【社会人としてのマナー】 はじめての幹事で気をつけること! 

 

詰めが甘い人がいる

 

せっかくそこまで丁寧にやっていたのに、最後にぶち壊してしまうような人がいる。

 

あなたの周りにもいないだろうか?

例えば、せっかくいい付き合い方をしてきたカップルが、別れ際がめちゃくちゃであったために結果的には全ての思い出が汚れてしまったりする人。

 

「どこが悪いの!?」

 

「悪いとこ直すから!」

 

と必死になればなるほど、どんどん思い出は汚れていく。

 

よくある送別会の席で

 

「宴もたけなわですが、このあたりで一旦お開きと・・・」

「じゃあ、二次会行く人~?」

「歌いたいか、語りたいか?」

などとざわざわしている中で、送別される人が、一応礼儀として財布を開けると

 

「ちょっちょっちょ!」

「何してんの!送別会でお金出す人がありますか!」

と、ここまではいい。

全く問題がない。

ここまでは問題なかったのに詰めが甘い場合、どういう訳かこういう場所ではいつも会計係にされる人が

 

「ちょっと、三人分足らないんだけど!」

「まだ出してない人だれー?!」

「ごめん、これ二人分~!」

「ちょっと、細かいのないの?!」

「500円玉二枚あるひとー?!」

「あと、一人分たりないよー!」

「おれ、最後のほうにちょっと来ただけなのに全額払わなくちゃだめなの?!」

「ぞうすいと、ぬるいビールだけで4000円払うの!?」

 

ということになったりした場合の送別される側の態度は、周りのできごとが一切目に入っていないふりをして、スマホをいじるか、送別会のあいだ中、誰ともなじんでいなかった人と、コーヒーよりも紅茶のほうが実は眠気覚ましには効果的らしいといった聞き飽きた会話をする羽目になるのである。

 

それで送別される側の人は、この職場での思い出の一切合切が汚れたものになるのである。

 

だから、これから歓送迎会の幹事になる人には、くれぐれも会費を前もって徴収しておくか、とりあえず立て替えて、後で回収して欲しい。

 

 

サプライズパーティーは特に注意

 

 

まあ、考え方を変えると送別会は、送別される側もする側も、この後あまり会わないだろうからいいとして、サプライズパーティーなどでこういう詰めの甘いことは決してないようにしてもらいたい。

詰めの甘いサプライズパーティーでは終盤こうなる。

 

「今日は、もうほんとビックリしたー!」

「私、サプライズとか初めてだからうれしい!!」

「突然電気が消えて、店員さんがケーキ運んでくるんだもん!別の人のだと思ったー!!」

「ユミ!それからみんな!これからも仲良しでいよーね!」

と、会も終盤になり、祝われた人も一応礼儀として財布を出そうとすると

「ちょっちょっちょ!」

「何してんの!お祝いされた人がお金だすことないの!」

などというところまでは全く問題ないのだが、詰めが甘かった場合、幹事のユミが

「ちょっと、三人分足らないんだけど!」

「まだ出してない人だれー?!」

 

と言い出す。

 

「ごめん、これで二人分~!」

「細かいのないの?!」

「500円玉二枚あるひとー?!」

「あと、一人分たりないよー!」

「あたし、最後の方に来ただけなのに、全額払わなくちゃなの?!」

「ケーキの残ったのと、ぬるいカシオレで4000円払うの!」

 

などと言う人も出てきたりして、女の友情もへったくれもなくなるからである。

 

 

 

【カレーのルー、間違って使っていませんか?】 カレー汁をルーと言う人を糾弾したい!

ビギナーはビギナーらしく!

  子供の頃、母ちゃんとアイスクリーム屋に行き、そういうオシャレなところに入ったことのない母ちゃんは、舐められまいとしてバニラが欲しい旨を

「あの、ホワイト下さい」

と言ってしまい、俺と店員のお姉さんとで赤面したことがある。

 

恰好をつけて逆に間違ってしまった非常に恥ずかしい例である。

(母ちゃんスマヌ)

 

同じように恰好をつけ、逆に間違って非常に恥ずかしい目に遭わなければならないのに、 もう間違いの方が横行していて、今となっては誰も間違いとは気が付かない、 むしろ正しいことを言っている人の方が間違っているといわれている現象がある。

それはカレーライスのカレー(汁)のことを恰好をつけて〝ルー〟と言うことである。  

カレーとルーとの関係

 

カレーはカレーであり、別の言い方をすれば、〝カレー汁〟であり、

ルーはあの、市販のやつならの固形の、自炊するなら糊状のあれのことである。

それを

「あそこの店はルーがうまいんだけど、ライスがもうひとつなんだよねー」

とか

「すいません、ルー増しでお願いします!」

などと言っておる。

 

あのねえ、ルーっていうのは

     

これのことだから!

     

これじゃないから!  

 

あくまでルーと言い張る人

 

それをまあ、

 

「当方オシャレなもんで、シャレオツなもんで」

 

「良家の出なもんで、カレー汁とか口が裂けても言えないもんで!」

 

などと思っているのか

 

「あの店はルーがいいよね」

  と言う。

あくまで言う!

モー!お前にはルー・オンリーの味がわかるのか!!

「ルー増しで!」

なあにがルー増しだ!

俺が店員ならルーをポンとライスの上に置いてやるからな!

 

「ご飯が多いんでルーもう少し下さい!」

 

いや、ルーはこれだから!

 

 

 

「前までルー増し無料だったのに有料になったんですか?」

 

・・・いや、ルーはこれだから・・・ね・・

 

 

「君のつくるカレーは、味はもちろん、ルーとライスのバランスがいいね」

 

だからルーはこれだってつってんだよ!!!!!!!!!!  

 

 

「そうは言っても自分、外来語、得意なもんで」

「エブリタイム、ルーとセイしちゃうんだぜ!トゥギャザーしようぜ!」

 

という具合にルー大柴さんのルーは、こういう経緯で命名されたのはあまり知られていない。

なぜ知られていないかというと、ウソだからである。

 

【急にあだ名で呼ぶ人!】 強引に距離を縮める人が使う、稚拙なニックネームとは?

他人との距離を無理に縮める人の例

 

それまであまり親しくなかった他人との距離を、無理に縮めようとする人が最初に行うのは呼び名を変えることである。

そこで、急にあだ名で呼んでみたりする。

転勤でやってきた上司が部下との距離を一刻も早く縮めたいばかりに焦りの気持からこういうことをしがちである。

しかしながら、その部下に既存のあだ名があればいいのだが、普通に苗字で呼ばれている部下(仮に山田とする)に対していきなり

「山田!」

と呼びかけるわけにはいかない。

一歩間違えるとこの山田は職場内である程度の人望があり、山田の機嫌を損ねると

「あの上司は、どうやら空気が読めないらしい」

「転勤前の職場では嫌われていたらしい」

「どうにも顔つきが、いやらしい」

「パンツ泥棒らしい」

 

  などと、あらぬ噂を立てられかねないからである。   続きを読む 【急にあだ名で呼ぶ人!】 強引に距離を縮める人が使う、稚拙なニックネームとは?

【食レポが嫌い!】聞き飽きたグルメレポート 『ご飯が欲しくなりますね!』 

食レポの御法度

 

グルメレポート界に於いて

 

「〝おいしい〟発言は御法度」

「〝おいしい〟をいかに別の言葉で表現するかが腕の見せ所」

 

などとテレビタレントが言っているのを耳にするが、私には最近、

 

「いくらおいしいって言ってなくても、もうそのセリフは聞き飽きた」

 

と思うグルメレポーターの発言がある。

それは、一口食べ終わったあと、

 

「ん~」

 

などと声を出したあと

 

「ご飯がほしくなりますね」

 

 

 「お酒がほしくなりますね」

 

を言うものである。

 塩辛いお取り寄せギフトとかを番組で食べたときなどにとても有効。

 

ABCテレビの『朝だ生です旅サラダ』とか言う番組なんかでタレントのK俣さんなんかがよく言っている。(と思う)

誰も文句は言えないし、これはもう簡単。

この二言があればだいたいのグルメに対応できるので私にも出来そうである。

ある意味〝おいしい〟というより簡単だが、なぜか「いい表現だなあ」と聞き手を騙せる言い回しであり、たちが悪いと判断。

運の良いことに、K俣さんをお呼びしてインタビューする機会に恵まれたので、ここで報告します。    

K俣さんとの対談

 

――――――はじめまして、つりばんど岡村と申します。今日はグルメレポート界の革命児、K俣さんとお会いできて光栄です。  

 

K俣「ダッシャーッ!!!!!!!!」

 

  ――――――相変わらずお元気そうですね!ではさっそくお話を伺っていきたいのですが、あの、ぶしつけな質問で恐縮なのですが、あなたはよくレポートの際に〝ご飯がほしくなりますね〟や〝お酒がほしくなりますね〟とかだいたい二通りでやりすごしているように思うのですがどうですか?  

 

K俣「そんなことより、お茶が欲しくなりますね!」

 

  ――――――ああ、失礼いたしました。気が付きませんで(と、お茶を出す)  

 

K俣「お茶うけも欲しくなりますね!」  

 

――――――重ね重ね、失礼いたしました。(と、まんじゅうを出す)  

 

K俣「このまんじゅうはうれしいなあ。小さいころお祖母ちゃんの家でよく食べてたんですよ。あの日に帰りたいなあ。タイムマシンが欲しくなりますね!」  

 

――――――ああ、そうなんですね、K俣さんは小さいころどんな遊びをしていたんですか?  

 

K俣「はないちもんめだねえ、あの子が欲しい♪って歌うところが好きだったなあ。本当に、あの子が欲しくなりますね!」  

 

――――――(笑)そこのところが好きな感じ、なんとなくわかります。

 

  K俣「でも、当時、自分は暗くてね、いつもひとりぼっちで。そんな時は。友達が欲しくなりますね!」

 

  ――――――はあ、なるほど。ではそろそろグルメレポートに於ける・・・・  

K俣「うるさい!黙ってください!そんで大きくなって思春期にはいると、いやらしいことばかり考えるようになって、女が欲しくなりますね!」

 

  ――――――いや、今日はそういう話ではなくて・・

 

  K俣「今いいところなんだよ!黙れ! ああああ、そうそう、結婚したら赤ちゃんが欲しくなりますね!で、子供が大きくなったらマイホームが欲しくなりますね!! 自動車も家電もあれもこれも欲しくなりますね!ご飯が欲しくなりますね!お酒も欲しくなりますね!」

(と瞳孔がひらっきっぱなしになり、口から泡がとめどなくあふれ出している)

K俣「この対談のギャラいくらなの!!お金が欲しくなりますね!」

  ――――――いや、そういう話は結構ですので、大丈夫ですか???どうかグルメレポートの・・・

 

  K俣「そんなこと言ってたら、あなたが欲しくなりますね!」

 

  と、いつものハーフパンツを脱ぎだしたので、私は無性にご飯あ欲しくなった。 (ワケガワカリマセン)                                

【ウザいTwitter】 胡散臭いアカウントを調査しました!

勝手にフォロワーにされている

 

ここ最近、Twitterが乗っ取られたようで、知らない人を勝手にフォローしたり、勝手にリツィートしたことになっている。

今は改善済みだが、その勝手にフォロワーにしてくる奴らは、全部が胡散臭いアカウントばかりである。

調べたところ私の場合の原因は、Twitterには様々な外部のアプリと称するものがあり、それを知らず知らずにクリック(動画を見ると認証したことになったりもするらしい)したことで、そのツールとアプリ連携と言うのがされて、そのアプリが私をフォロワーにする権限を持っていた場合に勝手にどんどんフォローさせられちゃってたらしい。  

 

このあたり私は全く詳しくないのでkiwamiさんという方が運営しておられる「Twitterの極み」という以下サイトで分かりやすく紹介されていたので引用させていただきます。  

http://twitter-kiwami.com/katteni-genin-982    

調査開始

 

さて、私はこういった胡散臭いアカウントをそのまま放置していたのだが

 

「この者たちを見過ごしてはならん!」

 

「こいつらの傾向と目的を調査せんばならん!」

 

と誰にも頼まれていないのに決意した私は、さっそく自分が強制的にフォロワーにされている者たちをくまなく調査。

 

結果は以下の流派に分けられた。  

 

サクセス派

 

名前が、〇〇@代表取締役 とかだったりする。

 

サラリーマン時代から実践、勉強をして起業。

 

起業して一番大変だったのは、毎日の運営より、最初の決断だった。  

 

などという一文から始まる、ああ、そうですか というよりほかがない一派。  

最終的には 「稼げる方法教えます」 的な話に持ち込まれていく模様。

金を払った途端に音信不通に陥り

「稼ぎたければ俺と同じことをやれ」

と言い残して消えてなくなるってところであろう。  

 

ダイエット派 

 

ビキニの写真などで男女(特に男)を挑発。  

このサプリのむだけで体重激減!

一か月でマイナス7キロ!

これで海を思いっきり楽しめる♪  

などと浮かれたふりの、非常にわかりやすいステマ一派。

飲むだけで一か月7キロも痩せるなんて、そんなもん毒だろう。   

ハニートラップ派

美人局派

 

地下アイドルようなものの顔写真をアイコンにしている。

というか本物の地下アイドルなのかもしれない。

何かと

「彼氏がほしい」

「退屈だ」

などとつぶやく有閑女子高生を演じて美人局的な話に持ち込もうとしている一派。

まあ、見方を変えれば、猛り狂った若造達に高い勉強をさせている教育者ともいえる。

いえないか。

 

ホスト派

         

これらが一番質が悪く、  

〇〇@伝説のホスト

〇〇@炎上ホスト

〇〇@キャス主ホスト  

などホストにもいろいろあるんだねえと言わざるを得ない名前であり男の俺をフォローして何がしたいのか、 また女性はこういうのにひっかかるのか甚だ不明な一派。  

しかもつぶやく内容がわざわざアンケート機能を使って    

俺のファンってどのくらいの年齢層なの?

①18~20

②21~23

③23以上    

 

とかだったり、    

 

瞬間接着剤で、君の手と私の手をくっつけたい。 握りあった形でね    

 

などとつぶやく。

首の骨、へし折ったろか!と思う。

 

 でも、よくみると、そのホストをこよなく愛すると言い切る女性などがいたり、人手不足で人材募集をしていたりで、それはそれでいいのかもしれない、と思ったができれば私のしらないところでやってていただきたく、私を勝手にフォロワーにしないでほしい。  

調査終了

 

以上の調査を終えた私は、思い切ってホストになろうと思ったのである。

(思ってません)        

【間違いを素直に認めない人】 アホな刃傷沙汰にご用心!

間違いを認めない人がいる。

 

中学生のころ、その頃の友人に

 

「ジンジャーエールのジンジャーってのはショウガのことらしいよ」

 

というと

 

「ショウガはジンジャーじゃなくてガーリック!」

 

と強く否定してきたので

 

「いや、ガーリックはニンニクだろう」

 

と言うと

 

「だったら寿司屋のガリはニンニクだっていうのか!寿司屋のガリはショウガだろーが!」

 

「寿司屋で英語を使うか!」

 

  と言うくだらない言い争いに陥ったことがある。

 

間違いを認めないとえらいことになる

 

 二十歳の頃、ピザ屋のバイト先の休憩所で雑談をしていたとき、仲間のひとりが  

 

「なんでも包丁を用いた戦いのときなんかは水で濡らした新聞紙を腹に入れておくと包丁から体を守ってくれるらしいね」

 

と言い出した。

 

「新聞ねえ。分厚い雑誌とかならきいたことあるけどね」

 

と答えると

 

「いや、新聞紙の場合はたったの一枚でいいらしい」

 

と言うので

 

「濡らした新聞紙一枚を腹に巻いておけばいいって?そんな訳ないだろーが」

 

と否定したら

 

「いや、俺は本で読んだから間違いない!」

 

「読み間違いってこともあるし、仮に書いてあったとしても本に書いてあれば全て正しいのか?」

 

「信頼できる本だから間違いない!」

 

  と頑なに言い張るので

 

「だったらお前、腹に濡らした新聞紙一枚巻いて、俺が包丁で刺してみるか?」

 

「のぞむところだ!」

 

と言って、そいつが一枚の濡らした新聞紙を腹に巻いた。

 

私はピザ屋の包丁をもって彼のへそのあたりに切っ先を当てる。

 

その状態でしばらく対峙する。

あなたは、こういう機会ないと思うんだが、刺される方も怖いだろうが、刺す方も怖気づくもので、脂汗が出てくる。

 

 

対峙する二人

 

「いいんだな?」

 

「・・・構わん」

 

  と、あくまで言い張るので

 

「いくぞ!」

 

とほんの0コンマ数ミリ程度、ちょっとだけ腕を前に出すとそいつが  

 

「イテッ」  

 

と言ったのでそれでお仕舞になった。                                

人間型の流木オブジェ ギョッとするけどグッとくる

突然オブジェ

 

ここひと月ほど毎日ジョギングしているのだが、いつものコースに流木と思しき素材で作られた人間型のオブジェを発見。

  近視のためもあるが、遠目にみると人間に見えて近づくと異様というか不気味というか芸術的というか、感動的ともいえるものでいろんか気持ちでギョッとした。

  まずは撮影してきたので画像を見ていただきたい。

       

岩崎永人氏のアート作品

 

「流木 人間型 オブジェ」  

でググったところ、これらの作品は、1953年生まれ山梨県出身のアーティスト、岩崎永人さんの作品とのこと。

 

  流木は切ったり削ったりの加工は一切なしだという。

  撮影したのは6/2だったのだが、ものすごい強風で、何体か倒れているものがあった。

  あまりに人間なので、単純に“行き倒れ感”がはなはだしく、  抱き起こそうとしたが重すぎてビクともしなかった。  

 

 

 

ちなみにここは、タモさんがブラタモリで撮影に来たり、NGT48がPVの撮影でつかってるあの広場みたいなところです。  

それでも場所がわからない人は、あのほら、WHAT’S NIIGATAのモニュメントのあるとこ。  

って、言っても新潟市民のほうが俺よりメジャーどころの新潟の名物スポットを知らなかったりするんだよなあ。  

まあ、近隣で興味のあるお方は行ってみてはいかがでしょうか?          

【バイクの盗難被害】購入後二週間でパクられた話 ②

バイク屋のおじさんに

 

バイク屋に電話をかけ、

「すいません、後付けなんですが、今から購入のときに断った盗難保険に入るって訳にはいかないでしょうか?」

と言ってみたが、当たり前だができぬという。

 

「ただ、そういうのって近くの公園かなんかに隠しておいて、夜中にとりにくるってパターンが多いから」

「今から探してみな!!」

 

と言われ探しまわったが見つからない。

 

  「このスティードってやつはね、タイヤが太いんだよぉ」

  という納車の時のおじさんの声が頭の中でリフレインしている。

 

この頃、心無いやつから

  「今頃、海外で鉄クズになってるな」

  などと言われることが多々あったので、そいつらには徹底的に無視をし、最終的に縁を切った。

 

もうその日からは、連日連夜、暇さえあれば自転車で近所を探し回り

“盗んだバイクで走り出す”などと歌った歌手を呪ておった。

 

この頃はいつも

 

「このスティードってやつはね、タイヤが太いんだよぉ」

 

というおじさんの声が頭の中でリフレインしていた。

 

一か月ほどしたある日

 

いつものようにバイクを探しに出かけたが見つからず  

 

「今日も成果なしか・・・」

 

と思った23時ころ、大きな工事現場があり、そこを見てから本日の探索は終了にしようと、自転車でその工事現場へ入って行き、トタン板の上を通り過ぎようとすると

 

ドンガラガッシャーン!

 

と言う音と共に、突然天地が逆転。

目の前には夜空が広がっている。

 

どうやら大きな穴にトタン板が被せてあったところを、私が自転車で通過しようとして自転車ごと仰向けに落とし穴に落ちた形となっていたのである。

 

逆さまになった自転車の車輪がカラカラと音を立てて回っている。

起き上がる気力もなく、半泣きで春の終わりの澄み切った夜空を見上げたら、

 

「このスティードってやつはね、タイヤが太いんだよぉ」  

 

のおじさんの声が聞こえた。

 

(その後、バイクは見つからず、悔しさのあまり、三年間のローンを一度の延滞もなく完済したのである)

【バイクの盗難被害】購入後二週間でパクられた話 ①

春の上京

 

二十歳のころ、5月に上京したのだが、その前に地元の大きな製紙工場で三交代勤務で1年半働いて、定期預金を組んで毎月貯金したのと ボーナスやらなんやかんやで100万円が貯まっていたので懐が温かく、毎日働きもせず一緒に上京してきた友人達と 毎日のようにバカ話ばかりして暮らしていたが、二か月もすると貯金も寂しくなってきたこともあり、流石に焦りだし、 たまたま近所でオープンすることになった宅配ピザ屋でバイトをすることにした。

 

バイト先にはこれまで憧れていた若手の女がわんさかおったが、若手の男もわんさかおり、中でも親元で暮らす大学生連中が自動車を持っており、女たちを連日デートに誘っておる。

「このままではいかん!」

「しかし車は買えん!」

なんとかせねばとバイクを買うかと、中型免許をとり、三年ローンで400CCの当時人気のスティードというアメリカンスタイルのバイクを購入した。  

納車の日は嬉しい

 

しばらくして納車の日。

バイク屋のおじさんが、運んできたトラックからバイクを下ろし我がアパートの駐輪スペースへ置いた。

もう、うれしくてうれしくて仕方がなく、何気なくおじさんに対して

「後輪のタイヤが太いんですね」

というと、おじさんは

「このスティードってやつはね、タイヤが太いんだよぉ」

と言った。

   

その日からは、バイクに乗ってバイト通い。

女の子を誘ってツーリングなどに出かけておった。

そんな、納車から二週間がたったある日、バイトが自分だけ早く終わり、他の仲間が夜遅くまでの勤務だったので、 自分は一旦家に帰り、また夜に合流する約束をして別れた。

アパートの前にバイクを停めて、夜まで一旦眠り、時間になったので準備をして駐輪スペースへいくとバイクがない。

「あら、バイト先にバイクを置いて、歩いて帰ってきたんだっけ?」

と思ってバイト先に確認の電話をしたが、俺はバイクで帰ったという。

 

突然のアクシデントには脳がフリーズする

 

頭の中が真っ白になるとはこのことをいうんだな というくらい頭の中が真っ白。

そこへ隣に住む大家さんの娘さんが

 

「あれ?やっぱりバイクとられたの?」

 

「さっき高校生みたいな二人組がバイク押していってたから変だと思ったのよ」

 

何をのんきなことをいってやがる!!!

そんな所を見たんなら早く俺に言わんかい!!!

と腹が立ったが、そんなこと言っても始まらないので先ずは慌ててバイク屋に電話した。  

(つづく)

【たんけんぼくのまちのチョーさん】 懐かしの教育テレビDVD チョーさんは今?!

ゆがんだ相撲観戦

 

昔から大相撲中継が好きである。

とはいえ相撲自体が好きなわけではなく、相撲中継を小さな音で聞きながら昼寝をするのが好きなのである。

大昔は金魚売りの売り声や、風鈴の音などが絶好の昼の睡眠導入ものとして有ったのだが、さまざまな問題から、それらが姿を消してしまった現代に於いて、私にとっては相撲中継が金魚売りの売り声、風鈴の音の代わりになっているのである。

 

自分から攻めに行く姿勢

 

しかし、相撲中継は年に六場所しかやっておらず、そのタイミングで昼寝のチャンスがあることは少ない。  

たまたまのチャンスに巡り合うのをまっているわけにはいかず、そんなことでは私の昼寝ライフを満足させることはできないので、何年か前からDVDなどでなるべく睡眠を誘発させるものをあちこちから探してきてはレンタルしたりするようになった。  

これを睡眠導入系と名付けて収集することを私の数少ない趣味としている。  

 

図書館は睡眠導入系DVDの宝庫

 

最近の図書館には本に限らず視聴覚系の資料も豊富にある。

その視聴覚資料はもう、睡眠導入系の資料がわんさかある。

濡れ手に粟とは、こういうことかと思ってしまうほど。

 最近の私的ヒット作は

  “公式長編記録映画 日本万国博”

“たんけんぼくのまち”  

前者は淡々モノと名付けているもので、ハラハラドキドキは一切なくただただ淡々と静かに映像がながれていくもの。  

後者は言わずと知れた教育テレビ(現Eテレ)モノ。  

 

おぼえていますか?たんけんぼくのまち

 

資料によると、たんけんぼくのまちは、1984年から1992年まで放映されていた社会科の教育番組。  

 

   

 

主人公のチョーさんが、毎回、テーマに沿って町を散策し、最後にそれを絵地図にまとめてレポートするという番組。

これをいい大人になった今みると  

「ああ観てたなあ」

「学校を病欠したときとかこれ見て癒されてたんだよなあ」

とかで、我々世代には懐かしさで涙の出る代物で今更ドハマりし、昼寝に限らず、夜、晩酌をしながら見て

 

「チョーさん。。。」

 

と実際に涙を流したりし、かなりヤバイ人になっている。  

 

チョーさん=ながしまゆういち

 

そしてさらにDVDを見ながら  

 

「それにしても、チョーさんは今頃なにをしているのやら」

 

「チョーさんは、ながしまゆういちって名前だったんだなあ」

 

「一発屋・・・」

 

「嗚呼、ながしまゆういちの人生・・・」

 

などと自分のことを棚に上げてチョーさんを不憫に思っていたが、なんとググってみたらチョーさんは今も大活躍!  

 

   

やはりEテレの“いないいないばぁ”という番組のわんわんの着ぐるみの中に入り、スーツアクター兼、声優としても出演。

今は芸名を“チョー”に改め またアニメONE PIECEはじめ数々の作品に出演されていることが分かり、ホッと一安心するのであった。

 

(自分の人生心配しろ)