【修学旅行の夜あるある】もう寝た?について考える。

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修学旅行の夜風景

修学旅行の夜、ひとしきり大富豪や枕投げが終わり、布団の配置でひと悶着あったあと(角が人気である)、布団に入って寝にかかる。

消灯時間を過ぎおしゃべりしていると、見回りの先生がやってきて

「おい、そろそろ寝ろよ」

的なことを言って次の部屋へ移っていく。

この時、この教師は何を考えているかというと、自分の修学旅行の頃を思い出しているのである。

※画像はドリフの修学旅行

二巡目の先生は怒りがち

二巡目の先生が来たときに、まだ喋ってたりすると先生がちょっと本気で怒る。

先生もややキレたし、疲れたし、明日もあるし、寝るか、と思い一応は寝に入る。

一応、寝に入ろうとし、寝かかり、今にも眠りにおちそうになるところへ

 

 

 

 

 

 

「寝た?」

と言い出すヤツがいる。

必ずいる。

間違いなくいる。

日本全国老若男女、全員一致で間違いなくいると答えるほどにいる。

でそいつの

「寝た?」

に対して、一部の宵っ張りなヤツが

「寝てない」

と答えて再び数人で目をつむったままのおしゃべりが始まる。

おしゃべりの内容は、好きな異性のことである。

「誰が好きか答えろ」

などと必ず言い出すヤツがいる。

必ずいる。
間違いなくいる。
日本全国老若男女、全員一致で間違いなくいると答えるほどにいる。

で聞かれたヤツは、

「う~ん」

と考え、

「みんな好き!」

などと答える。

ダサイ。

ダサいがいる。

必ずいる。
間違いなくいる。
日本全国老若男女、全員一致で間違いなくいると答えるほどにいる。

恋の話で盛り上がる

で、

「実は安藤さんに手紙を渡したが、ゴミ箱に捨てられていた」

などという会話になり、ケケケと笑いあう。

実を言うとこの段階で部屋で寝ているヤツは一人もおらず、会話に参加していなくても、異性の話が気になって寝たふりをして、聞き耳をたて

『俺、安藤さんい手紙渡さなくてよかった~』

 

などと胸をなでおろしたりしている。

※画像は修学旅行の夜の筆者。筆者以外は全員犯罪者になった訳ではありません。

ド深夜になる

そうこうしていると実は何時間も経っており、本当に眠くなってくる。
見回りの先生も寝たらしく、もう巡回に来ない。

もう眠たくて眠たくて仕方がない。

会話も途切れ途切れになって来たし、このまま寝よう、

もう、

寝よう

 

 

思っている

 

 

と…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「寝た?」

と再びさっきのヤツが出てくる。

必ず出てくる。
間違いなく出てくる。
日本全国老若男女、全員一致で間違いなくいると答えるほど出てくる。

この、「寝た?」野郎は前日の寝不足から翌日バスの中で爆睡し、鼻にかっぱえびせんを突っ込まれた写真などを撮られることになるのでサッサとねりゃあいいのに寝ないのである。

寝入りばなを起こされた方は、

『眠みーのにチクショー!』

などと思っているところへ再びさっきの一部の宵っ張りなヤツが

「寝てない」

と答え、数人で目をつむったままのおしゃべりが再開されるのである。

すでに夜明けが近い

もういい加減会話もなくなり、さっきの「寝た?」の野郎がひとりでポツリポツリと

「でさ」

とか

「安藤さんが」

などと通算5回目のラブレターをゴミ箱に捨てられていた話を未練たらしくするもやがて誰も反応しなくなる。

しかしそいつは、数分おきに

「寝た?」

「寝た?」

を繰り返す。

ついには不安そうな声になり

「寝た?」

「ねえ」

「寝た?」

と繰り返すようになるが、今回ばかりは誰も反応しない。
そいつ以外全員寝ているからである。

この様に修学旅行の夜に

「寝た?」

と言い続けるヤツは最終的に黙殺され、最後にようやく眠るのである。

なんで、そいつの最終的に寝入るところが私にわかるかと言うと、実は私がその、「寝た?」の野郎だったからである。

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つりばんど 岡村

「健やかなるときも、病めるときもアホなことだけを書くことを誓いますか?」 はい、誓います。 1974年生まれ。愛知県出身、紆余曲折の末、新潟県在住。 詳細プロフィールはこちら

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