【島田洋七著】死にたくなったらこれを読め!について考える

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島田洋七ご存知ですか?

 

 

島田洋七、1950年生まれの漫才師。

 

漫才にパンクの要素を持ち込んで、1980年代初頭の漫才ブームの原動力になった男。

 

広島県出身。

 

ウソつきの代名詞のような男である。

 

「原爆ドームでは昔、大きな鳥かごだった」

 

などと、明らかにわかるウソから、感動的な美談まで、平気で作り話をし、真顔でウソをつく。

 

漫才ブームなんていってもわからぬ人が多いだろうが、〝がばいばあちゃん〟の著者としてベストセラーを連発していたのでご存知の方も多いだろう。

島田紳助の兄弟子。ビートたけしの親友。

 

仲間から

「がないばあちゃんは、金儲けのためだけに感動する本をでっちあげて書いた!」

 

「そもそもがばいばあちゃん自体、存在していなかった!」

 

などと言われるほどのウソつき、ホラふき。

〝オカッパのデブ〟などと揶揄されることもしばしば。

 

吉本興業から紆余曲折の末、数年前にオスカープロモーションに所属。

 

所属年数的には後輩にあたるとして、剛力彩芽を

 

「剛力の姐さんと呼んでいる」

 

などと、ここでもウソをつくのである。

 

 

死にたくなったらこれを読め!

 

さて、そんな島田洋七の著書、「死にたくなったらこれを読め!」である。

 

島田洋七が昨今の自殺者数が年間三万人以上いることに胸を痛めて書いたエッセイ集。

 

自殺をやめて元気に生きろと訴える内容にもかかわらず、表紙が、洋七が死んで天に昇っていって行っているようなイラストであるので注意したい。

 

その上、著者がほら吹き野郎でお馴染みの島田の洋七である。

 

また、どーせウソばっかり書いて、適当なことを言ってんだろうと思って冗談半分で読んでみる。

 

電車に乗っていて、人身事故で電車が遅延する旨のアナウンスを聞いた近くの若者が携帯電話で

 

「どっかのバカが飛び込みやがってよ!こっちの予定だ遅れちまうよ!」

 

と話しているのを聞いて頭に来たが、その若者以外にも、気の毒そうな顔をしている人は見当たらず

 

『こういう空気が自殺者が減らない原因のひとつかもしれない』

 

と思い書き上げたという意外にもマジな内容なのである。

 

 

見出しだけ抜粋すると

 

・見栄を捨てたら人生は好転する

 

・過去の自分にとらわれたらアカン

 

・あなたを待つ人たちの存在

 

・「運が悪い」は経験不足

 

・自分を隠さなければ幸せは降ってくる

 

・世間とは、わずか150人

 

・「生きたるわ!」という魔法の言葉

 

・夢はつくればいいだけ

 

などなど、意外にもホラをまじえずに、いや、混じっているのかもしれんが見破れないように書いてある。

 

 

島田洋七自身、漫才ブームで大成功したものの、ブーム終焉後に一気に仕事がなくなり落ち込んでいる時に自殺を考えたが、タイミングよく仲間が支えてくれて自殺せずに済んだ過去を持つとのこと。

 

なんとなく落ち込んでいるときに、これを読むと元気になりそうな気がする。

 

切羽詰まって、本気で死にたい人が、著者が島田洋七の本を手にするかどうか、甚だ疑問であるが。

 

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つりばんど 岡村

「健やかなるときも、病めるときもアホなことだけを書くことを誓いますか?」 はい、誓います。 1974年生まれ。愛知県出身、紆余曲折の末、新潟県在住。 詳細プロフィールはこちら

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