【島茂子&水谷千恵子&ピコ太郎】別キャラクター設定で売り出す有名人の在り方について考える。

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それまでとは別のキャラクター設定の有名人の悪いところ

途中から、それまでとは異なるキャラ設定、世界観設定で売り出す有名人がいる。

それは別にいい。

が、そのキャラクターの人気が出て、そのキャラクターが独り歩きし、そのキャラクターだけで番組一本押し通すケースがたまにある。

それも別にいい。

が、そのキャラクターに扮している際に、別の出演者から

「〇〇さん(本人)に似てますね」

などと聞かれた際、

「〇〇さんとは全く関係がないんですよ」

などと答えるのを見ると、恥ずかしくて目をそむけたくなる。

「もういいよ、そういうの」

と思えてくる。

城島茂演じる島茂子

TOKIOの城島茂演じる演歌歌手キャラいる。

美声で人気だそうであるし、それ自体全く問題はない。

が、このキャラクターの売り文句が

〝城島茂そっくり島茂子〟

というのがいかん。

その島茂子が、2018年6月、徹子の部屋にあくまで島茂子としてゲスト出演。

番組内では

「TOKIOの城島さんにそっくりでいらっしゃって」

「47歳ということで、年齢明かしちゃってごめんなさいね」

などといつになく徹子もあくまでも島茂子というキャラクターに付き合い、城島も城島で

「これまで地方周りをしてまして」

「大舞台で歌うことがなかったので」

と答えていたのもなかなかに寒かったが、

「よく城島さんに似てるって言われるんですよ」

との発言があり、

「城島~お前もか~」

と、見るに耐えんような思い。

たまらなく寒い。

もうこういうの本当にいい。

島茂子1stシングル、「戯言」。

曲より前に、そもそもキャラ設定が戯言である。

友近演じる水谷千恵子

島茂子と同じ演歌歌手のキャラクターで、友近演じる水谷千恵子というのが有る。

友近の場合は城島ほど、そういうのもういいわ感は無い。

なぜなら友近は、きちんとした〝大物演歌歌手あるある〟を、キャラクターに乗せてデフォルメして演じることが徹底されており、一人コントが成立し、他の演歌歌手との共演などした場合も、演歌界特有のなれ合いや、けん制しあう感じなどがよく表れていて面白いからである。

だがしかし、

「友近さんとは友達の水谷千恵子です」

などと言うのを見ると、突然寒くなり、島茂子同様

「だからもうそういうのいらねえんだよ!」

とやっぱりムカついてしまうのである。

「〇〇さんに似てますね?」と聞く側が悪い!

でも、これは城島、友近の問題ではなく、

「その設定ちょっとイジってやろう」

とか

「イジるのがお約束でしょ」

というバカタレント、及び、バカ作家なり、バカディレクターなりが

「城島さんに似てますね」

「友近さんに似てますね」

などと言い、演じ手としては仕方なく

「ああ、よく似ているって言われます」

「友達です」

と答えているにすぎぬと思われる所もあるので、そんなに演じ手本人を責めてはいけないのかもしれない。

などと書いたが実際は本人はそこまで考えておらず、

「〇〇さんに似ているんです」含め、そのキャラのネタとしているんだろうと思うけどね。

悪質なピコ太郎


で、問題はピコ太郎である。

ピコ太郎は、古坂大魔王が演じているが、設定上では

〝古坂大魔王がプロデュースするピコ太郎〟

であり、

〝古坂大魔王とピコ太郎はあくまで別人〟

だそうで、もうこの段階でうすら寒い感じがビンビンと伝わってくるのだが、ピコ太郎はテレビに出るたびに、他の出演者から別になにも聞かれていないのに

「私のプロデューサーの古坂大魔王さんは」

とか

「それはちょっと、私のプロデューサーの古坂大魔王さんに聞かないと」

などと息巻き、

「私の奥さんは78歳でバツ3、古坂大魔王さんの奥さんとは別人です」

と、トーク番組で明石家さんまに対して平気で吐き捨て、さんまも苦笑い。

あの時のさんまの苦労が偲ばれる。

だいたい、キャラを演じている本人の名前がそもそも〝古坂大魔王〟などというキャラクターじみた名前でぜんぜん頭に入ってこねえんだよ!

まとめ

そういうノリ、マジでもういい。

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つりばんど 岡村

「健やかなるときも、病めるときもアホなことだけを書くことを誓いますか?」 はい、誓います。 1974年生まれ。愛知県出身、紆余曲折の末、新潟県在住。 詳細プロフィールはこちら

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