【ダイエットのスイッチを入れたい!】ダイエットのスイッチへの間違った解釈とは?

ダイエットはスイッチさえ入ればほぼ成功!

あくまで正しいやり方であることが条件だが、ダイエットは、心の底から

「やろう!」

と決意したらほぼ成功する。

「いや、私、やろうと決意してもいつも失敗する」

という人は、正しいやり方をしていないか、本当は心の底から

「やろう!」

と決意していないに過ぎない。

心の底から

「やろう!」

と思うということは、言い換えればダイエットのスイッチが入るということである。

ダイエットのスイッチを入れるにはどうしたらいいか?

「なんだ、じゃあ、さっさとダイエットのスイッチ入れよー」

と思うのだが、このスイッチがなかなか入らないから困るのである。

一時、ラーメン二郎と、マクドナルドにハマってしまって、昼はラーメン二郎、夜は飲酒&マクドナルド。

ラーメン二郎といっても、「大」で、全マシ。
マクドナルドといっても、ビッグマックを主食とし、ダブルチーズバーガーとポテトのLがおかず。
デザートにフィレオフィッシュを食べると言う有様。
飲酒といっても中ジョッキ7割のウイスキーを3割の炭酸水でわる超濃いめのハイボール二杯などという代物にハマってしまった。

これ、真似してもらえればわかるが超太る。
半年で10キロ太った。

よく

「何やっても太らない」

とか嘘八百言ってるヤツがいるが、これを真似させたい。
これ真似すれば絶対に太る!

急激に太る=ネガティブになる

急激に太るとどうなるかというと、考え方がネガティブになる。

「こうしてダメになっていくアタシ」

などと言いつつラーメン二郎に出かけ

「もうアタイどうなってもいい」

とマクドナルドをハイボールで流し込むようになる。

と、どんどんダイエットのスイッチが固くなり、ぜんぜんONになってくれないのである。

痩せている時は、知人から

「あれ?太ったんじゃない?」

なんて言われれば

「なんだと!」

と思い

「ふざけるんじゃねえ!」

とすぐにスイッチが入るのだが、太れば太るほどダイエットのスイッチは固く、知人から

「あれ?太ったんじゃない?」

などと言われても

『へえへえ、どうせデブですよ』

『もうどうでもいいんだよ』

などと不貞腐れるだけになり、痩せようとする気にもならない。

「スーパー・ファット・ダイエット計画 ~細マッチョだった僕が34キロ太ってみてわかったこと~」

これはドリュー・マニング という人が実践して書いた

「スーパー・ファット・ダイエット計画 ~細マッチョだった僕が34キロ太ってみてわかったこと~」

という本があるのだが、これにも同じことが書かれている。

この本のあらすじ

ドリュー氏は、熱血フィットネストレーナ。

が、せっかく指導しても脱落してしまう生徒達や、マン・ツー・マンで指導した肥満の義理のお兄さんのダイエットも失敗。

「デブな人はなんでこんな簡単な健康管理ができないのか!」

と憤り

「もしかして俺は間違っているの?」

「自分も一度デブになってデブ目線で物を考えたり」

「お手本を見せるしかないんじゃないのか?」

と考えて運動をスッパリやめてファストフードにまみれた生活を実践!

そうしていく中で、運動をしなくていい楽さ、夜中にファストフードを食べる楽しみなどデブの気持ちがどんどん理解できていくものの、精神的にも自分に対してどんどん否定的になるなかで、なんとか細かい工夫をして元の体形に戻るまでのお話である。

と、このようにやはり急激に太るとネガティブになるのは、どうやら私だけではないようである。

固いダイエットのスイッチを入れる方法

スイッチは一個ではなく、複数だった!

意識が高い人のダイエットのスイッチは

こういう感じ。

このスイッチをいれれば即ONになる。

が、私の様に意識の低い者のダイエットのスイッチは

こういう感じである。

ボタンが固いんじゃなくて、複数のボタンを全部ONにしないと作動しないタイプなのである。

にもかかわらず、私はスイッチは一個しかないと思って居り、一個のスイッチだけ入れては

「昔のようにやる気にならんな」

とすぐにあきらめておったのである。

ダイエットのための三種のスイッチ!

ひとによってボタンの種類はあると思うが、私が考えるには以下の三つのスイッチがあると思う。

どういうスイッチか見ていきましょう。

①太っていることへの悔しさスイッチ

自分が太っていることへの悔しさを感じると入るスイッチである。

具体的には、人から「また太ったね」と言われたり、「食べなきゃ痩せるよ~」などと無責任なことを言われたりする。

または、ふと鏡にうつった自分の横からの姿をみるとか、写真にうつった自分の現状を目にするなど

「くやしい~!」

「こんなハズじゃない~!」

というような時に入るスイッチである。

これが、まあ、主電源のようなものである。

②痩せるべき目的スイッチ

どうして自分が痩せなければならないかを明確にさせると入るスイッチである。

具体的には、好きな人が出来る、自分の結婚式がある、近々昔好きだった人と会う、などの恋愛関係が一番強い目的だが、「病気の予防のため」などでも十分である。

これがないと

「別に痩せなくてもいっか!」

になってしまうのである。

③ダイエットに成功した人への憧れスイッチ

成功体験を目の当たりにすることで入るスイッチである。

具体的には

「身近な人がダイエットに成功した!」

とか

「テレビであの有名人がダイエットに成功した!」

などの情報を得ると入る。

とくに身近な人がいると強い。

テレビではウソ情報もあるからである。

三つやってもスイッチが入らないときは?

もしかするとあなたの場合のスイッチは

こういうものなのかもしれない。

スイッチは多ければ多いほどくじけにくくなるので、自分でどんどん痩せるためのスイッチをONにしていきましょう。

 

まとめ

とか、偉そうに書いてきたが、私は2月の中旬にこのスイッチが入って約一か月で3キロやせた。

ラーメン二郎とマクドナルドをやめ(これだけで痩せるような気もするが)、酒はやめずに米より肉、なるべく汁物で腹を膨らませるという生活をしています。

まだまだ平均体重までには15キロ以上痩せねばならぬので、ダイエットしている皆さん、一緒にがんばりましょうねー。

【にいがた酒の陣2018直前!】イベントの流れと、参加する際の注意点!

待ってました!にいがた酒の陣!

ここ新潟では、三月の春もすぐそこへ来ている時期になんとも素晴らしいイベントが行われる。

それは、にいがた酒の陣である!

このイベントは新潟県内に約90あるという酒蔵が一斉に集結。

その年の新酒を販売。

県内だけでなく、県外及び国外から来た人たちと共に、地元の食と地酒を楽しむことがコンセプトの日本酒版のオクトーバーフェストのようなもの。

いわば、新潟の地酒の祭りである。

何が祭りなのか?それは試し飲みし放題だから!

私も参加していなかった頃は

「たかだか地酒と地元の食べ物を販売するだけでなにが祭りなのか?」

と思っていたが、この祭りの最大の売りは、その年の新酒が試飲し放題なところである。

参加するまでの流れと注意点

にいがた酒の陣の流れはこうだ。

会場は朱鷺メッセというビルにある有名歌手のコンサートにも使われる大ホール。
大ホール中に新潟県内を上越、中越、下越と三つのエリアに分け会場を三分割。
そのエリアごとにに所在地のある酒蔵がそれぞれのブースを設営している。

入場するまでに時間がかかる!しっかりとして防寒対策を!

で、我々参加者は会場に向かうのだが、まず会場に入るまでが大行列!
三月初めの新潟はまだまだ寒く、信濃川沿いの寒風吹きすさむ中でかなりの時間待たねばならんので、くれぐれもしっかりとした防寒対策が必要である。

酒をこぼされてもいい服で、手ぶらで歩けるように!

で、ようやく入場料を支払うとイベント名がプリントされたおちょこを貰い、腕に入場料を支払った印として紙製のリストバンドを付けられる。

そして、もらったおちょこを持って会場内をうろつくことになる。
うろつくと言っても、このイベント回を重ねるごとに入場者数が増え、会場内は大混雑。
全員牛歩状態。

みんな酔っぱらって酒の入ったおちょこを持ってギュウギュウで歩いているので酒などコボされることもある。

ので、酒をこぼされてもいい、動きやすい服装がベスト。
個人的には薄でのジャンバー、防寒用の下着の上下、動きやすい服がよいと思う。

で、酒を購入すると荷物はどんどん増えるし荷物はなるべく減らして、ショルダーバックなどを使い、両手があくようにしておきましょう。

試飲の方法

私は勝手に酒樽に入った酒をヒシャクですくって飲めるのかと思っていたがそうではない。

試飲希望者は、酒蔵のブースにいる担当者におちょこを差し出す。

と、担当者からおちょこに三分の一ほどの酒を注いでもらうことができる。

で、飲む。

酒蔵の人は

「どうですか?」

などと聞いてくるので、気に入れば購入するし、質問があれば質問する。
購入しないのなら

「また後できます」

等と言うか、無言で別のブースへうつっていけばいい。

初めはやや緊張するが酒を飲めば緊張も解けるので安心してほしい。

つまりは、飲んだもん勝ち!

これを忘れぬように!

で、散々飲んだら会場を出て帰るという流れである。

飲みすぎ注意!

参加すればすぐわかるが、会場の中にも外にも飲み過ぎてぶっ倒れているもの多数!

いくら飲んだもん勝ちでもぶっ倒れては面白くない。

大勢、ぶっ倒れて空いたスペースでゲーゲーいっている。

試飲しつつ水などを飲みつつ、日本酒はあとで酔うことを考慮して飲み進んでほしい。

私の本音

私なんぞは買うというより試飲しに行っているだけなのでこの担当者とのやりとりがわずらわしい。

実をいうと日本酒にそれほど詳しいわけではないので、感想などを聞かれるのが怖い。

せいぜいがニヤッと笑って立ち去るだけである。

おちょこにも三分の一ではなく、並々と注いでほしいと思うのだが、そうもいっていられんので、仕方なく何度も何度もぎゅう詰めの中を歩いて、何度も何度も試飲するのである。

 

客層

「できれば若手の女子が大勢いて、酔ってどんどん私にしなだれかかってくれいい」

と思って参加したが、実際のところ、客層の70%は不破万作のような風貌のお父さんたちなので変な気を起こさないように!

※画像は不破万作。

まとめ

防寒対策(といっても会場内に入ったら脱いでも邪魔にならんもの)と、荷物は少なく、試飲は遠慮せず!

且つ、飲み過ぎず!

お客はほとんど不破万作!

さあ、こんなに大勢の酔っ払いを一挙に目にすることなど滅多にありません!

気を付けていってらっしゃ~い!

俺もいくぜ。

以上。

【多重債務からの脱却】自分で過払い金返還訴訟を起こしてみたレポート⑨最終回

それ以上、この問題に対してmixi日記を書いてなかった!

と、ここまでmixiに書いた過去日記を読み返してきたが、なんと金が帰ってきたときのことを書いた日記は無かった。

ので、10年越しで書くことにします。

2018年3月7日の日記。タイトル「裁判勝ってもバカはバカ!」

2008年の春、6月末に勤めていた東京の会社がなくなるとのことで、支店である新潟へヘルプという形でやってきた。

過払い金返還請求訴訟の裁判は相手取った四社から全て「和解」という結論が出た。

和解というのは、過払い金を返してくれる、ということである。

返してくれるとことだがそれがいつになるのかは不明。

「本当に返ってくるのかな?」

「一年後とかだとかなわんな」

と思っていた。

裁判が終わって何がうれしいかといって、金が返ってくるとかの前に、給料をもらってもサラ金ビルに返しにいかなくてもいいというところが嬉しい。

あのみじめったらしい行動から解放されたのである。

「俺は自由だぞー!」

と声に出していってみたりした。

過払い金はいつ返ってくるのか?

とはいえ、過払い金が返ってこない。

裁判が終わったのが4月10日頃である。

で、既に5月も終わろうとしている。

金もなくなってきた。

給料日まで半月あるが、どうにも金が無い。

恥ずかしいことではあるが、一緒に新潟にヘルプで来ている後輩に頭をさげて数万円を借りるしかない。

せっかく借金が完済というか、帳消しになった直後借金とは我ながら情けない。

その日、私は休日だったが、

「出勤している後輩の退社を待って金を借りよう」

と思う。

 

まずは銀行ATMへ

「とりあえず、今ある残金は全額引き出そう」

と銀行のキャッシングコーナーに言って残高照会をすると、なんと残高80万円超え!

急に金持ち!

興奮しながらとりあえず20万円を引き出し、その足で服屋にいって洋服の大量購入!

タクシーに乗るわ、バックは買うわ、靴は買うわ、メガネは買うわ。

ひとしきり買い物を済ませ、紙袋をいっぱい手に提げて会社で借りてもらってるウィークリーマンションに帰ると、金を借りようと思っていた後輩がおり

「岡村さん、服かったんですか?」

と聞かれ、

「そうだよー」

と金を借りようとしていたことなどオクビにも出さなかったのである。

そしてその後、飲み屋でおごりまくり、ぜいたくしまくりで、80万円以上有った過払い金は、あっという間に消えてなくなったのである。

(おわり)

 

 

【多重債務からの脱却】自分で過払い金返還訴訟を起こしてみたレポート⑧

引き続き過払い金裁判を自分で起こした模様を。

と、日記を見返してきたが、一通り、裁判を終えて私は職場の都合で新潟に出張に来ていたの模様である。

2008年5月24日の日記。タイトル「壁の穴」

訳有って4月下旬から新潟に来ています。

新潟に居る間に住むのは会社が借りたウィークリーマンション。

そこで毎日寝泊まりしてたら隣人から

「毎晩うるさい」

「楽器を弾くな」

等のクレーム三昧。

(たまに部屋に乗り込んでくる)

なるべく静かにしているし、楽器などは持ち込んでいないので

「めんどくせー隣人」

と思っていたのだが、一応、念には念を入れて抜き足、差し足、忍び足的に、音をたてぬ様にたてぬ様に生活していたのです。

が!

昨日、職場の偉いさんから

「またなんかクレーム来てるよ」

と言われてしまった。

物音一つ立てないでコソコソしてるこのオレに、何を言うかー!

とは思いながらも静かに帰宅。

我慢に我慢の末、習慣となった独り酒を呑んでいると、なんだかムカムカしてきた。

「あのなあ」

「うるさいってのはコーユー事だ!」

ドガーッ!!

と隣人めがけ壁を思い切り殴ったら、壁がメリメリ音を立てて陥没!

※画像は実際の穴です。

わわわ、修理費を会社から請求されたらどーしよー?

助けてくれー

と考え、
酩酊終了。
顔面蒼白。
神経衰弱。
支離滅裂。
呂律回らず、
焼酎グビグビ。

「あー、これが夢でありますよーに、ありますよーに!」

と思い致死量超えの焼酎呑んで寝るがすぐに目が覚め、壁の穴を確認し溜め息をついた。

明日は休みなので、ホームセンターへ、なんか上手く誤魔化せるグッズを探しに行きます。

なんか上手く誤魔化せるグッズが無ければ、
無ければ、

無ければ、

どーしよー?

解説

結局、うまくごまかせるグッズは見つからず、会社には

「壁に手をついただけで穴が開いた」

などと見え透いたウソをついて乗り切った。

あとで聞いたところによると、修理費は8000円程度であったとのこと。

で、借金の話だが

サラ金によっては

「カードは破棄してくれ」

とか

「回収するのでちかくのキャッシング機に来てくれ」

など様々。

アコムは、このキャッシング機に来てくれパターンで、キャッシング機にカードを挿入したら

〝ガッシャーンッ!〟

と音がして回収されたのであった。

 

【多重債務からの脱却】自分で過払い金返還訴訟を起こしてみたレポート⑦

ひきつづき過去日記から読み解く過払い金返還請求訴訟の模様にお付き合いください

裁判で見た某消費者金融の担当者の話。

2008年4月11日の日記。タイトル「国士無双」

昨日の裁判で見た裁判の模様を報告する。

被告、三○ファイナンスの社員(見た目、42歳、やせ形、色黒、銀縁眼鏡、ヘトヘト感丸出し)と、原告の代理弁護士(みため26歳、女性、眼に光が無い、不美人)との不当利息返還訴訟裁判の模様。

【平たく言えば、借金したけど、不当な金利で多く払いすぎた金を取り返す為に弁護士を雇って逆に”金を返せ”と言ってる裁判、つまりボクと同じ裁判】

裁判官「で、どうですか原告?」

原告「和解額が6万と言うのはちょっと・・・」

被告「や、先生ねーぇ?!うちも一杯一杯なんスよ」

原告「6万で和解出来るか否か、本人と相談し次回裁判で・・・」

裁判官「では、次回期日決めましょう」

被告「次回は次回でいいんですがね、や、先生ねーぇ?!」

(どうやら”や、先生ねーぇ?!”が大変気に入ってる模様)

「うちも正直土壇場なんスよ?!」

「正直、差押え来てますしね!?」

「6万以上は払えないっスよ!」

(と、机を叩いて涙ぐむ)

払えないんなら、どっかで借りて来やがれ!

と、なんだか上から目線で言いたくなる気分が良い裁判を見た。 

“1”が四枚で革命だとか、クソ牌ばっかで役満だとか、なんだか痛快な気分です。

この日記は、三和ファイナンスの提供でお送りしました。

解説

まあ、三和ファイナンスの担当者が、弁護士に泣きついている姿を見たのである。

調べてみると、

三和ファイナンスは、は、2008年10月31日、三和ファイナンスはかざかファイナンスへ売却され、名前を株式会社SFコーポレーション(エスエフコーポレーション)に変更した。

その後創業者は経営に一切関係していない。2011年8月26日、過払い金債権の返還に行き詰り、破産手続開始決定を受ける。

とのことである。

この時から半年後に売却されたのだから、本当に担当者は困っていたんだろう。

でもま、借り手はもっと困っていたわけだから!

(つづく)

【多重債務からの脱却】自分で過払い金返還訴訟を起こしてみたレポート⑥

しつこいようだが自分で過払い金返還請求訴訟を起こした話のつづき

裁判にも慣れてきました。

2008年4月10日の日記。タイトル「サイバンマン」

昨日今日はニ連休ー。
みんなは連休が有ったら何するー?

と可愛く質問しておいて、

「俺は、ニ連休で三件の裁判をやって来た。」

と、全く可愛らしくない報告をする。

昨日は11時から1件。
相手側から

「原告の要求を棄却する」
「が、和解の準備は有る。」

との答弁書が届き、一応次回期日を決めて終了。

裁判官も相手が玄人か素人かで対応を大きく変えるので面白い。
といっても素人に厳しいのではなく、素人には、分かりやすく優しくしてくれるのだ。

この日の裁判官は白髪のお爺さん。
素人のボクが比較的スムースに対応するので、

「こういうのはどこで勉強したの?」

とか

「書き方はどこで習ったの?」

「へえ、本を読んで?すごいねー」

等と言われ、鼻の穴をふくらませたりした。

終了後、早速、相手側に電話し

「近日中に和解金額決めて連絡する」

と言われた。
額に納得したら和解して終結。

で、本日は10時からと11時からの2件。
ハシゴである。
ハシゴ酒ならば
「よっしゃーもう一軒行くかー」
となるが、ハシゴ裁判なんで、
「よっしゃーもう一件行くかー」
とケンの字が違ってくる。

2件とも事前に
「原告の要求を棄却する」
「が、〇〇〇円で和解しても良い」

との答弁書が届いており、額も納得出来たので、和解して終結。

皆様に、
“勝訴”
とか
“敗訴”
とかハッキリ報告し、出来れば結果を習字で書いた紙を見せたかったのですが、

“和解”

と言うなんだか中途半端な結果になり甚だ申し訳ない。

さて、裁判も残すはあと一件である。

4/15である。

だいぶ慣れてきたし、こんな機会はそうそう無いので、なんの脈絡もなく

「殺すつもりは無かったんですがー」

等と言おうと思っている。

解説

裁判といったら

「あなたが納得して借りたんでしょう!」

とか

 

「異議あり!」

とかなんとかやりとりがあるものと思っていたが、私の場合は全裁判、相手は来ず、答弁書という紙が来るだけでまことに肩透かしを食らう結果なのであった。

(つづく)

【多重債務からの脱却】自分で過払い金返還訴訟を起こしてみたレポート⑤

ひきつづき、借金完済までの実体験です。

いよいよ裁判に突入し、

「あれ?俺の思ってた裁判とだいぶ違うな?」

と思った日記です。

2008年3月21日の日記。 タイトル「裁判は流れ作業だ!」

※画像は当時書いたイラスト。

3月18日11時裁判に行って来た。

法廷の入り口前に、その日の裁判スケジュール(訴えの内容、原告名、被告名)が貼り出してあるので、よくよく見れば30分に6件入っている。
1件5分ペース。

ノック無用で法廷に入り傍聴席で待つ。
傍聴席は、ほとんどスーツの一見弁護士連中。
スーツ着用で無いのは俺とドカジャンのおじいさんの二人だけ。

既に順繰りに、なんかの裁判は始まっている。
書記官が

「平成20年、第〇号〇〇事件、原告〇〇被告〇〇」

と比較的、大きな声で言う。

原告が傍聴席から出て法廷に入る。

裁判官が原告に向かって

「で、その後どう?」

言われた原告の代理の弁護士は

「まあ、あんまりー」

裁判官「あ、そー。じゃあ判決24日で!」
原告 「はい」

等と言って原告が法廷を出ていく。

で、書記官が

「平成20年、第〇号〇〇事件、原告〇〇被告〇〇」

と言って次の裁判が始まる。

とにかくサクサク進む。
次から次へ。

で、聞いてても専門用語ばかりで何が何だか分からない。

『え?!俺、大丈夫?ここでなんか言うの?恥をかくのか?どーしよー』

と不安になる。

『なんとかドカジャンの爺さんが俺より前に出て、爺さんのやりとりを見て参考にしたい』

裁判の勝ち負けよりも、自分より先に爺さんが裁判になる事を心で祈る。

ドキドキしていると爺さんが呼ばれ被告席に座る。
ホッとする。
やりとりを凝視する。

爺「払わなければいけないとは思ってるんですが、諸々事情がありまして、なんとか・・」

と色々喋りだす。
説明がとても回りくどい。
裁判官はしきりに腕時計を気にしている。

爺さんの説明が延々続くので裁判官は

「あ、じゃあ別室行って話を聞きましょう!」

と言う。

すると裁判官の後ろに座っている人が爺さんを連れて別室に行く。

で、書記官が

「平成20年、第〇号〇〇事件、原告〇〇被告〇〇」

と言って次の裁判が始まるという流れ。
爺さんのやりとりを参考にする事が出来ず焦る俺。
で見ていると、時間が限られているので、話の長いヤツはドンドン別室へ連れていかれるの事がわかる。

金バッヂを着けた玄人でも、ヒートアップして話が長引き別室へ連れていかれたりするから面白い。
この日は、話が長い人が多いらしく、裁判官はやたらに

「あー、時間ヤバいな」

とか

「別室行きますかっ!」

を連呼している。
汗もダクダクになっている。

※画像は当時のイラスト。この時の裁判官に似ています。

俺は裁判官の為にもなんとか別室行きは避けようと思っていると、いよいよ名前が呼ばれた。
ドキドキしながら法廷に入る。

裁判官「はい岡村さんね、訴状を陳述しますね?」

俺「はい」

裁判官「で、どう?その後?相手側とは連絡取ってる?」
俺「いえ」
裁判官「裁判所は単にジャッジするだけだからね、額も大した事ないんだし、自分でやれるだけやんなきゃ。じゃ、次回期日決めましょうか?4/15でいい?」
俺「はい」
裁判官「じゃあ4/15ね、でその日までに相手側と話が付いたんなら別に来なくてもいいから」
俺「はい。ありがとうございました。」

と法廷を後にした。

こうして俺の第一回口頭弁論は1分にして終了。
こんなやりとりをする為に、最低でもあと8回、最短でも2ヶ月は通わなければならないのである。

あーメンドクセー!

と言ったらそれまで。だから絶対に言わない。

解説

「別に来なくてもいいから」

とは今考えてもこの裁判官の言い草には腹が立つ。

こっちは必死でやっているのに。

(つづく)

 

 

【多重債務からの脱却】自分で過払い金返還訴訟を起こしてみたレポート④

引き続き、自分で過払い金返還請求訴訟を起こした話

では、またまた読んでいきましょう。

裁判の前日の緊張から書いた日記です。

2008年3月17日の日記。タイトル「輝け!第一回口頭弁論期日」

明日は第一回口頭弁論期日です。
等と言うと、
“ディベート大好き人間の集い”
みたいに思われて

「お前、上佑?」

と言われそうだが、
(はい、意味わかりませんねゴメンナサイ)

そうじゃなくてただの借金裁判の一回目って話です。

(詳細は過去の日記参照願います)

裁判を4社に向かって起こしたので時間もお金も想像以上にかかってしまって、久方ぶりに食うや食わずの生活を送っております。

慣れております。

で、数日前に相手側(サラ金)から、答弁書なる書類が届く。
答弁書とは、裁判所に出向かなくても、裁判所に出向いて発言した同じになる書類。
相手側は、書類でこう来た。

「原告(ボク)の請求を棄却する。」

「訴訟費用は原告(ボク)の負担とする」

「との判決を求める。」

えっ!?俺が勝つんじゃねーの?
裁判費用は被告が支払うンじゃねーの?
と正直、泡食ってしまう。。。。

っと、通常だったらそーなる所ではあるが、勉強したので、こんな答弁書は定義的な事で、相手側にソレ以上の反論はせず本気で争う気が無いのはよくよく承知している。

ワハハハ!

あまりにも、ここまでの流れが、参考にしている本の通りに進むので、
“ゲームの攻略本”
を手に入れたみたいで、あっけないけれども苦労していただけに面白い。
この本、全部で212ページあるのだが(たったそれだけ?)、ここまでボクがやってきた事が記されているのは148ページ目。

あと少しである。
ここまでやったのだから勝ちたい。

でも、明日の裁判は大手が相手だ。

心配だ。

どこの会社かなんて、口が裂けても言えない。
終わり。

この日記は、株式会社アコムの提供でお送りしました。

 

解説

「お金も想像以上にかかってしまって」

「食うや食わずの生活を」

などと書いているが、たかだが7000~8000円と電車賃、ネットカフェの金程度のことで合計10,000円もかかっていないが、とにかく多重債務で金が無いわ、金がないくせにタバコを吸ってるわ、自炊はしないわで、今から考えると自分がバカだっただけであり、過払い金返還訴訟にはそんなにお金はかかりませんので安心して下さい。

 

ちなみに

参考にしたのはこの本です。

(つづく)

【多重債務からの脱却】自分で過払い金返還訴訟を起こしてみたレポート③

それでは引き続き、自身で多重債務から脱出した方法を過去の日記からたどっていきます。

2008年2月22日の日記。タイトル「静粛に!」

裁判を起こしました。

(詳細は過去の日記参照願います)

四件訴訟を起こしたので、結構大変。

どれぐらい大変かと言うと、携帯の着歴が全部
“裁判所”
になるくらい大変なんです。

で、決まりました一社に対しての、第一回口頭弁論期日!

3/18 11時!

続いて第二社目の第一回口頭弁論期日は、4/10 11時!

場所は、もちろん霞ヶ関。
無料ですので、お時間の都合が合えば、傍聴して下さっても当方一切構いません。

「行こうかしら」

と思った人だけに続けます。

裁判所に着いたら、法廷の中に入りましょう。
そしたら傍聴席に座って下さい。
原告である私は、あなたより早く来て、傍聴席で名前を呼ばれるのを待っているはずです。
名前を呼ばれると書記官が、

「平成20年、〇〇号、過払い金返還請求事件。原告つりばんど岡村、被告〇〇社」
と言います。
そこで私は裁判官から見て右側の原告側の席に移ります。

すると今度は裁判官が、私に対して

「訴状を陳述しますね?」
等と聞いてきます。
そこで私は、
「はい」
と答えます。

そもそも”訴状の陳述”とは・・・

長いですね。すいません。
まあ、続きは現場で。

 
 

解説

 

「口頭弁論とは」

 
は、まあ裁判である。
テレビや映画でみるあれ。
私のような裁判は、あんなにかっこいいもんじゃなく、ただ
 
「はい」
 
とか答えるだけだったが。
 

「訴状の陳述とは」

 
裁判では、裁判の中でのみ発した言葉が全てである。
そのため、本来であれば私が、「何がどうなったからこう訴える」ということを全部口頭で説明しなかればならない。
 
が、そんなことをしていたら時間がいくらあっても足りない。
ので、
 
「訴状を陳述しますね?」
 
とは
 
「訴えの内容を書いた書面をここで読んだことにしますね?」
 
という意味であり、それに対して
 
「はい」
 
と答えると、その内容を裁判の中で申し上げたことになります、という意味である。
 
くだらないと言えば、くだらないルールだよなあ。
 
(つづく)
 

【多重債務からの脱却】自分で過払い金返還訴訟を起こしてみたレポート②

引き続き、自分で過払い金返還訴訟を起こした当時の日記から。

2008年01月19日の日記。 タイトル「霞が関バラード」

多く払いすぎたサラ金への返済金を取り戻す訴訟を起こす為に、久々の休みを使い霞ヶ関へ行く。

「訴えを起こす上で必要な、相手側の登記簿謄本だの、いくら払いすぎたのかだのの書類を用意せよ!」

との事で、法務局へ行ったり相手側に資料請求に行ったりして1日がかりで疲れた。

思い起こせばついこの間まで

「裁判所ってどんな所だ?」

「やはり服装はスーツ・ネクタイ着用が義務付けられているのか?」

「ボディーチェック・持ち物検査は厳重なのか?」

等と思っていたが何度も通い色々わかって来たので報告する。

まず、服装規定=無し。
ボディーチェック=無し。
緊張感=有り。
喫煙所=有り。
食堂=有り(ラーメン280円)。
門前にガードマン=多数おり。
若手弁護士に見間違われガードマンに敬礼される事=無し。
コンビニ=有り。
明らかにヤクザ=おり。
トイレにウォシュレット=無し。
泣いてうずくまるおばさん=おり。

人生の縮図有り。
義理人情有り。
夜の闇=有り。
春の宴=無し。
日比谷公園=有り。
東京タワー=見え。
ベイブリッジ=見えず。
壁を殴る輩=おり。
アジ演説=有り。
はとバス=おり。
嘘=無し。
涙=有り。
笑い=無し。

解説

実際に裁判はまだ行われていないが、書類の提出に追われていたころの日記である。

書類といっても別に難しいものではなく、当時パソコンをもっていない私でも簡単に出来た。

どうしてもパソコンが必要なときはネットカフェでいろいろやっていたなあ。

ちなみにこの日記は、クロマニヨンズの「夢の島バラード」という曲の歌詞をモチーフに書いたものです。

ちなみに

私は名古屋市弁護士会というところが出していた「サラ金からお金を取り戻す方法」という本を1,000円くらいで買って、その本通りにやったらすべてうまくいきました。

この本を電車で読みながら「はじめに」の最後に

「さあ!サラ金からお金をとりもどしましょう!」

と書いてあるのを読んで、不覚にも電車内で落涙したことを思い出す。

(つづく)