もくじ
ストロングゼロが流行っている
缶酎ハイのストロングゼロが20~30代を中心に大流行しているという。
ストロングゼロとは、サントリーから発売されているアルコール度数9%と、ストロングというだけあって他の缶酎ハイよりも強く、ゼロというだけあって糖質が0という、ストロングゼロだそうである。
この商品は割と昔からあって私もなんどか飲んだことが有る。
これ、飲めばわかるが、かなり酔いが回る。
し、なんか嫌な酔い方をする。世の中が憎くなるような変な気分である。
で、なんか口の中も甘ったるくてまずい。
ブームの原因は安さと強さ
いつからブームになったのかはわからんが、ビールよりも安く、強く、糖質ゼロで、コンビニで手軽に買えるというあたりがきっかけであるという。
また、NHKの「ニュースウォッチ9」では商品名さえ出されないが、〝ストロング系缶酎ハイ〟の危険性の特集が組まれたらしい。
その中で、500mlの”ストロング系缶酎ハイ”に含まれるアルコールの量は、テキーラのショット3.75杯分に相当し、”ストロング系缶酎ハイ”を飲み続けることでアルコール依存症と診断された人もいるとのこと。
将来に不安を抱く若者が現実を忘れたいが、金も無いのでストロングゼロを飲んで憂さ晴らししているらしい。
って、また飲んでどよ~んとなって、憂さ晴らしに飲んでという悪循環である。
若者よ!
と、ここまで調べた私は無性に腹が立ってきたのである。
「将来に不安で現実逃避するな!」
「前向きに生き、日々の努力を怠るな!」
「若者よ!」
などと、腹が立ったのではない。
金が無い癖にストロングゼロなどという私に言わせれば高価な、大名じみた豪勢な酒なんぞを飲んでいることに腹が立ったのである。
我が青春の酒といえば…
私なんぞは20~30代のころは酒と言えばもっぱら焼酎。
銘柄不明。ノーブランド。
もちろんペットボトル入り。
しかし、大五郎とかビッグマンなどという有名なものでなく、銘柄さえもついていない、ラベルに大きく〝焼酎〟とだけ書いてある焼酎。
もちろん甲類。ケミストリーな焼酎である。
4リットルで税込み1800円くらい。
500mlに換算すると225円。
一方、ストロングゼロは500mlで約190円。
値段としては、我が青春の安焼酎のほうがやや高いが、忘れてならないアルコール度数。
ストロングが9%に対して、安焼酎は25%。
ほとんど三倍。
焼酎、圧勝である。
これを西日が直撃する台所におきっぱにしていたので、真夏にはあっつあつの焼酎になる。
で、仕事から帰ってくると、ネクタイを外す前から
「早く酔っぱらっちまいたい」
の思いでそれを割って飲むなどの知恵も無く、慌ててコップに注いで一気に飲む。
喉が驚いて咳が出て、鼻から熱々焼酎が飛び出す。
喉から鼻にかけて安焼酎の悪い臭いが充満する。
この状態に陥ると本当に頭の中が真っ白になり、思考も身体も一時停止する。
こんな風にして毎晩飲んでいたので私もアル中であった。
今から思えば何やってたんだと思う。
若者へのアドバイス
まあ、最近でも似たり寄ったりの焼酎(なるべく乙種だが)を飲んでいるのだが、必ず割って飲む。
ストロングゼロ飲んでアル中になっている若者は、高いストロング系缶酎ハイをやめて、一升で1000円くらいの本格焼酎を炭酸水で割って飲めば、安くすむし、嫌な酔い方もしないし、依存症から脱出できるのでお試しくださーい!
つりばんど 岡村
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