぜひご活用ください。
完全な余談だが
まずはこのGIFをご覧いただきたい。殴る演技をしているのは今回の協力者の吉田君。
あくまで今回の企画は静止した状態でリアルに殴られているように見える画像を撮るのが目的であり、撮影協力者の吉田君にもその旨説明し、理解もしてくれているはずだが、彼ははじめから殴っているところのポーズだけすればいいものを、いちいち殴る前の動きからするのだ。
で、それを指摘するのも空気が悪くなるし放っておいたのだが、撮影のためこのような動きを何度もしていると、吉田君のことが少しムカついてしまった。
自分から協力してもらっといてなんだが。
撮影した首を絞めるフリの写真をみてもらおう!
さて、つづいてはもうひとつのケンカのフリ画像の代表格、『首をしめたフリ部門』についてみていこう。
首をしめるフリ画像とは、コレである。

この部門では、真剣に首をしめているように見えるかどうかで審査をしてもらいます。
作品No.5

つづいてはリアリティー追及のため、首しめシーンが満載の映画、「復讐するは我にあり」のビデオソフトのパッケージ画像からヒントを得ることにした。

なんといっても、このパッケージは主演の緒形拳の目のクマが印象的で、今回の撮影に使わせてもらうことにした。
また小川真由美の手が緒形の腕を押さえているところと、顔が赤らんでいるところもまた使うことにする。これ首絞められて赤らんでるわけじゃないけどね。
作品No.6

作品No.7

作品No.8

作品No.9

証明写真でも撮ってみる
次は場所をかえて、照明写真機での撮影にチャレンジしてみる。
作品No.10

プリクラで撮ってみる
つづいてはプリクラで撮影した場合はどうなるのかやってみることにした。
作品No.11

作品No.12
ということで、評価の結果、『首をしめたフリ部門』においては赤いチークと、室内よりも夜間撮影が有効であるわかったので撮影の際は参考にしていただきたい。
まとめ
すべての評価を聞き終えてわかったことは、審査員による審査は、寸評とは名ばかりの筆者に対するただの悪口だったということである。
と、ここまで書き終えたところで、審査員の「しろっぷ」の宣材写真を改めてよく見ると、ツッコミのひろしがボケのじゅんぺいを殴るような仕草をしており、これも一種のケンカのフリ画像ということがわかったので最後に私がこの画像の審査をして記事を終えることにする。
作品No.13

ざまあみろこの野郎。
そろそろ非接触体温計のマナーを決めよう!
時節柄、あちこちで非接触体温計で検温される機会が増えた。
アレで測定されているときは、どういう表情でいればいいのか分からないから苦手だ。
これは「こうこうこういう流れでやっていこう」という検温のマナーが決まっていないのが原因であるに違いない。
だから誰かにマナーを決めて欲しかったが、誰も決めてくれそうにないので勝手に決めることにした。
マナーを決めて、プロに判定してもらおう!

今回の企画は、自分たちで正しい検温のマナーを考えながら撮影。それをその道のプロに判定してもらうかたちをとることにした。
検温マナーの作りかた
手順①検温される側の心理は「卑屈」

まず、マナー作りの第一歩として検温される側の心理を考えよう。
検温される側は、なんとなく下を向くことが多い。それはピストルのような形の体温計を眉間のあたりに突き付けられているからである。
そのためだんだんと「俺みたいなもんがすいやせん」「お縄をちょうだいいたしやす」と卑屈になっていくのである。
手順②検温する側の心理は「居丈高」

検温する側は、検温される側が卑屈になるのと逆で、尊大な気持ちになっている。
というのも検温する側は、店なり施設なりに入場を許すか否かの決定権をもっており、立場は江戸時代の関所の番人に似ているからである。
そのうえピストル状のものを他人の額に向けているうちに、相手に対して「頭(ズ)が高いわ」などと心のなかでどんどん居丈高になっていくのである。
手順③ 悪い検温マナー例をあげていく
それでは①②を踏まえたうえで検温する側、される側の悪い例を列挙していこう。そしてそれらを省いていくことで正しいマナーを導き出すという寸法である。

卑屈な気持ちを払拭しようと腕を組むのは相手に威圧感を与えるのでNG。

アゴをしゃくり相手より大きく見せて威嚇するのはNG。









口からビールジョッキを迎えにいくようなあさましい行動なのでNG。

イベントなどでMCから向けられたマイクに手を添えてしまうような行動なのでNG。







正しいマナーが決まりました!
以上を踏まえまして、正しいマナーが導き出されました。
それではご覧ください。これが私どもの考えた正しい検温マナーです。

- 横柄に思われぬよう測る側はやや小走りに近寄る。
- そして相手よりやや低くかまえ、両手で体温計をいたわるように持つ。
- 相手に敵対心がないことをわからせるために双方アルカイックスマイルで。
- 測っているとき、測られているときは双方くびを傾ける。
- 検温後はディスプレイに軽く手をそえ、すばやく相手に見せる。
- 測られた側は検温してくれたことに敬意を表し軽く会釈する。
- 測った側は深々とおじきをして入店を見送る。
プロに判定してもらいたかったが断られてしまった!

いよいよ検温のマナーが決まったので、最後の判定大会である。
が、頼みの綱のマナー講師の方に取材依頼したがあっさり断られてしまった。
それでは、と同じくマナーのプロということで芸者さんや日本舞踊の先生、茶道の先生、いけばなの先生にオファーしたがすべて同じ結果だった。

最後の判定を誰も引き受けてくれない。でも絶対に誰かいるはずだ。


五千円札に描かれている新渡戸稲造は、著書「武士道」の中で礼儀とは結局のところ愛である、というようなことを書いている。
愛というのはつまり、相手のことを考え、時には厳しく指導してくれる人だ。
そのような人が私にもいたことを思い出した!
それは近所の自転車屋のおじさんだ!
いよいよ開催!検温マナー判定大会人情派
自転車屋のおじさんと聞いて驚かれた読者の方も、もしかしたらいるかもしれないが、このおじさんは口は悪いが人情に厚く、気さくでざっくばらんな好人物として地元ではちょっとした有名人である。いわば愛のプロだ。
愛のプロはマナーのプロ!この人に判定してもらおう!この人なら間違いない!読者諸氏もこの点については全く異論がない模様なのでこのまま突き進むことにする。

さっそく自転車を直してもらいながら、動画をご覧いただこうとするが
「人に直してもらうんなら、蜘蛛の巣くらいとってこい!」
と運び込んだ自転車の汚れについて一喝されてしまった。
検温マナー判定大会の開会の辞にぴったりな挨拶である。私の目に狂いはない。

「あのう、実は私たちはブログをやってまして、マナーについての動画を作りまして、どうかその評価をいただきたく…」と説明して動画をご覧いただこうとするが
「あ!?」
と、言うだけで観てくれようとしない。
絶対に動画をみさせる、こっちはあとがないんだと、〇×棒を差し出して手に持ってくれるように頼むが
「なんだそんなもん!しらねえよ!」
と取り付くしまもない。
「あの、おじさんは人情に厚くてマナーに詳しいはずなので…」と言うも
「俺はそんなことわからねえよ!」
とさえぎるように言って〇×棒さえ持ってくれようとしない。

あんまりしつこくしてもいけないので、一旦関係の無い世間話で盛り上がり、おじさんも笑顔を取り戻し自転車修理が終わったタイミングで
「ところで、〇か×かだけ、この棒で」と再びくいさがるが
「だーからわかんねって!」
「や、あの〇か×かだけ、それだけ…」
「そんなもん持って帰ってくれ!」
「いや、あの…」
「いいからそんなもん持って帰ってくれ!」
や、持って帰ってくれって別にこの〇×棒を置いていくつもりはなかったのだが、あまりの拒否りように不本意ではあるがここで検温マナー判定大会は幕を閉じたのである。
生まれて初めて塩をまかれるかと思った。
まとめ
結局今回の記事では我々が導き出した検温マナーについての良しあしは分からずじまいだった。
人一倍シャイなおじさんは口では「しらねえよ」「わからねえよ」と言いながら、心の中では我々に
「マナーっつうのはよ、ひとが判断するもんじゃねえんだよ」
と伝えたかったのかもしれない。
ということでやむを得ず、当記事では検温マナーの評価は読者諸氏それぞれにお任せすることにしたいがどうか?
どうかと言われても困るか?
三節棍に脚光を浴びさせよう!
三節棍は不憫である。
というのも同じ中国武術でつかわれる武器であるヌンチャクは、超メジャーであるのに対して、三節棍はマイナーであるからだ。
昔はそこそこメジャーだったが最近の若者はとくに知らない状況だ。
なげかわしい!
少年時代、カンフー映画に登場した三節棍を観て、心をときめかしていた者として、三節棍にふたたび脚光を浴びさてきたので報告します!
コレが三節棍だ!
■映画「少林寺三十六房」「SPIRIT」などで登場する武器です。YouTubeなどでご覧いただくとそのカッコ良さが分かります。
冒頭からつい三節棍のおかれている現状から書いてしまい説明不足で申し訳ない。まずは三節棍から説明します。
うえの画像が三節棍で、さんせつこんと読む。
形状はヌンチャクの棒を長くしたうえ、一本増えたものと考えてもらって差し支えない。
ヌンチャクと三節棍は両方とも「多節棍」とよばれる武器の仲間で、ほとんど兄弟的な存在にもかかわらず、兄のヌンチャクだけが売れっ子になったが弟はそうでもないという、俳優の黒沢年雄と弟のヒロシ&キーボーのヒロシと似たような状況に陥っていてしまっているのである。
ああ三節棍が哀れだ、なんとか脚光を浴びさせたい!
安全な三節棍をつくる。
■自作の塩ビ管製の三節棍。コミコミで1,000円程度です。中は空洞で比較的安全。
さて、三節棍に脚光をあびさせるためには、まずその三節棍を入手しなければならない。
しかし、買うとだいたい7,000円~10,000円程度もする。
高いので自作することにした。
■ホームセンターで購入し、切ってもらった塩ビ管。謎の文字が書き込まれている。
塩ビ管にドリルで穴をあける。
■ボルトとナットとチェーンで結ぶ。簡単すぎてわざわざ説明するほどでもなかった。
あけた穴にボルトとナットとチェーンをはめれば完成。製作時間わずか20分。
■三節棍の早朝練習をする筆者。
早朝、誤って通報されぬように誰もいない公園で練習をする。誰かに見られた場合に備えキャップをかぶり「今、カリフォルニアと東京で流行ってる新しいストリートカルチャーです」という表情でカモフラージュしているつもりである。
■グルグル回す練習。自分に当たりそうで顔がビクついてしまう。
ぐるぐる回していると、左右の棒がそれぞれだんだんと回転数や方向がずれてくることがわかった。
三節棍で身体のゆがみがわかったりする新たな健康法も発見されるかもしれない。
発見されないかもしれない。
三節棍の演武大会やってみよう!
数日間の練習の甲斐あって三節棍の使い手となった私は、いよいよ三節棍の可能性、利便性、かっこよさを世にしらしめ、三節棍に脚光を浴びせるべく、一人三節棍演武大会を実行することにしたのである。
ご存知の通りヌンチャクに脚光を浴びせたのはブルース・リーである。
一方、三節棍に脚光を浴びせるのはこの私である。
ヌンチャクにブルース・リーがついているのなら、三節棍にはオレがついている。
三節棍の面目躍如だ!
ヌンチャクなんかに負けてたまるかー!
■一人演武大会オープニングセレモニー
■セレモニー終了直後、ぜえぜえ言ってしばらく動けなくなる。
たった数秒の演武で息が上がる。私の三節棍への責任感と集中力は、常人の想像を絶するものがあるという証しである。
三節棍で水風船を割ってみよう
■三節棍の可動範囲をみせつけるための水風船割り演武。
さて、いよいよ開幕した三節棍、演武大会。
まずは打撃力をアピールするための演武。投げられる水風船をどんどん割っていこう。
割れてないほうが多いとか、ヌンチャクでもできるとか、そういう話は今ちょっと聞きたくない。
三節棍で、しゃぼん玉をつくってみよう
■三節棍とメルヘンの融合~しゃぼん玉演武~
つづいての演武はしゃぼん玉。
三節棍は大きく回転するのが魅力。それを利用して大量のしゃぼん玉をつくろう。ヌンチャクではできないダイナミックかつ、ロマンティックな演武である。
■塩ビ管の形状を利用して芯の空洞部分にしゃぼん玉をつくることのできるバブルマシーンを取り付ける。
塩ビ管でつくったのが功を奏し、我が自作の三節棍は先端にアタッチメントを付けられることがわかった。
アタッチメントにバブルマシーンをつけてブンブン振ると大量のしゃぼん玉が飛び三節棍とメルヘンの融合の演武がみられるはずだ。
■予想に反してしゃぼん玉でず。よく見ると2コだけ出てます。
しかし、ゆっくりふると
■みごとにしゃぼん玉がたくさん生まれた。
強いだけじゃダメである。ときには強く、ときには優しく、緩急が大切であることを三節棍は教えてくれた。
もうこのへんで、読んでくださっているあなたもヌンチャクより三節棍のほうがいろいろ使える便利なアイテムであることがご理解いただけ、脚光を浴びた三節棍のとりこになっているのが、私にはわかる。たとえあなた自身にはわからなくても。
三節棍でオタ芸をやってみよう
■アタッチメントをコンサート用のペンライトにつけなおす。
そしていよいよ大詰め、最終演武である。
三節棍にペンライトを付けて何をするのか?
ペンライトといえばオタ芸!
そうオタ芸を披露するのだ。
オタ芸をやっている人たちは手にペンライトを持って、憧れのアイドルを応援しようと必死になって舞い踊っている。
だが、どうしても自分の腕の長さが目いっぱいであり、腕の長さはだいたいみんな似たり寄ったりであり、本当はもっと大きく舞いたい、自分だけ目立ちたい!推しのアイドルに、自分に気が付いて欲しいと必死になっているはずだ。
そこでお勧めしたいのが、この三節棍オタ芸である。
■最終演武~三節棍 ダイナミックオタ芸~
もしもライブ会場でこんなに大きなオタ芸を見せるものがいれば必ずやお目当てのアイドルに注目してもらえるはずだ!
まあ、その前に入場させてもらえないだろうが。
■暴風雨のなか、大技〝大車輪〟を決める。自分で勝手に名付けた技の名前です。
実は演武開始直後に暴風雨発生。それもあって、なんか鬼気迫るというか、やけくそというかそういう気分になってきた。
■フィニッシュを決めて無事に演武を終えることが出来た。
この技で欧米のオーディション番組に出演して、第二のスーザン・ボイルみたいになれないものだろうか。なれないか。
おまけ 暴風雨の中の演武の全貌はコチラ(音量注意)
まとめ
今回の演武大会を終えて、わかったことが二つある。
一つは三節棍にアタッチメントとしてバブルマシーンやペンタイトを付けても、振り回しているとすぐに壊れるということ。つまり三節棍の遠心力をあなどってはいけないということである。
もう一つは、三節棍にはまだまだ可能性があり、三節棍の未来は明るいということ。
まあ、三節棍の未来より、自分の未来を心配したほうがよさそうなんだけどね。
土下座の強要に勝ちたい!
自分より立場が下の者に土下座を強要した、などというニュースを目にすることがある。
悲しい。
また、なにかのはずみで私やあなたも、誰かに土下座を強要されてしまう恐れがある。
心配だ。
そこで、万が一、私やあなたがそんな状況に陥っても大丈夫な方法を見つけたので説明させていただきたい。
スライディング式の土下座対策を考える必要がある!
自分の立場が上であることをいいことに、他人に土下座を強要するとは考え方がヤバい人間に違いない。
そんなサイコパスが、ただ土下座を強要するだけでその場を収束させる可能性は低い。
それを動画に取ったり、ネットにあげたり、もっとエスカレートすると助走をつけて滑り込むように、スライディングするように土下座を強要してくる可能性だってある。
「なぜ土下座をスライディングするようにしなければならないのか!?」
と説明を求めたって、そのような輩は
「野球でも一生懸命プレイする者は、自分の打球が内野ゴロでも一塁にスライディングするでしょう?」
「一生懸命お詫びする気持ちならスライディングするのは当然じゃないかな?」
などと持論を持ち出すに違いないのだ。
それだけならまだしも、こともあろうに、よりによってアスファルトのうえでスライディング式の土下座を強要してくる可能性だって考えられる。
「なんでアスファルトのうえで!?」
「ケガをするのでせめてダンスホールみたいな床のうえでさせてくれ!」
と懇願しても相手はサイコパスなんで
「お詫びするのに場所を選ぶのかい?」
「日本の道路の舗装率は80%という調査結果があり、別に自分は特別な場所を指定しているわけではないけどね!」
と、むちゃくちゃな理論で押し切ろうするのである。
そのため我々は、アスファルトのうえでスライディング式の土下座を強要されても大丈夫なように対策をねらなければならないのだ。
このあたりの理論、結論が先にあって、そこへ向けてこじつけで言っているわけではないので信じてほしい。
道具を使おう!

アスファルト対応スライディング式土下座装置
先述の通り相手はサイコパスである。そんな者に 素直にしたがう必要はない。
この装置を作って、これを両腕、両足にくくりつければ いとも簡単にアスファルトのうえでのスライディング式の土下座ができるはずである。
何か文句を言われても
「道具を使ってはいけないとはおっしゃってませんでしたよねえええ」
と、持論には持論で対抗しよう。
装置のつくりかた

木材とボルト、ナット、キャスター。

ドリルで穴をあける

ボルトとナットでキャスターをつける。

ボルトが身体に当たって痛いので、ショックレスカバーというものを付けて完成。

できた装置を両腕、両足にガムテープでくくりつければバッチリ
ご覧いただければわかるが、装置を付けても全く違和感がないのは嬉しい誤算だった。
実際にやってみる

■イメージ図 <勢いよくつっこめるかがポイント>
この装置があれば、ケガをすることなく、アスファルトのうえをスイスイと土下座の姿勢で移動することができる。

土下座のまま逃げることもできる。
また、土下座をしたまま逃亡をはかることができるのである。
すばらしい。
さて、いよいよ実行の日。理由はうまく説明できないが、あまり人に見られないように早朝6:00、某所にて、装置をつかってアスファルトのうえでスライディング式の土下座をとり行ったのである。
感想は〝痛い〟
まずやってみた感想は、ガムテープで縛りつけた手足がとても痛いということ。そのうえ体幹トレーニングのような姿勢で不摂生&運動不足丸出しの私としてはインナーマッスルからの悲鳴のような痛みも併発して二重の苦しみ。
かつ、スライディングどころか土下座さえもできておらず、とても 信じてもらえないだろうが、この装置の製作費は四千円ほどかかっており、金をドブに捨てたような苦しみも感じたのである。キャスター16個が意外に高い。
さらにカメラを確認したところ、ガムテープでスマキにされた中年オヤジが、命からがら逃げてきたというような映像が映っており、それが自分だという事実を見せつけられ「真剣にダイエットしよう」と思い、「なにやってんだよ俺は…」となんだか複雑な気分になった。また、ガムテープをはがす時の痛みが長時間残ったこともあり、部屋に帰ってからほんの少しだが落涙したりしていたのである。
土下座は両手を地面につける形だった!

フリー素材での土下座画像。両手を地面につけている
「この記事、お蔵入りだな」と思い、この装置どうしよう、一か八かメルカリに出品してみるか、などと思っていたある日、ネットで土下座の画像検索をしていて気がついた。
私の土下座が間違っていたことに!
土下座とは私がやったような体幹トレーニングのように腕を地面につける姿勢ではなく、両手を地面につけるのである。
これでやればいけるかもしれない!と、実際に土下座のポーズをしてみると、今までよりだんぜん楽であるし、バランスもとりやすい。
やったぞ!
装置を両足と〝両手〟に装着すればアスファルトのうえでスライディング式の土下座は成功させられるのだ!
ふたたび実際にやってみる

■イメージ図 <コツは腕にくくるのではなく、手に持つこと!!>

すね毛を剃った。ので、ガムテープを剥がす時の痛みはほぼ無い

ボクサーがバンテージを巻くときの心境に似ているかもしれない
前回の撮影から一週間後、前回同様早朝に撮影。ひともチラホラみてらっしゃったが、「絶対にできる」という自信からか、ただ慣れただけなのか「みんな見てくれ」といった気分になり気にならなかった。
両手に持ちかえることで段違いにバランスがとりやすく、前回よりは多少距離は伸びた。が、まだまだ土下座とは言えない。
更に集中して、挑む。
しかし体力的にこれが限界でした。
まとめ
もしもあなたが、 アスファルトのうえでスライディング式の土下座を強要されたら、そのときはキッパリと断ってください。
【実験】disられてハートに火をつけよう!
最近の私の悩みは、薄毛であるにもかかわらず、つい怠けてしまって育毛に力を入れられないことである。育毛に対するやる気がなく、半ばあきらめモードな反面、頑張りたい気持ちも有るには有る。
しかし、いつまでも「頑張るためのきっかけがないから頑張れない」などと、日に日に進む薄毛問題に対して悠長に構えてもいられない。じゃあ、どーすればいいんだー!と考え、自らきっかけを作りに行ってみた顛末をご報告いたします!

日に日に薄毛が進行中の筆者
きっかけに最適なシチュエーション
きっかけとして一番いいのは他人に薄毛を指摘されたり、disられたりすること。なぜならそうされることで「なにくそ!」と力が湧き、くやし紛れにやる気スイッチが入るからだ。しかしこれは非情にデリケートなもので、もしも好きな相手から言われたりしたら傷心のあまり立ち直れなくなる恐れがある。また、髪がフサフサの相手から言われたりすると「アンタに何がわかる!」と取っ組み合いの喧嘩になったりする可能性もあるので注意したい。
ではどうすればいいか?
好きでもなんでもない薄毛の方から薄毛をdisられれば、傷つくことなく、また喧嘩にもならず、ただただ育毛に対するやる気スイッチが入るのではないか?そうだ!そうに違いない!これはいいことを思いついたぞー!!!! さっそくうまくいくかどうか実験してみよう!
まず、好きでもなんでもない薄毛の人を探す
好きでもなんでもない薄毛の人とは誰かと考え、適任者として思いついたのが職場の薄毛の先輩であるこの人。

職場の薄毛の先輩、齋藤さん(本名)。
ご覧いただければわかるように好人物である。そのため言い出しにくかったが職場の休憩時間に「薄毛に悩む私に、育毛に励むためのきっかけをください!」「あえてハゲをdisってください!!」と趣旨を説明し「おっ、俺がハゲをdisるの??」とやや混和気味ではあったが半ば押し切るような形で了解を得ることが出来た。

渋々ながら薄毛をdisることに了解してくれた齋藤さん。口では嫌がりながら満更でもない表情に見える。「実はオレ、一度でいいからハゲをdisってみたかったんだよね」と思っているのかもしれない。
どうやってdisってもらうか?
いきなりアドリブでdisるのは相当な技術が伴うと考え、薄毛をdisる文言を色紙に書いたものを作成。

複数枚の作品が出来上がった。作品ってほどではないけど。
これらの色紙を齋藤さんに持ってもらって、 私のやる気スイッチを入れてもらうという方法でいくことにした。
作品No.1 「花とおじさん」
齋藤さんと休日に待ち合わせ、撮影に臨む。出来上がった色紙を見せるとややムッとした顔になったので正直ヒヤヒヤしたが、「私のやる気スイッチを入れてください!」「闘魂注入してください!」を連呼し、齋藤さんの考えが深く及ぶ前に色紙を持ってもらって撮影。
まずは第一作目がこちら。

なんだかよくわからない写真となってしまった。
「ハゲの気持ちはわからない。わかりたくもない」と花の香りをかぐ薄毛の中年男性。なかなかムカつく写真で、私のやる気スイッチが入りつつあるのを感じる。 この調子で行ってみる。
作品No.2 「叱責の向こう側」
屋内に場所を移して撮影した二作目がこちら。

憎たらしいことこのうえないが…
「ハゲてんじゃねえよ!」とカメラ目線で挑発的な表情に腹が立つ。が、じっと見続けていると薄毛をdisりつつも心の中ではこっちを心配してくれているようにも見えはじめ、素直に「そうだよなあ、ハゲてる場合じゃねえよなあ」と思えてくる。この実験はうまくいっているかもしれない。この調子で行ってみよう!
作品No.3 「インモラル」
前作とは別の意味での挑発にチャレンジした三作目がこちら。

「私はアンタのものじゃないよ、でもアンタは私のものよ」 とでもいいたげな表情。
「横髪だけ残すの往生際悪すぎ」と言って背徳に酔いしれる中年男性。ハッキリ言って気持ちが悪い。ちょっとこれ、方向を見失って自分でも何の目的で撮影してるのかわからなくなってきたので軌道修正が必要だ。
作品No.4 「頭髪の勝ち組」
初心に帰って正攻法で行こうと挑んだ四作目がこちら。

なんだか〝生産者の顔が見える食品〟的な作品 になった。何を生産しているのかは不明。
「ハゲたら負け。」と言いながらせせら笑うかなりのdisり画像だが、言ってる本人がハゲなためムカつきが少なく、やる気スイッチも入らないことが分かった。じゃあ、もしもこれをハゲてない人に言われたとしたらムカつきは増すのかと

このように写真を加工して髪の毛を足してみるが、結果は大して変わらなかった。というか、別にハゲてないからと言って〝勝ち〟という訳でもないということが分かった。
作品No.5 「ブレーカー」
笑顔がムカつきを半減させることがわかったので、笑顔を消して撮影した五作目がこちら。

モノクロでノスタルジックな雰囲気を演出。
薄毛芸人が「このブレーカーとかけまして、私の頭皮とかけます」「その心は?」「どちらもむき出しでございます」とヘタな謎かけをした直後に「ハゲたこと言ってんじゃねえ!」と決め台詞を言い放ったような写真で、私のやる気スイッチはOFFのまま微動だにせず。
笑顔を消すだけではなく、disりの切れ味も重要であると再確認できはしたが、まったくの失敗だった。
作品No.6 「自信過剰」
いよいよ大詰め。笑顔を消したうえ、ほどよくdisるということを踏まえて挑んだラスト第六作はこちら。

ローランドを意識してもらったのが、ただの集金の人にしか見えなかった。
「俺以外、全員ハゲ」と、ローランド風なdisりをかますハゲ。「世の中に多毛の人が増えて欲しいね、ライバル不在なんで」といった表情に適度に腹が立ったものの、ローランドに腹が立っただけで育毛を頑張ろうとは全く思わず残念ながら私のやる気スイッチは入らぬまま、今回の撮影は終了した。
結果 「やるきスイッチ入らず!」
コンプレックスを持つ当事者に、同じコンプレックスを持つ者をdisってもらえばその改善に向けて努力するためのベストなきっかけづくりになると踏んで始めた実験だったが、想定した結果にはいたらなかった。
理由としては、発信者の説得力が著しく乏しかったためだと言える。 やはりdisるにもある程度の資格がいるということなのだろう。
というか、今回の経緯を振り返ってみると齋藤さんが私をdisっていたのではなくて、私が齋藤さんをdisっていたのかもしれない。
齋藤さん、どうもすみませんでした。
【検証】街で見かける聖書の看板は逆効果ではないか?
黒地に白と黄色のあの看板
よかれと思ってやったことが、かえって逆効果になることがある。
街でたまに見かける黒地に白と黄色の文字で聖書の一節が書かれている看板もそのひとつだ。あの看板をみて「よし!聖書を読もう!」って人はほとんどいない。もっと今風のポップな感じの明るい雰囲気のものの方が良いと思うんだが、なんであの雰囲気をよしとしているのだろう。
などと書くと
「いや、それはお前の偏見だ!あの看板は親しみやすい」「お前に宗教の何がわかるかバカモノ!」「悔い改めよ!」
とおっしゃるあの看板肯定派もいるかもしれない。
そこで、あの看板が効果的なのかそうでないのか白黒つけるために検証してみることにした!
あの看板を作ってみる
ではどう検証するかだが、世間で広く受け入れられている文言を、あの看板風にに作成。その文言をイメージアップさせることが出来るか否かで検証することにした。
まずは看板の基礎となる土台の黒地の部分。本物はトタン製だそうだが、私は黒のプラスチックダンボール(一枚88円)で代用。
文字の部分は本物はペンキで書かれているが、これも油性ペンで代用する。

※プラスチックダンボールと油性ペン。

※あの看板風に書いていく。
聖書とは全く関係のない居酒屋などで見かける『親父の小言』を書いてみる。まあまあそれなりに見える。
この調子で何枚か看板を作っていく。
さて、まずは書店で見かけた売れている本のタイトルで検証してみる。

※超一流ホスト 、ローランド氏の著書のタイトルをあの看板風にしてみた。
どうだろうか?飛ぶ鳥を落とす勢いのローランド氏も、自著をこのように宣伝されたとしたら「女性は水とパンとローランドがあれば生きていける」などと、よくわからないことをうそぶいていられるだろうか?
これをたまたま読んだローランド氏が「うそぶいていられる。なぜなら俺は…」などと反論されても困るので回答を待たずに検証を先に進めることにする。
さて、同じように別の本のタイトルも看板にしてみる。

※有名YouTuber、けみお氏による著書のタイトルをあの看板風にしてみた。
さてどうだろう?「命が尽きるまで、ウチらはショーを演じているの」「だから長い人生、辛いときも楽しんでいこうよ」などと言いたげな明るく前向きなタイトルも、あの看板風にしてしまうと 『棺桶』とか『永遠』などの文字も相まって、なんだか明日にでも絶命しそうな恐怖を感じるのではないだろうか?
結局のところこの看板は、売れるものも売れなくしてしまうというしているネガティブキャンペーンとしか言いようがない代物なのではないか?どうか?と問いかけても
「あのねえさっきからローランドとか、けみおとか、そんな人たちをそもそも知らないの!」「だから検証にならないの!」と仰るおじさん向けに、往年の名曲の一節をあの看板風にしてみた。

※日本の音楽グループ〝チューリップ〟による1979年のヒット曲『虹とスニーカーの頃』の一節をあの看板風にしてみた。
さて、あの名曲のジャケットがもしもコレだったとしたら、ヒットしたと思いますか?その後、ダイドーブレンドコーヒーのCMに長年に渡って起用されたと思いますか?とダメ押ししてもなお、
「あのねえ〝虹とスニーカーの頃〟のような名曲は、たとえジャケットがコレだったとしても何の問題もないの!」
と食い下がる方は、あくまで他人事だからそんなことが言ってられるんである。
もし仮にこの看板が自分事として降りかかってきたら呑気に「問題ない!」などと言っていられないに違いないことを証明しよう。

※卒業記念の寄せ書きを、あの看板風にしてみた。
例えばあなたの卒業祝いの寄せ書きが、これだったらどうする?ハッキリ言って不気味ではないか?大切にとっておこうと思うか?
「そもそも寄せ書きなんて取っておこうと思わないからどうでもいい」
「すぐ捨てるし」
などという冷血漢に、あの看板が逆効果であることをどう説明すればいいか。
あくまで肯定派は自らの考えを曲げないし、水掛け論になるだけである。
というのも、これまでのところこの記事は主観的な問題の範疇を出ていないからである。だとしたら私がどうこう言うのではなく、世間にジャッジしてもらうしかないのではないか?
そうだ!世間にジャッジしてもらおう!
もしも全身あの看板風な文字が書かれた黒字の服を着た男がいたら世間は暖かい眼差しを向けてくれるか、それともその逆か?実際にやってみよう。
そんな訳であの看板風の服を作ることにした。

※ナイロ ン製の雨合羽にそれっぽい文字を書いていく。


※ズボンにも書く。
さあ、こんな服を着た男が実際にあなたの目の前に現れたらどうする?

※ 現れました。

※我ながら異様としか言いようがない。

※あなたはこんな男を優しく迎え入れることが出来るか?

徹底検証~ヒッチハイクさせてもらえるか?~
さて、この恰好でただただ歩いてもなんの検証にもならない。何かを訴えかけて、それに応じてもらえるかどうかで検証したい。
何を訴えかけるか?そうだ、この恰好の男がヒッチハイクをさせてくれと訴えた場合、ドライバーの方は乗せてくれるだろうか?
乗せてくれる方がいればあの看板のイメージは悪くない。乗せてくれなければイメージが悪いということである。
この辺りの論理は我ながら完璧だと信じて半ば無理やりだが実際にやってみよう。

※天国方面と 書いた看板を掲げてヒッチハイク開始
さて、自動車はこのような男を乗せてくれるのか?乗せてくれればあの看板が好印象ということになる。

実際にやってみてわかったのは、検証がどうこうじゃなくて、こんな格好でふざけたことをしていて、恐い人とかから怒鳴られたりしないかとても不安だったがこと。だがこうして写真を見て、自分が一番恐い人なので全くの杞憂だったと判明。

※以外にも珍しいヤツがいると注目してくれる。
驚いたことにほとんどの自動車はみんな減速してくれ、看板の文字などを読んでくれていた。どうりであの看板の知名度は高いわけだ。

※文字は読んでくれるが車は停まってくれない。

行先に「天国方面」などと書いていたので停まってくれないだけで、具体的に実際の地名を書いておけば珍しさもあってヒッチハイクさせていくれたかもしれない。

※ただし、 ドライバーのみなさんは90%睨んでこられる。

※やはり、看板の文字はほとんどみんな見てくれるが、停車はしてくれない。もちろん睨まれてます。

※怪しさを軽減させようとフードを脱ぐが、なんの効果もなかった。
その後も車は停車してくれずヒッチハイクの交渉にすら至らなかった。
まとめ
この看板は親しみはわかないかもしれないし、イメージダウンにつながるものかもしれないが、人々の目を引き、且つ、文字をじっくり読んでくれるには効果的であり、きっかけには持ってこいであることがわかった。
ということで、あの看板にはそれなりの効果があることを身をもって証明させていただきました。
というか関係者のみなさま、この度はどうもすみませんでした。