もくじ
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もし、あなたが複数人で野球チームを結成したとする。
で、誰がどのポジションを守るか決めていくことになるのだが、細身のヤツはピッチャーになるが、デブは必ずキャッチャーにされる。
つづいて、あなたがバンドを結成したとする。
で、誰がどの楽器を担当することになるか決めていくことになるが、細身はヤツがギターになるが、デブは必ずドラムにされる。
同じように、あなたが戦隊ヒーロー物を結成したとする。
で、誰がどの色で地球を守るかを決めていくことになるのだが、細身のヤツはレッドないしはブルーになるが、デブは必ずイエローにされるのである。
これが世に言う三大デブの宿命である。
なぜ、デブはキャッチャーであり、ドラムであり、イエローなのか?
それぞれの理由を見ていこう。
そもそもデブがキャッチャーデブにされやすいのはなぜ?
これはそもそもマンガの影響である。
ドカベン、タッチなど数々の野球マンガでキャッチャーはデブが勤めることになる。
で、その影響を受けた小学生は、野球チームを結成する際、まずデブがいるかどうかを確認し、デブが居た場合には
「ドカベンはデブだからキャッチャー」
「お前も走るのがイヤなんだろう?」
「だったら座ってろ!」
などのキャッチャーというポジションに対する偏見まみれの発想を用いてデブをキャッチャーに任命してしまうのである。
で、そこから実際にキャッチャーのセンスを見出され、香川、デーブ大久保など、プロ野球でもデブのキャッチャーが多く誕生し、デブ=キャッチャーの連鎖は作られていくのである。
そもそも、デブがドラムにされやすいのはなぜ?
実際のバンドではドラマーはだいたい細身である。
デブのドラマーはLUNA SEAの真矢くらいであり、他にはあまりいない。
にも関わらずなんだか昔からドラムといえばデブが任命されるのはなぜか?
『マンガの影響か?』
と思って調べてみるが、そんなものは無かった。
ドラムは運動量が多く、真面目に取り組めば取り組むほど痩せていくものなのである。
だからといってLUNA SEAの真矢がまじめに取り組んでいないという訳ではないが。
だいたい、ドラム=デブという発想は、楽器とかバンドをやったことの無い人の意見である。
やったことのない人が、バンドのメンバーをみて、見た目だけでそれぞれの楽器を想像した場合に、メンバーの中にいるデブを見て
「この人がドラムだね」
などと適当に思うのである。
※正解は、ピアノであり、ドラムではありません。
古くは、横浜銀蝿の嵐とか、世良公則とツイストのドラムが、ふとがね金田という名実ともにデブの人が勤めていた影響かもしれない。
そもそも、デブがイエローにされやすいのはなぜ?
これはもう戦隊ヒーロー物の開祖、ゴレンジャーの黄レンジャーのイメージでしかない。
その後のイエローはデブどころか可愛い女性だったりするにも関わらず、未だ根強く
「任せんしゃい」
の黄レンジャーがデブであった印象が強く、昨今の小学生にも受け継がれている点が不思議である。
まとめ
諸説あるとは思いますが、私が思うには、三大デブの宿命の根本的な理由とは、野球チームにおけるキャッチャーはまとめ役であり、バンドにおけるドラムスはバンドの中心であり、戦隊モノにおけるキレンジャーはムードメーカーであり、つまりはみんなにある種の安心感を与える存在であるため、体の大きい包容力をイメージさせる肥満体の方が選出されるではないでしょうか。
つりばんど 岡村
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