【自分で恋愛アシストが上手いという人は・・・】ポンコツの後輩との思い出②

店に入る

店に入り、後輩と二人で席に座っていると私の恋する店員さんが私たちのテーブルにやってきてグラスを取り換えにやってきた。

彼女と軽く挨拶を交わすと、別のテーブルへと移って行ったので、後輩に

「あの人が例の人だよ」

と言うと

「分かりました。任せてください」

と言って私の胸を思い切り殴って

「この幸せ者!」

「幸せ者~~~ッ」

と言いながら私の首を絞めるような30年前のギャグのようなことをし出したので、少しムカつき、こいつをこの店に連れてきたことを後悔し始めたのである。

後輩の言う、恋愛アシストとは?

で、また飲んでいると再び恋する店員さんがグラスを取り換えにやってきた。

その途端、後輩は、それまでの話とは一切関係なく、急に大声で

「いやっ!岡村さん!」

「岡村さんにはホント、いつもお世話になって!」

と握手を求めてきたのである。

訳が分からんがとにかく握手を返したが、それを黙殺するかのように恋する店員さんは別のテーブルへ移っていった。

突然、なんのことかわからんのであっけにとられたが、店員さんが去って言ったら、何もなかったかのように後輩はさきほどまでの続きの話をし出したのである。

『いったいなんだったのだろう?』

とは思ったが、次の恋する店員さんがテーブルに来たタイミングで、再び後輩が急に大声で

「いやっ!岡村さん!」

「岡村さんにはホント、いつもお世話になって!」

「いや、マジでお世話になりっぱなしで」

と言ったところで、こいつの言う恋愛のアシストとやらが、せいぜいが、この人は、自分がお世話になっている先輩であるということを大声で言うだけのことであることが分かり、私は人生史上最大の苦虫を噛みつぶしたような表情となり、目じりはピクピクとし、そのまま後輩の首根っこを掴むようにして立ち上がり、店をあとにしたのであった。

後日談

この後輩は数年後結婚し、現在は二児の父となり幸せな家庭を築いているので、他人の恋愛をアシストする才能は無かったが自分の恋愛をうまくいかせる才能はあったのである。

 

【自分で恋愛アシストが上手いという人は・・・】ポンコツの後輩との思い出①

自称、恋愛のアシストが上手いヤツ

「俺、恋愛のアシスト上手いっすよ!」

「俺、割とキューピットっすよ!」

などと粋がる者がおる。

結論から言うが、こういう男は恋愛のアシストが下手なうえ、ポンコツである。

私の苦い思い出

今から10年も前のことになるが、当時私はあるライブバーで働く女性に恋をしたものの持前の恋愛受動態体質で連絡先を聞くことはおろか、ロクに挨拶することもできず、どうしたものかと思っておった所へ、件の

「俺、恋愛のアシスト上手いっすよ!」

「俺、割とキューピットっすよ!」

と息巻く後輩が登場したのである。

この時はまだ、こういうことを言う男が、実際は恋愛アシストが下手なうえ、ポンコツであるとは露ほども知らなかったため

「それは心強い」

「ぜひ一緒に店に行こう」

と誘い、二人でそのライブバーへ行くことにしたのである。

店への道中

この後輩は店への道すがらも、肩で風を切る様に歩き、何かというと私に対して

「恋愛っちゅうのはですねえ~」

「だいたい恋愛ちゅうのは~」

と恋愛に対する持論を言いたがる。

で、彼の言う恋愛っちゅうのはなんなのか聞いてみるが

「恋愛っちゅうのはギャップですよ」

とか

「だいたい恋愛っちゅうのは駆け引きですよ」

などという手垢にまみれたどっかから借りてきた金言めいたことを言うだけであった。

で、挙句の果てには

「俺のキラーパスで、きっちりゴール決めてくださいよ!!」

などと言いつつ、サッカーボールをこっちに向かって蹴る仕草をしだしたので恥ずかしく

「あ、ああ」

と答えたが

「や、ああじゃなくて、ちゃんとゴール決めてください!」

と言って、再びサッカーボールをこちらに向かって蹴る仕草をするので、仕方なく

「こ、こうかい?」

と、そのボールを受けてシュートを打つ仕草をすると、急にカズダンスを踊りはじめ、踊り終わると

「グッドラック!」

と片目をつむり、親指を立てて言ったので、どうにも嫌な予感がしたのである。

(つづく)

【週記】MEC食ダイエット日記~危険か安全か自分で人体実験!~第9週(6/30~7/6)

先週までの振り返り

ダイエットスタート時、82キロ。

過去最小値=74.3キロ。
先週最終値=75.9キロ。

一時はマイナス7.65キロまで達成したものの、先週マイナス6.1キロとなる。

今週は目標の73キロ台に乗るか?

6/30(土) 仕事12:00~21:00

朝:前日のハンバーグの残りかす少々

ジムにてサウナ。
サウナ後体重、75.3キロ。

間食:ファミチキ。

間食:ゆで卵2個、サラダチキンのスモーク味、ぱりんこ2枚、鳥取土産のチョコのお菓子、それぞれ数回にわけて食べる。

昼:会社で支給された弁当(クリームコロッケ、ハンバーグ、ウインナー、煮物など)とコンビニのなめこの味噌汁。

MEC食ダイエット中なのに、無料だと食わずにはおれんギブミーチョコレート根性。

しかし、時間をかけてよく噛んで食べる。

夜:ブラックニッカ250mlと焼酎少々、それぞれ炭酸水で割って飲む。

ツマミは豚肉を焼いたものをサンチュに巻いて食べる。

本日はヤバいくらいに食べまくった。

7/1(日) 仕事 8:30~17:00

本日よりスーパークールビズでポロシャツで出勤。
やったね。

朝:ゆうべの残りの豚焼肉1片。

出勤前にファミチキのカレー味、通常180円のところ150円にて特別販売中。

昼:ゆで卵3個、ファミチキ。

ファミチキ180円のところ、150円で販売と思い購入したところ、レジを打ち終わったところで150円なのはカレー味と柚子胡椒味のみと知る。
30円に泣く人生。

泣いてないけども。

間食:名古屋土産で貰った坂角総本舗のゆかり1枚。うめえ~、名古屋人の血が喜ぶ。

仕事終わりで、スーパークールビズだし、せっかくなんで良いポロシャツを買おうと三越に行きラルフローレンのポロシャツ観たら15,000円。
そそくさとユニクロで1,200円のポロシャツ購入。

夜:ブラックニッカ250mlと焼酎少々、それぞれ炭酸水で割って飲む。
ツマミはスーパーで購入したチキンカツ、イカのゆでたヤツにショウガ醤油、ナムル1パック。

もはやMEC食ではない。

7/2(月) 仕事:8:30~21:00

朝:ゆうべの残りのチキンカツ3キレ。

間食:雪の宿4枚。食いすぎ。

昼:茶碗蒸し、ファミチキの柚子胡椒味売り切れで割引中のカレー味、チーズ100g。

ディズニーランド土産などいつにも増してお土産たくさんあったが、本日は全て我慢。

職場の者から

「日に日に痩せてってません?」

と言われる。

そういうことは死ぬほど言って欲しい。

夜:ブラックニッカ250mlと焼酎少々、それぞれ炭酸水で割って飲む。
ツマミは、牛ステーキ、280g中、200gくらいと、山盛りのブロッコリー。

7/3(火) 仕事:休み

朝:ゆうべの牛ステーキの残り80gぐらい。

ブログ3本、三打数1安打。書き起こしは体力の消耗が激しいわりに出来もイマイチなんでしばらくやめることにする。

ジムにて筋トレ及びサウナ。

サウナ後体重、74.8キロ。久々の74キロ台。ホッ。

しかし食うべだけ食っても減るときは減るんだな。

おまけに体脂肪率18%。

こないだまで体脂肪率28%だったのにまさか?!

昼:フランクフルト、スパイシーチキン。

炎天下の中、本屋と散歩。

夜:ブラックニッカ250mlと焼酎少々、それぞれ炭酸水で割って飲む。

ツマミは栃尾の油揚げ、ねぎ、ひきわり納豆、鰹節かけ&スーパーの手作りハンバーグチーズ乗せ。

※これが栃尾の油揚げ

7/4(水) 仕事 8:30~17:00

朝:ファミチキのカレー味。
やっぱりファミチキだな。もうスパイシーチキンには戻れない。

昼:ゆで卵3個、フランクフルト。

ジムにてサウナのみ。

サウナ後体重75.4キロ。
体脂肪率28%。

いかにジムといえども、やっぱり体脂肪計はいいかげんなもんだな。

夜:ブラックニッカ250mlと焼酎少々、それぞれ炭酸水で割って飲む。
ツマミは昨日同様、栃尾の油揚げ、ねぎ、ひきわり納豆、鰹節かけ&スーパーの手作りハンバーグチーズ乗せ。

7/5(木)仕事 8:30~18:00

朝:朝食ステーキという名の厚切りのハム二枚。ファミチキ売り切れにつき泣く泣くスパイシーチキン。

スパイシーチキンは衣が厚い。

間食:雪の宿2枚。

昼:ゆで卵2個、フランクフルト、鳥つくね串。

この間までゆで卵だけでよかったのに、食欲が旺盛になってるなあ。

木曜、ジム休みで体重分からず。

夜:ブラックニッカ300mlぐらい?覚えてないがしこたま飲む。

ツマミは最近ドハマりしているスーパーの手作りハンバーグチーズ乗せ2枚。

20:00頃眠りにつく。

7/6(金) 仕事 休み

朝3時に二日酔いで目が覚める。

ブログのネタは無いし、頭は痛いしでどうしようと考えながら4時からブログ書く。

5本。なんとか恰好がついただけの状態。
5打席1安打。

朝:ファミチキ。

ジムにて筋トレ15分とサウナ。

サウナ後体重、75.6キロ。

なんたることか。

その後、休日恒例の本屋散策。

昼:朝食少なく、間食をしなかったことで極度の空腹になり、また体重が停滞気味でヤケクソな気分になり、駅の立ち食い蕎麦屋で冷やし山菜蕎麦を飲むように食べる。

※冷やし山菜蕎麦。500円。高え~。

その後、一週間の蔵書点検があけて無事に再開した図書館で、本屋で買った本を読むという愚行。

最近、図書館には自分の本を読みに行っている感じである。

夜:これからブラックニッカ200ml程度と、ケミストリーな安焼酎をそれぞれ炭酸水で割って飲む予定。

ツマミは、ヤケクソついでに近所の寿司屋で並とカニミソの軍艦巻きを食べてやる!

今週のまとめ

ダイエットスタート時、82キロ。

過去最小値=74.3キロ。
先週最終値=75.9キロ。

今週最終地=75.6キロ。

と、まあ改めて書いてみたら先週よりはマイナス0.3キロではあったが、一度寿司を食うと決めちまったもんは、仕方がない。

もう誰も私がこれから寿司を買いに行くことを止められん!

もう私は何を食べても太らない身体になったのだ!と自分に言い聞かせ、来週は必ず73キロ台になることを約束し、寿司を買いに行く。

では。

映画『湘南爆走族』は黒歴史ではない!という友人の話。

マイノリティーであるということ

私の幼馴染に恐らく日本で一人だと思うが映画『湘南爆走族』フリークがいる。

などと書いても『湘南爆走族』がわからん人も多いので一応説明する。

神奈川県の湘南海岸を舞台とし、2代目リーダーの江口洋助をはじめとする暴走族「湘南爆走族」メンバー5人と、地獄の軍団など他の暴走族などの登場人物やグループを中心に友情や恋愛などを描いた漫画。

出典)湘南爆走族 – Wikipedia

で、1987年に、それを実写化した映画であり、江口は映画初主演、織田・清水のデビュー作である。

と、私の幼馴染はこの映画の何にハマったのかさっぱりさからんが、もう連日連夜この映画のことを考え続け、勿論ソフト化され次第購入するし、その関連のCDなんかも全部揃えるという熱の入れようだった。

消された?映画、湘南爆走族

が、数年すると、この作品でデビューを飾った江口洋介、織田裕二の両名はそれぞれ大ブレイク。

大ブレイクしてトレンディードラマなんぞに出ては持て囃されておったのだが、持て囃されれば持て囃されるほど江口、織田の両名は、この映画に出ていたことを自身の黒歴史であるかのように隠し、〝なかったこと〟として

「湘南爆走族の、しょの字も出してはならんぞ」

「出したらただじゃ済まさねえぞ」

などという感じで世間を威嚇。

そのため、江口、織田の両名にインタビューする際などは、決してデビューのきっかけなどの話は持ち出さないことを義務付けられていたのである(気がする)。

ひとりぼっちのクーデター

そんな風潮に業を煮やした先述の私の幼馴染は

「我が愛する湘南爆走族をなかったことにするなど許せん」

「だいたい江口洋介の芸名は原作の湘南爆走族の主人公の名前、江口洋助の助の字を介に直して芸名としているくせに」

「なにが〝101回目のプロポーズ〟だ!」

「あと、織田裕二も織田裕二だ」

「〝東京ラブストーリー〟じゃねえ!お前はどこまでいっても湘爆のアキラだ!」

「俺はアイツのCD、湘南爆走族の挿入歌『BOOMBOOMBOOM(ブーンブーンブーン)』を未だに聴き続けているというのに」

と悔しがっておった。

そんなある日、この幼馴染は本屋で当時人気であった男性向けファッション雑誌〝BOON(ブーン)〟の表紙に織田裕二が載っているのを知り、

「織田裕二が湘南爆走族に出てたこと、忘れさせねえ」

と誰にともなくつぶやきながら、織田のデビュー曲『BOOMBOOMBOOM』と読ませるために、近隣の本屋へ行っては織田裕二が表紙の雑誌〝BOON〟を三冊横に並べるという奇行に走ったのである。

熱狂的なファンというのは怖いなあ。

【ドリフターズ不仲説】不仲説反対派の私がネットの噂にモノ申す!

ドリフは不仲ではないと信じたい!

体脂肪率計と、ネットの噂ほどいいかげんなものは無い。

で、ドリフ大爆笑のオープニングのドリフターズのメンバーが不機嫌なのはなぜかという噂もネットにはびこっている。

どんな噂かと言うと、1983年、ドリフ大爆笑のオープニング及びエンディング撮影当時、ドリフは『8時だヨ全員集合!』の終了が、裏番組の『オレたちひょうきん族』に視聴率的に追い抜かれ、番組終了がささやかれ始めた頃であり、且つリーダーのいかりや長介とのギャラの分配問題(長さん6割、残りの4割を4人で1割づる分配)などで揉めており。ギスギスしている最中に撮影されたから不機嫌そうであるという噂話である。

前回の時期で書き起こしたものを使って再現してみることにする。

で、撮影日もギャラ問題で、加藤茶といかりや長さんは喧嘩したという。

そのため、オープニングでは

こんな感じでカメラもみずに不機嫌そうであるとのこと。

でも、私は今回記事を書くにあたって、それこを嫌と言うほどこのオープニングを観たが、はじめこそ心ここにあらずであったものの、終盤は

このようにカメラを見ようとしているので(きとんと見れてないが)、やはり間違ったうわさではないか?

またその噂では

「時折、加藤茶がいかりや長介を睨むようにしており」

とも書いてあるが、そんなシーンは無かった。

唯一睨むとかなら

これぐらいだが、これだって視聴者を睨んでいるように見えないでもないが、長さんを睨んだりはしていないのである。

で、更に噂ではオープニングでは打って変わってエンディングで仲本工事がうつむいているのは、オープニングの撮影が終了したあと、いかりやと加藤の仲裁に入ったため、エンディングでカトちゃんは快活になり、仲本の元気がなくなったとのこと。

 

確かにエンディングで下を向いて歌う仲本。

オープニングと打って変わって快活に歌うカトちゃん。

いい加減に調べればそう納得するのかもしれないが、5時間近くドリフのオープニング見続けて書き起こした者から言わせてもらうと、エンディングのはじめこそ仲本工事はうつむいていたが、二度目のアップからは

ちゃんとこうやって歌っているのである。

一発撮りであり、わずか1分30秒ほどの曲で意気消沈したり元気になったりそこまで情緒不安定な人間はそうそういないのである。

また、仲裁に入った仲本の元気がなくなるのか辻褄も合わない。

仲本工事さんインタビューより

この中で、仲本工事さんは

――「全員集合」「ドリフ大爆笑」ともに大人気番組でしたが、「全員集合」は1985年に終了してしまいます。終了を知ったのはいつでしょう?

正確には覚えてないけど「そろそろ終わりなのかな」というのは、なんとなく感じてたよ。

――なんとなく?

ハッキリとした話はなかったけど、いかりやさんがネタを出すのに苦しんでいるのが伝わってきたんだよね。

なかなか、新しいことを思い付かなかったみたい。

言葉にはしなくても、長年一緒にやっていれば、そういうのは分かるもんだからさ。

――1981年にスタートした「オレたちひょうきん族」との、視聴率争いに負けたから終了したという話も。

「ひょうきん族」は関係ないんだよ。テレビ局に視聴率のことで何か言われたこともない。

ドリフの場合は、ギャグでもなんでも「いつ辞めるか」を考えていたんだ。

引っ張って引っ張って飽きられるより、「一番ウケているときにキッパリ辞めよう」という方針だったから。

と仰っているように、番組終了云々でケンカに発展するとも思えず。

まとめ

1983年のドリフターズっていったら毎週毎週生放送の全員集合やりながらドリフ大爆笑もやって超多忙。

疲れてそんな気分のときだってあるでしょ?

そんな時の一瞬を撮影、放送されるだけならまだしも、このオープニングとエンディングはその後20年間も放送され続けていたので、。何度も何度も観返され、視聴者の強く印象に残っただけの話である。

と、なんでそう結論づけたかというと、ここまで書いて非常に疲れたので、超多忙のドリフターズの気持が少しだけわかった気がしたからである。

 

 

【ドリフ大爆笑エンディング問題】ドリフに何が起こったか?

ドリフ大爆笑’83のエンディング

ドリフ大爆笑のオープニングだけが無気力と言われている訳ではない。

エンディングだって無気力だと言われている。

ドリフ大爆笑のエンディングと言えば、〝フィナーレ~さよならするのはつらいけど~〟である。

「何それ?」

という人は、お父さんお母さんに聞きましょう。

では、どう無気力かオープニングに引き続き、エンディングも書き起こして検証することにする。

フィナーレ~さよならするのはつらいけど~を書き起こす

これも前回の記事で書いたドリフ大爆笑’83から20年間使われたオープニングと、同日、同場所で撮影されたとまるわかりである。

イントロが鳴り響き、踊るスクールメイツを前にただ突っ立ているだけのドリフの面々。

躍動的なのはスクールメイツのみであり、オープニング同様微動だにしないドリフ。

と、いきなり問題が勃発する。

「ババンババンバンバン♪」

と歌が始まれば

「アビバノンノン!!」

とカトちゃんの合いの手が入る。

で、

「バンバンバンバンバン♪」

のたびにメンバー一人ひとりアップになっていくのだが、ドリフの先鋒、仲本工事(42)がこう来る。

 

やや左方向を見ながら口を小さく開き

      (ババン)

 

        (バ)

       (バンバン)

        (バン)

 

と完全に下を向いてしまっているのである。

落涙するのか?

と思うほどである。

ババンババンバンバン♪と歌いながら泣く人っているのか?

で、それをかき消すように

「アビバノンノン!!」

の合いの手に対照的に踊るスクールメイツ込みの全体の映像になる。

続いて高木ブー(50)は、こう来る。

「ババンババンバンバン♪」

安定の高木ブー。

前回の記事からドリフのメンバーの画像を貼りまくっているが、ブーさんの画像だけはどれでも同じような感じで、そういう意味でも安定の高木ブーさんなんである。

そして

「アビバビバビバ!!」

という合いの手でスクールメイツ込みの全体の映像になる。

続いて、ドリフの中堅、志村けん(33)は、こう来る。

「ババンババンバンバン♪」

と、オープニングじゃないし、エンディングなんだし、ちょっと悲し気でいい表情である。

そして

「アビバノンノン!!」

という合いの手で、スクールメイツ込みの全体の映像となり、次はドリフの副将、オープニングの問題児、加藤茶登場だが、大丈夫か?

とオープニングとは打って変わって

「ババンババンバンバン♪」

としっかりとカメラを見、しっかりと踊るのである。

オープニングでは、

こうだった男が。

オープニングとエンディングの撮影の間に加藤と仲本に何があったのか?

「ア~!ビ~バ~ノンノン!!」

の合いの手が入って、ドリフの主将、いかりや長介(53)が

「いいとこだ♪いいとこだ♪」

「さよな~ら~♪」

「す~るのは~♪」

「つ~ら~い~けど♪」

と曲のタイトルにもなっているサビの部分でもあり、今回は下を向くことなくキッチリをいつもの仲本のように仕事をこなすのであった。

でブーさんのアップになり

「時間だよ♪」

となるのだが、何度も書くが安定の高木ブーさん。

画像はどれも同じに言える。

仮にこのように違う画像を貼っても

ね?

あんまり区別がつかないのである。

曲は続いてオープニングの問題児のカトちゃんは、エンディングの優良児となって

「仕方がない♪」

 

とかっこよく踊るのである。

しつこいようだがオープニングでは

こんなんだったんである。

加藤に何が起こったか。

で長さんが

「次の回まで♪」

全体で

「ごきげんよう♪」

ドリフ大爆笑 エンディング(間奏)~アウトロ

間奏では、その回に放送されたメンバーそれぞれの名場面シーンが流れる。

で、間奏が終わるとアウトロとなり

ドリフが階段を降りてきてスクールメイツの大半がはけていく。

残った5人のスクールメイツがドリフを一人ひとりエスコートするように前に出てくる。

オープニングで後ろ向きに歩くことが困難だったドリフターズの面々に対し、振付師が

「まともに歩けないんなら」

と腹いせに急遽エスコート役を付けたのかもしれない。

で、

なぜか上を見るいかりや長介。

カンペを読んでいるに違いない。

そうすると

セリフ「次の回も一生懸命がんばります!!!」

セリフ「ご機嫌よー!!!」

 

と咆哮する。

それぐらいカンペなしで言えんか?

で全景で大団円!

そうすると志村が

とやって終了である。

え?

志村の動き分かりにくい?

つまりは

こうやって少し手をあげてイタズラ坊主っぽく

「バイバイ」

を、して終了となるのである。

まとめ

と言うことで、エンディングはオープニングに比べてみんな元気だったが、冒頭の仲本の失態が気になるのでそのあたりの噂話を調べてみました。

※↑クリックすれば読めます。

※今回、参考にさせていただいたのはコチラ↓自分の目で観てみよう。

 

 

 

 

 

https://www.youtube.com/watch?v=s3pcaQ7BpLU

【ドリフ大爆笑のオープニング】ドリフに何が起こったか?

ドリフ大爆笑のオープニングは、メンバー全員無気力?

ドリフ大爆笑のオープニングは、ドリフターズの面々の顔つきが死んでいると良く言われる。

その様子は、1990年前後、ダウンタウンの取り巻きとして売り出し中の島田珠代がギャグとして

「パラッパパパパーーーン!!」

「パラッパパパパーーーン!!」

「パパンパパンパーーーーン!!」

と大声で元気よく、ドリフ大爆笑のイントロ部分を真似た直後、まるで死んだような、無気力極まりない表情を作り

「ド・ド・ドリフの大爆笑」

と蚊の鳴くような声で、やる気の無さそうに横揺れで歌うというものである。

当時、若手のギャグを世に広める役割をしていた松ちゃんも、それを気に入り幾度となく真似ておった。

と、今時の若手読者にはわかりづらいと思うが、そのくらい世間はドリフ大爆笑のオープニングでのドリフの面々の顔つきが死んでいると認識されていたのである。

でも本当にそうか?

そんなに顔つきが死んでるか?

YouTubeで改めて観てみたがそこまで無気力には思えない。

ので、改めて書き起こしながら検証していくこととする。

ドリフ大爆笑のオープニングを書き起こす

これは1983年から20年ほど撮りなおしせずドリフ大爆笑の中で最も長く使われたバージョンである。

ドリフ大爆笑’83のオープニングを書き起こす

カメラに背を向けているドリフの面々。

イントロ

懐かしのスクールメイツが白い衣装で待ち構えている。

派手なイントロが流れると元気いっぱいに踊りだすスクールメイツ。

ドリフの姿を隠すように激しく踊るスクールメイツとは裏腹に、チラっと見えるドリフの五人は微動だにしない。

隠していたドリフを披露するようにスクールメイツがどんどん前方に押し寄せて

このようにドリフの後ろ姿が全部映ってもドリフは微動だにしない。

顔つきが死んでるとかそういう前に、もはやこの時点でスクールメイツとの静と動のギャップで、先入観でドリフがやる気がないと我々視聴者は刷り込まれてしまっているのかもしれない。

 

イントロが終わりかけると、ようやくドリフがゆっくりとこちらに向き返かえる。

ドリフが全員真正面に振り返り

こちらに向かって階段を降りてくる。

「ああ、これから楽しい時間が始まるんだなあ」

とワクワクしてた子供の頃を思い出す、子供の頃にドリフを観ていた世代にとってはしびれるシーンである。

階段を降りきり、スクールメイツの間をぬってカメラに近づいてくるドリフ。

イントロが終わり歌が始まる。

ドリフ大爆笑オープニング(一番)

「ド・ド・ドリフの大爆笑~♪」

「チャンネルまわせば顔なじみ笑ってちょうだい今日もまた♪」

まだ遠いのでドリフの表情まではわからない。

「誰に~も遠慮はいりません♪」

と、歌いながら、いよいよドリフがカメラの前にくる。

相変わらず表情はうかがい知れないが、躍動感が無いことはビシビシと伝わってくる。

ドリフ大爆笑オープニング(ニ番)

 

と思った直後、ドリフは左右に揺れるように踊り始め、ドリフ大爆笑のOPの二番が始まる。

「ド・ド・ドリフの大爆笑~♪」

少し話が変わるが、動画を見てもらうとわかるが、カトちゃんだけがややフリがづれているような気もするが、カトちゃんは超絶技巧の名ドラマーであるので裏拍をとっているため一人だけ浮いてみえるのである。

たとえバラエティー番組のオープニングとは言え、カトちゃんのミュージシャンの血が黙っていないのだろう。

などと裏拍が今一つわかってないくせに適当なこと書いてるよなああ、俺よ。

 

でドリフの先鋒、仲本工事がアップになる。

仲本工事、当時42歳。

 

「五人はますます♪」

顔つきが死んでいるどころかやる気がみなぎっているような表情である。

仲本問題なし。

次行ってみよう!

と書いてる私がいかりや化してくるから不思議だ。

ドリフの次鋒、高木ブーがアップになる。

高木ブー、当時50歳。

「元気です♪」

高木ブー、笑ってる。

表情死んでない。

高木問題なし!

次いってみよー!

ドリフの中堅、要の志村けん。

志村けん、当時33歳。

「今日~のテーマは♪」

と、あれ?志村怪しいか?

顔死んでるか?

と思った直後、表情筋を持ち直してギリギリセーフ!

今の所、ドリフ大丈夫!

ドリフの副将カトちゃんのアップ。

加藤茶、当時40歳。

「なんだろな♪」

って、あれ?

明後日の方向を見ている。

自分のアップの番であることを忘れているようである。

ほとんど持ちギャグのアイーンの表情ではあるが、顔は死んでいるとは言い切れないのでギリギリのギリギリでセーフとする。

とその直後、自分のアップだと気が付いて正面を見るが一瞬しか映らない。

で、

ドリフの大将、いかりや長介のアップ。

いかりや長介、当時52歳。

「ち~か~らいっぱいぶつかるぞ♪」

「力一杯ぶつかるゾ」と歌うのとは裏腹に、なんだか長さん寝起きのような表情である。

だが決して無気力などではなく、

「まったく眠いんだけどよお」

「やることはやるんだよ俺はよお」

とでも言うように、限界まで使い切った歯磨き粉のチューブから、更に一回分の歯磨き粉を無理やり絞り出すかのごとく、元気を絞り出しつつ歌っており長さん大合格なのである。

と、ここで一旦間奏

ここで間奏が入り、その日の名場面や出演者などをチラ見せする。

このコーナーでは笑い屋のおばちゃんが大活躍するのだが、それに触れているとこの記事の長さが膨大になるため、またの機会に譲ることにする。

ドリフ大爆笑オープニング(三番)

「ド・ド・ドリフの大爆笑~♪」

「ゲストは楽しい人ばかり~♪」

「手ぐすね引いて待ってます♪」

スクールメイツが後ろで交差したり、飛んだり跳ねたりしているが

その派手に歌い踊っておる前で、ドリフはただただ横に揺れるだけという単調なダンスであるので、そのギャップによりドリフのやる気がないなどと揶揄される結果になっている気がする。

「これ~を観なけりゃ損をする♪」

ドリフ大爆笑オープニング(四番)

「ド・ド・ドリフの大爆笑~♪」

「兄さん姉さん♪」

と再び志村けんのアップ。

志村、先ほどの失敗を挽回するようにこわばっており、とても自然とはいいがたいがまあ笑顔は笑顔であり、志村問題なし!

「パパにママ♪」

再び仲本工事。

腑抜けたような表情ではあるが、笑顔!

安定の仲本。

通って良し!

「ジーちゃんバーちゃん♪」

再びの高木ブー。

いつもの可愛いブーさんである。

ブーさんも問題なし!

志村、仲本、高木とくれば次はあの人である。

次が問題である。

二番で大失態を演じ明後日の方向を観ながら歌っていたカトちゃんである。

「お孫さん♪」

 

カトちゃんがアップになるが

「今度はちゃんとカメラ目線でいくぞ」

と思ったのだろう、きちんとそうしているが、

別のカメラを見ている模様でやっぱり目線は視聴者には向いていない。

こうして撮影には臨んでいるものの、なんか別のことを考えているかのようである。

んんん。

カトちゃん、ここへ来て教育的指導が必要か。

「揃ったところではじめよう♪」

と、長さん寄りからカメラが引いていく際のカトちゃんのこの表情である。

もうなんかヤバイこととかしてたんかってぐらいの表情であり、揃ったところで始めるどころの騒ぎではなくなり、いよいよカトチちゃんアウトかもしれん。

で、再び長さんのアップになり

「揃ったところで♪」

「はじめよおおおおお♪」

この辺の動きがバラバラ。

ドリフの面々は前を向いたまま手をあげて後ろに下がっていく出のあるがメンバーそれぞれ手は上げてたり上げてなかったり。

全員挙動不審!

 

とドリフをスクールメイツが囲み

最後はみんなでガッツポーズを決めて終了となったのである。

ドリフ大爆笑、オープニング無気力疑惑事件

ということで

「ドリフ大爆笑のオープニングはドリフが無気力すぎやせんか?」

「顔が死んどりゃせんか?」

という世間の評判が正しいかどうか書き起こしてみた結果、問題点は以下の二点となった。

一点目はこれまで親しみを込めて〝カトちゃん〟と呼んできた加藤茶問題である。

問題点①加藤茶問題

今回の記事で、ドリフ大爆笑のオープニングでドリフの面々が無気力と言われ続けてきたが、実際は加藤茶一人が問題であることがわかった。

が、無気力とか、表情が死んでいるということは無く、ただただ注意力が散漫で集中力に欠けてはいるものの、無気力ということは無く、また、リズム感が他の者と比べて格段に良いため、裏拍をとった結果、一人だけダンスが合わず反抗的な態度に映ってしまったのであってまったくの濡れ衣であります。

問題点②ラストの振り付け、バラバラ問題

アウトロ部分でドリフが前を向いたまま手をあげて後退する場面。

あの動きが全員バラバラでドリフ不仲説の裏付け証拠ともされかねないのだが、ただ、ドリフを弁護すると前を向いたまま手をあげて後ろ向きに歩くって、スクールメイツもたくさんいるし

「ぶつかるんじゃないか?」

「転ぶんじゃないか?」

と結構不安である。

みんな中年でもあり、ジャニーズの若手じゃあるまいしそんなバッチリ決まるわけがない。

ということで、ドリフの問題ではなく、ドリフの身体能力を考慮せずに振り付けた振付師の問題であると言えるのである。

私、ザ・ドリフターズの味方です。

ということで、私は、ドリフターズの無罪を主張します!

とか、世間広しといえども、ドリフの無罪を主張したのは俺ぐらいのもんだよなあ。

ドリフ大爆笑エンディングについても調べてみました。

※今回参考にさせていただいたのはコチラ↓さあ、改めて観てみよう!

 

https://www.youtube.com/watch?v=QMq6v9xHllQ

【長い自己紹介の続き】続・此の馬の骨はかなりアホ也⑤

送別会&歓迎会

ピザ屋を辞めることにしたので、某製紙工場の求人に応募し、若いこともあって合格。

私以外の辞める人への送別会的な意味合いと、新体制でも残る人たちの決起集会的な意味合いの飲み会を行われることとなった。

場所は個室の居酒屋だがカラオケのある大パーティールーム。

これまでの思い出話で盛り上がる我々に引き換え、新体制の、痩せぎすの銀縁メガネの新店長は面白くなさそうである。

別に関係がないので、新店長以外の我々はバカ話で盛り上がったり、カラオケで大合唱をしておった。

面接のとき

「俺は右腕が欲しい!」

などとのたまった元気はどこへ行ったか、新店長はムッツリとし、一人で酒をグビグビあおっておる。

当時、私がカラオケで得意としていたのがダウンタウンブギウギバンドの『港のヨーコヨコハマヨコスカ』。

これのギターのリフのトークの部分を即興で、その日にあった出来事とか、これまでの笑える思い出話なんかを語り

「あんた、あの子のなんなのさ」

のキメの部分でオチを付けてフルコーラス歌いきるという、やってみればわかるが、頭が固くなっている今となっては絶対に出来ない芸当をしていたのである。

で、リクエストされた、その日もそれを披露して大成功したのだが、やっぱり新店長は一人だまってムッツリとしている。

新店長は様子がおかしい

トイレに行くと、参加者の何人かがトイレの前でたむろしており、

「店長おかしくない?」

「機嫌が悪いの?」

なんて言っている。

席に戻って、ご機嫌取りの意味を込めて、ビールの入ったピッチャーで新店長にお酌すると、快く杯を受けてくれるのだが、やっぱりムッツリしている。

酒癖が悪いのか、単に気分が悪いのか、よくわからんので

「なんか歌いますか?」

と言って歌本を渡すと、新店長は

〝迷わず〟

と言った感じでササッと曲を選んでリモコンで数字を打ち込んで送信した。

衝撃の『抱いてくれたらいいのに』

しばらくすると、新店長が送信した曲が流れ、ムックリと立ち上がってステージに登った。

曲は工藤静香の『抱いてくれたらいいのに』である。

『抱いてくれたらいいのに』のイントロが始まる。

〝ドンッタッタ、タタンタタンタンタン、タントーンッ!〟

とドラムのタム回しがあり

〝ギュィィィィィン〟

〝ギュィィィィィン〟

という、これでもかというくらいの泣きのギターとともに、女性コーラスが

「フォロミー、ステイウィズミー、フォリンラーブ♪」

などと歌い、楽器が一斉にタンッと止まり、静寂の中、いよいよ新店長が

「抱いてくれたら~」

「いいのに~」

と歌いだすと同時に、新店長のスボンから大量の小便が放出。

ズボン越しにバシャバシャーと大放尿!

ウオーーーーーーーーーーッ!!!

と、個室内大絶叫!

ギャーーーーーーーーーーッ!!!

と場内大悲鳴!

「抱いてくれたらいいのにじゃねえから!」

「誰も抱かねえから!!」

女性陣は一目散に退室。

男性陣は、新店長に部屋中のおしぼりや割りばしを一斉に投げつけ

「バカヤロー!」

「何考えてんだこの野郎!」

と大騒ぎ中の大騒ぎとなり、新店長はこの事件がもとで新オーナーよりクビを言い渡され、別の人物が店長になったのである。

某製紙工場で働き始めた

一方私は、ピザ屋をやめ、近所の某製紙工場で勤務し始めた。
高校卒業から半年後のことである。

この工場は、大企業だけあって福利厚生なども万全だし、給料が高い上、ボーナスもガッツリ出たし、三交代は想像以上に厳しかったし、男しかいなかったが、職場の男どもは60歳から18歳の最年少の私まで幅広い年齢層であり、憎たらしいオヤジもいたが、基本的には、酒のことを〝ガソリン〟、生野菜のことを〝草〟という荒くれものの海賊野郎どもといった風情で、清々しく、私にも仲良く親切にしてくれたこともあり、ピザ屋とはまた違った楽しさがあったのである。

などと言うと、

「本当はピザ屋に未練があったくせに」

などと言われそうだがそんなことはない。

実を言うと、好きな人とはピザ屋をやめても付き合っていたので

「もう、こっちはピザ屋に未練はないもんねー」

と思っていたからだ。

【長い自己紹介の続き】続・此の馬の骨はかなりアホ也④

宅配ピザ屋のバイト

そのように数日間、アルバイトニュースを見ては応募して断られたり、受かってもアッサリ辞めたりを繰り返していたが、ある日、公園でアルバイトニュースを見ていると、ピザ屋のデリバリーのバイクが目に入った。

「ああいうの、気分良さそうでいいよなあ」

郵便配達の仕事に憧れていたこともあり、バイクで走り回る仕事に惹かれ

「ああ!ピザ屋のバイトだ!」

「ピザ屋しかねえ!!」

「且つ、ピザ屋には女も大いに違いない!」

と思い、近所のピザ屋に電話しアルバイト募集の有無を確認したところ、その店では募集していないが、隣町の店では募集しているとのことでさっそく面接を受け、働かせてもらえることになった。

で、このピザ屋の仕事が楽しい楽しい。

ピザ屋の仕事は学生が多く、私の様にフルタイムで働くことのできる人間を重宝してくれたし、試食はたくさんさせてくれるし、同年代の女性もわんさか働いているし、何の保証もボーナスも無いが、手取りは20万円を超えるし

「ああ、俺の求めていた青春ってこういう感じなんじゃないかなああ」

と幸せな気分に浸っておった。

で、あまりに楽しいので、のちに一緒に上京することになる、NとHにも声をかけ、みんな一緒に働くようになった。

そのピザ屋では好きな人も出来たし、いい仲間に出会えたし、毎日楽しいし、何の問題もないわあ、というハッピーな日々を過ごして居ったが、どうにもこうにも金が貯まらん。

上京する資金を貯めるために働いているのに、毎晩毎晩仲間や好きな人と遊んでおれば、金が貯まるはずもない。

芸人になるために高校の頃はきちんとネタを書いたり練習したりしていたが、ピザ屋に入ってからはただ遊んでばかり。

「もっと厳しい状況に身を置いて、きちんと稼げる仕事につかねばならんのではないか」

「でも、楽しいし、辞められねえわ」

「どうしよう」

と思っていたところ、急遽、ピザ屋のオーナーが店を売り、別の会社が営業することになった。

ピザ屋の体制交代

旧オーナーの女性から

「みんなはそのまま同じ条件で働いてていいから」

と言われ、我々従業員は新体制でも働くことになった。

私はオーナーの人柄も含めてこの店が好きであったので、新体制に変わるのを機にバイトを辞めようと考えていた。

というのも、仲間のSが私たちの住む街にある、某大手製紙工場で、三交代でバリバリ働いて稼ぎまくって、ボーナスもわんさかでて、貯金しまくっており、そこも人手不足で随時社員を募集しており、仕事内容はとてもキツイが、そこで働いて、金を稼ごうと思っていたからである。

「でも三交代の工場はキツイよなあ」

「オーナーは変わるけど、ピザ屋は楽しいしなあ」

と思っていた。

で、いよいよピザ屋の旧体制が終わり、新体制になるにあたって、従業員はそのまま引き継ぎとなるが、

「一応履歴書もって面接に来い」

とのことで、改めて履歴書持参で面接に行った。

新しい店長と名乗る30歳ぐらい痩せぎすの銀縁メガネの男が私の履歴書に目を通し

「フルで働いているんだね?」

と言うので

「そうです」

と答えると持っていたボールペンで、履歴書に大きく

〝即戦力〟

と殴り書き

「俺は、右腕が欲しい!」

と言ったのをきっかけに

「あの、辞めます」

と言ってピザ屋を辞めることにしたのであった。

(つづく)